カテゴリー「中小企業」の10件の記事

事業承継でハッピーリタイアする方法 泉正人

事業承継でハッピーリタイアする方法 泉正人
ダイヤモンド社

 正直、著者の考え方には素直に共感できない部分もあるが。
(「父は単に、仕事をする以外の生活を知らないだけなのだ、と。」P65)

 しかし、士業事務所の経営者の事業承継について当事者が語ったという意味では、あまり類書のない本。

 この著者の父親は、国際弁理士として事務所を20年間経営してきた。
 息子の3年がかりの説得で昨年ようやくリタイア。
 結果的には、別の事務所に譲渡する形をとったようだ。

 多分、みんなどきっとするのは下記か。

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 現に、僕が一度仕事をしたことのある70代の税理士の方は、考えられないような数字の間違いをしたり、書類の提出期限を忘れてしまったりしていました。
 もちろん皆が皆そうとは言いません。
 その税理士の方も、その年齢まで仕事を続けてこられたからには、素晴らしい能力を持った方でしょうし、もともとそんなミスばかりだったわけではないでしょう。ミスしたくてしているわじゃない。言ってしまえば、年齢のせいでしょう。

 (略)

 けれど本当に必要なのは、自分が歳をとったこと、能力が落ちているという事実に正面から向き合って、何か問題が起きる前に対策を講じることです。
(同書P18~19)

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モラトリアム法案最終案 住宅ローンも対象に 銀行丸投げに不安も

 結局、「中小企業金融円滑化法案」なんだとか。

 ほぼ予想どおりの結末だが、これから零細金融機関は悩むだろうな。

【1】「おお!不良債権から外して貰えるんじゃん!よし、いけ!少々、検査でギャーギャー言われたって、もうウチはそんなこと言ってる場合じゃねーぞ!」……瀕死の金融機関のイケイケ路線

 こっちだと、まさにモラルハザードの典型が起きる。

【2】「金融検査でまたグチグチ言われるんだろ?止めとこうぜ。無理する必要ないよ、どうせ努力義務。下手に動いてもどうせバカ見るのは我々自身。国は煽るだけだ。」……体力温存の金融機関の日和見路線

 こっちだと、政策が無意味なだけになる。

 ま、どっちに転んでも、日本国民には素晴らしい未来が待ってる。

 本当に素晴らしいなぁ。
 アリガトウ(リンデン風)。

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モラトリアム法案最終案 住宅ローンも対象に 銀行丸投げに不安も
2009.10.20 21:56

 (略)

 金融機関がこうした要請になるべく応じるよう求めた「努力規定」の内容とした。ただ、金融機関に判断を「丸投げ」した格好で、実際に貸し渋り・貸しはがし防止に効果があるかどうか疑問視する声もある。
 これまで「貸し渋り・貸しはがし対策法案」としていたものを「中小企業金融円滑化法案」とした。金融機関に強制的に返済を猶予させるといった当初のイメージは薄れた。平成23年3月までの時限立法で、当初3年とされた返済猶予期間は特に定めない。

 (略)

 条件変更は元本・金利とも対象で、融資に政府保証をつける信用保証制度も拡充する方向。金融検査マニュアルや監督指針を改訂し、不良債権基準を緩和するなど金融機関が申請に応じやすい環境も整える。金融機関は実施状況を当局に報告、虚偽報告は罰則規定を設ける。26日に召集される臨時国会で法案を提出、年内施行を目指す。

 (略)

 ただ運用は金融機関にまかされた格好だ。
 全国商工会連合会が全国の小規模企業、約700社に行った返済猶予制度に関するアンケートでは、8割以上が導入を期待する結果が出た。一方で「新規融資が受けられなくなる」など不安の声も出た。
 政府保証は、損失が出れば国民の税金で穴埋めする。シティグループ証券の野崎浩成氏は「融資回収が困難な企業に条件変更を申請させ、税金に肩代わりさせるモラルハザードが心配」と話している。(藤沢志穂子)

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091020/fnc0910202158026-n1.htm

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返済猶予に事実上の政府保証…与党原案が判明

 任意返済制度ってのは、言われていた通り。

 だから、モラトリアムなんて法案の名称とかは中身を全く表していないと思えばいい。
 リスケ促進法案である。

 ただし、新契約で利息をオンさせるってのだから、実はそこが違う。

 更に、中小企業は、業績回復見込みがないと使えない。
 金融庁が融資内容を厳しくチェックするなら、金融機関が二の足を踏むことは容易に予想できる。
 また、仮にここをスルーしても、それで穴が出れば、国が負担する。

 ここまでして、果たして、本当にやった方がいい制度だと、皆さん思うのだろうか。

 私には、当事者となる中小企業にさえ、メリット皆無だと思えてきている。
 フツーにリスケやる方が100倍マシじゃん、と。

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返済猶予に事実上の政府保証…与党原案が判明

 (略)

