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2016/11/10

40歳からの「認知症予防」入門

40歳からの「認知症予防」入門


 40歳からの「認知症予防」入門
 リスクを最小限に抑える考え方と実践法
 伊古田敏夫
 ブルーバックス B-1988
 講談社 2016年10月20日第1刷発行

 この本は、編集者の要望で、予防を中心に据えていると。
 著者の高速道路でのあわや事故との体験も影響しているのですね。

 で、認知症患者の増加は、危険なペースであるとの認識から。
 抜本的に認知症を減らす、予防策を働き盛りの世代に知ってほしいと。

 長寿・高齢化の中で、認知症の増加は止められない。
 そのように思っていた著者は、英国の認知症減少にショックを受けたと。

 英国では、減塩政策などの実施が効果をあげていると言います。
 この本で一番「へー」は、糖尿より高血圧が怖い、という話。

 その際のポイントは、脳卒中を減らせば、認知症を減らせると。
 うつ病も、認知症に影響しているそうですが。

 つまり、脳卒中とうつ病対策で、認知症を減らせる。
 これが、著者の大きなメッセージのようです。

 塩分制限が、脳梗塞を防ぎ、認知症を減少させるのだと。
 そうか、ウチは以前から減塩醤油使ってますが、それはよかったのですね。

 脳卒中は早期症状として、言葉をうまく話せないというのがあると。
 他にも症状はあるけれど、物忘れは慢性期の症状なのだとか。

 そして、認知症は、60歳代後半で急増するのだと。
 認知症有病率が、一気に15倍増となっているのですね。

 著者は「魔の年代」と呼んでいます。
 確かに、0.189→2.9は凄すぎます。

 また、うつ病患者は、認知症リスクはない人の3倍高いと。
 抑うつ症状であっても、2倍から2.5倍高くなっていると。

 抑うつ症状は、認知症の症状の1つでもあるとまで。
 で、睡眠不足が、認知症に繋がるのだと。

 眠らないと。アルツハイマーの原因物質アミロイドβが蓄積しやすいと。
 では、この蓄積物質を消すにはどうすべきか。

 眠らなかった期間の3、4倍の期間しっかり眠れば良いのだと。
 しかし、慢性的な睡眠不足の人は、通常、無理な話ですね。

 うーん、極度の長時間労働が、実は認知症を増やしている。
 そんな可能性すら、ありそうな気がしますね。

 あと、ビタミンB12不足が、認知症の原因になるのだという話。
 このB12は、野菜の含有量が少なく、菜食者はなり易いのだと。

 勉強になりました。
 働く皆さんに、是非お勧めです。

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