 返済猶予の期間は最長3年とし、対象は元本に加えて金利も含める。猶予中に出た損失は信用保証制度などを活用して穴埋めし、事実上の政府保証を付ける。返済猶予の義務付けは見送り、借り手企業と金融機関の合意を前提とする一方、金融庁が金融機関の実施状況を公表する仕組みとし、活用を促す。

 (略)

 法案は「貸し渋り・貸しはがし対策法(仮称)」としてまとめる。制度利用の受け付けを1年間に限る時限立法とし、延長も可能とする。利用できるのは預金を取り扱う金融機関に限定する。返済猶予の強要は、憲法が保障する財産権を侵害する可能性があることから、義務付けを見送り、金融機関の判断で行う枠組みとする。制度の形骸(けいがい)化を避けるため、金融庁が金融機関の検査を通じて実施状況を点検し、返済猶予の件数や金額などを国会へ定期的に報告する。

 金融機関が取り損ねた利子など、猶予で生じる直接的な損失は、信用保証制度などで補填(ほてん)する。猶予した融資先を不良債権に分類しなくてもよいこととし、金融機関の財務が劣化しないよう配慮する。

 直接的な損失のほかにも、中小零細企業への融資拡大などで金融機関の経営悪化につながった場合には、改正金融機能強化法に基づき公的資金による資本注入を実施して支援する。

(2009年10月9日03時02分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091008-OYT1T01393.htm?from=top
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返済猶予法案 原案で大筋合意
10月8日 19時3分

 (略)

 それによりますと、返済猶予となるのは、金融機関や信用保証協会がそれぞれ審査を行って、将来、業績の回復が見込めると判断した中小企業と、失業や勤め先の倒産で収入が大幅に減り、住宅ローンの返済が困難になった個人を対象としています。また、元本だけでなく、希望者には金利の支払いについても、最長で3年間猶予を認めることとし、金利も猶予の対象になった企業には、これまでの融資を金利の支払額を加算した新たな融資に借り換えてもらう仕組みを導入するとしています。さらに、金融機関の経営への影響にも配慮して、返済猶予の期間中に企業が破たんした場合は、政府が信用保証協会を通じて損失を肩代わりする制度も設けますが、一方で、金融機関がどれくらい返済猶予に応じたかという件数や金額を、定期的に国会に報告することを義務づけるほか、金融庁も、金融機関への検査の際に、返済猶予を希望する企業に適切に対応したかを厳しく調べるとしています。

 (略)

http://www3.nhk.or.jp/news/k10015996071000.html#

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返済猶予法案、臨時国会提出へ…官房長官が方針示す

 ある人と話をしていると、「亀井発言の強硬さの裏には、小沢さんとの強力な信頼関係があるからでしょう」との読みが。なるほど。

 で、既に報道されているように、強制制度ではなく、任意制度として機能させることになるのだろう。

  「返済猶予法案」とか「モラトリアム法案」と言っているが、実際に出てくる時には、今の名称とは全く異なって、既に実務で生じているリスケ(リスケジュール)の促進制度が中心の法案になると予測する。

 つまり、蓋を開けたら「なんだ、ウチは助けて貰えないのか」ということが続出するのかと。
 ただ、真面目に、金融機関との協力的なリスケを行っていこうとしているところについては、喜べる内容になるかもしれない。

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返済猶予法案、臨時国会提出へ…官房長官が方針示す

 平野官房長官は7日午後の記者会見で、亀井金融相が打ち出した中小企業などを対象にした融資の返済猶予制度について、「法案として出してくれば臨時国会の提出法案になりうる可能性は大だ」と述べ、今月下旬にも開く臨時国会に法案を提出する方針を初めて示した。

 (略)

 法案の具体的な内容については、現在、金融庁の作業チームが検討を進めている。7日は三菱 東京UFJ銀行など大手銀行の実務担当者と、中小企業への融資状況や制度導入時の対応の課題などについて意見交換を行った。

 9日をめどに制度の骨格策定を目指す。
(2009年10月7日23時51分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091007-OYT1T01305.htm?from=main3
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 既に金融機関筋との手打ちは済んでいると読むべきなのだろう。

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「くめ納豆」が粉飾決算、民事再生にも影響

 多かれ少なかれ、法的整理の現場では粉飾があるというのは常識ではあるが。
 ただ、それでよいのかというのは別問題。
 個人的には注目しておきたい事件。

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「くめ納豆」が粉飾決算、民事再生にも影響
2009年9月25日(金)8時30分配信 読売新聞

 民事再生法の適用を申請した大手納豆メーカー「くめ・クオリティ・プロダクツ」(本社・常陸太田市)が、赤字決算を黒字と装うなどの粉飾決算を行っていたことが24日、分かった。

 粉飾は少なくとも過去数年にわたっていたと見られる。くめは大手食品メーカーのミツカングループ本社(同・愛知県半田市)への事業譲渡や、新会社がミツカン側から生産を受託することなどで再建を図りたい考えだが、粉飾決算が明らかになったことで、再建案への債権者の反発も予想される。

 粉飾決算は、くめ側が同日水戸市内で開いた債権者説明会で明らかにした。くめは2006年6月期の当期利益を約6200万円、07年6月期は約3200万円、08年6月期は約400万円などと計上してきた。しかし、実際には大幅な赤字に陥っていた模様だ。

 くめには01年以降、今年3月末まで、主力取引銀行の関東つくば銀行のOBなどが役員として出向していた。粉飾決算について、同行は「当行の財務分析や会社側の説明などから、粉飾を疑う余地はなかった」と説明している。

 (略)

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yomiuri-20090925-00264/1.htm

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企業資本注入、来春まで 産業再生法改正案 閣議決定へ


 企業再生はもちろん、21年税制改正にも影響しているのでしたよね。 


企業資本注入、来春まで 産業再生法改正案 閣議決定へ
2009.2.2 21:21

 経済産業省は2日、金融危機で資金調達が難しくなった一般企業に資本注入する新制度を盛り込んだ産業活力再生特別措置法(産業再生法)改正案を発表した。

 (略)

 資本注入の対象となるのは、業績の回復が見込まれるものの負債が大きく、銀行からの新規融資や社債発行が困難になっている企業。資本増強により信用を補完し資金調達を支援するのが狙い。事業計画を策定し、経産相から「原則3年後に収益性向上が見込まれる」と認定されることが条件となる。

(略)

 また改正案には環境・エネルギー分野や医薬品など高い成長が期待できる研究開発事業に出資する「産業革新機構」創設のほか、省エネ投資に対する税制・金融面での支援や中小企業の事業再生で必要な許認可手続きの簡略化などを盛り込んでいる。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090202/biz0902022122016-n1.htm

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買わなきゃ!「新版 詳説 自社株評価Q&A」


 ついに名著「詳説 自社株評価Q&A」の新版が登場!

 竹内先生・掛川先生の著書ってだけでも「買うしかない!」なのが、尾崎三郎先生の監修までついているので、もう涎垂れまくり(お前はワンコかいな)。

 かつて営業権の評価・非経常的な利益の扱い・レバなどについて、的確な記述があったのはこの1冊だけだったといっていいだろう。その本の新版なんですよ。正直遅すぎたくらいです(ってあんまり言うと著者の先生に怒られるかなぁ)。

 早く読みたくて、今朝行ったオアゾの丸善ではまだ並んでなかった。残念。
 でも、発行元である清文社のサイトには在庫ありになっている。

 今週中にはゲットしたいなぁ(四日市私設図書館館長さんとどっちが早いかな)。

新版 詳説/自社株評価Q&A
税理士 尾崎 三郎 監修
税理士 竹内 陽一、税理士 掛川 雅仁
http://www.skattsei.co.jp/search/032158.html

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事業承継税制の納税猶予額計算方式は


 これだと連帯納付義務は変わらないのだろうな。
 後継者が事業で失敗すれば、あははは……かな。
 納税猶予じゃ怖すぎじゃないスか。

●与党協議会、税制改正大綱にリフォーム減税など盛り込む
 自民党と公明党の与党税制協議会は9日、2009年度税制改正大綱の骨格を固めた。

 (略)

 中小企業の後継者に対する相続を円滑にするため、相続税額の計算方法も改める。政府は10月から、中小企業の後継者の相続時の税負担を軽減するため、後継者が相続する会社の株式に対する相続税額の8割の納税を事業の継続を条件に猶予する制度を導入した。
 しかし、事業を引き継がない相続人まで相続税が軽減される点が不公平だとする批判があった。このため、遺産総額から8割の猶予額を差し引かずに相続人全員の相続税額を決定し、その後、後継者のみ相続税額から8割を猶予する制度を導入する。
(2008年12月9日21時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20081209-OYT1T00720.htm?from=top

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中小企業の事業承継時、相続株の8割課税せず 政府案(日経)


 相続税の抜本改革は見送りつつも、事業承継税制だけは「公約」だけに入れることにしたと。
 しかし、「使える」かどうかが問題

 あと、麻生首相の心が折れると……それも問題。


中小企業の事業承継時、相続株の8割課税せず 政府案

 中小企業の後継者の相続税負担を軽減する「事業承継税制」について、政府が2009年度税制改正で導入を目指す拡充案の内容が8日、明らかになった。租税特別措置法を改正し、事業の後継者に限って相続する株式の課税対象額を8割減額する。自民党税制調査会などで最終調整し、来年度の税制改正大綱に盛り込む。

 (略)

(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081209AT3S0801F08122008.html

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中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律施行令案に対する意見公募

中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律施行令案に対する意見公募

 中小企業者の要件規定。
 ゴム製品製造業、旅館業はともかくとして、ソフトウェア業又は情報処理サービス業については、こんなのあるぞってことで、ちょっと注意が必要だろうか。

 なお、締め切りは2008年7月17日。もうすぐですねぇ。

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