カテゴリー「企業会計」の63件の記事

2018/09/28

「事例で学ぶ会社の計算実務―会計人のための仕訳例付き」(有田先生・金子登志雄先生)

「事例で学ぶ会社の計算実務―会計人のための仕訳例付き」(有田先生・金子登志雄先生)

 有田賢臣先生と金子登志雄先生との共著の改訂改題版が出ています。


事例で学ぶ会社の計算実務 単行本 2018/9/14
金子 登志雄 (著), 有田 賢臣 (著), 東京司法書士協同組合 (編集)

 今回の改訂の趣旨は、まさに「会計人向けの書籍」にすること。
 で、それが「会計人のための合併仕訳例」のセクションに繋がるわけです。

 何故、というと、はしがきの下記記述が趣旨ですね。

「税理士さんの関心ごとは課税問題に集中し、会社計算規則に従った会計処理には関心が薄いためのようですが、これでは登記が受理されません。」

 そう、登記が受理されないと、お客さんに迷惑掛けますから。
 しかも、この本は、会計仕訳だけでなく、税務仕訳まで、なんて贅沢。

 特に、「吸収合併(100%子会社が親会社を吸収=共通支配下/適格合併)の仕訳例」(P220)が、まさに先月あった事例。

 これまさに、「先月あればだったね」と、話をしたんですよね。

 世の中、このダウンストリームの仕訳について。
 意外に、各書籍できちんと説明しているものがないのです。

 大変貴重です。

 359頁あるので、通読は難しいと思いますが。
 会計事務所には、是非1冊備蓄が必要ですね。

 と、秋田の某税理士に勧めたら、amazonで即買った模様。
 皆さんも是非。


事例で学ぶ会社の計算実務―会計人のための仕訳例付き
東京司法書士協同組合編 金子 登志雄著 有田 賢臣著

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2018/06/19

金融商品取引法の「取引推奨」で初の刑事告発(NHK)

金融商品取引法の「取引推奨」で初の刑事告発(NHK)

 これ、田舎の上場会社は、気をつけておかないと怖いですね。
 ついつい、知り合いに語るリスクがある。


金融商品取引法の「取引推奨」で初の刑事告発
NHK 2018年6月18日 22時54分

 (略)

監視委員会は18日、インサイダー取引の容疑に加え、公表前の内部情報をもとに他人に株の買い付けを勧める「取引推奨」の疑いでも元取締役を特捜部に刑事告発しました。

「取引推奨」は金融商品取引法の改正で4年前に罰則規定が設けられ監視委員会が刑事告発するのは今回が初めてです。

 (略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180618/k10011484281000.html

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2018/06/13

平成29年度CPE義務達成

平成29年度CPE義務達成

 大丈夫だとは思っていても。
 やはり、通知を見ると、ほっとしますね。

Cpeh29


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2018/06/06

財務諸表論の重点詳解(嶌村剛雄)

財務諸表論の重点詳解(嶌村剛雄)

 多分、私の財務諸表論学習の基礎となった本です。


財務諸表論の重点詳解(平成元年版)
嶌村剛雄
中央経済社 平成元年4月10日発行

 初学者の時に、飯野利夫「財務会計論」を勉強しろと。
 TACの講師に言われたものの、サッパリ歯が立たなかった。

 いや、今となれば良い本だと分かります。
 しかし、勉強の仕方が分からない人間には砂を噛む思い。

 連続意見書を読めと言った人もいました。
 それだって、基礎体力がないと無理です。

 そこで出会ったのが、嶌村先生の教科書でした。
 会計理論に入る前に学ぶべき考え方・姿勢を教えてくれました。

 序章で、「財務諸表論の学び方」があるのですが。
 「本格学習のすすめ」から入って、「答案作成の要領」まで。

 何がゴールか、ぼんやりでも見えないと、初学者は進めません。
 この本で、私はようやく、どう歩くべきか分かった気がしました。

 先日、片付け中に出てきて、しみじみと眺めてしまった。
 お会いしたことありませんが、今でも、嶌村先生には感謝です。

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2018/05/21

会計基準の考え方(西川郁生)

会計基準の考え方(西川郁生)

 歌を忘れたカナリアが、歌を思い出すために買った本の1つですが。


会計基準の考え方
~学生と語る23日~
西川郁生 税務経理協会 平成30年4月20日初版発行

 ASBJ元委員長でもある西川先生の本です。
 元々は、週刊経営財務に連載されたものをまとめたものだと。

 最初の方は、結構つまらないことが書いてあって(失礼)。
 正直、このあたりで読むのを止める読者が結構いそうだと。

 いや、当時からの議論や交渉経緯などに興味ある人には。
 結構意味ある話が続くのですが、ごく少数だろうなと。

 しかし、第5日目「収益認識」あたりから、なるほどが。

・「契約資産・契約負債の発生と消滅を持ち出して、そこをフローの起点にする」

・「履行の前には売上を認識しないということは何も変わっていないけれど、IFRS第15号や日本の新しい収益認識基準は「契約の識別」つまり、発生した契約を捉えるところから始まるのです。」

・「木村君 収益計上は企業が履行に伴うリスクをクリアした時点ですが、履行義務の発生から抑えるのですね。」

 そうか。
 今回の基準の大きな特徴は、5ステップのステップ1「契約の識別」を会計上の把握対象としたことなのだということですか。

 もちろん、財務諸表上には、表現されないわけですが。
 実務上は、履行義務の発生から仕訳を考えることになるのだと。

 なるほど。
 これで、ようやく最近読んだある別稿の記述が繋がりました。

 読んだのは、「早わかり解説 『収益認識に関する会計基準』とは」片山智裕(弁護士・公認会計士)[ビジネス法務2018年3月号]ですが。

 「2 双務契約から生じる債権・債務の会計処理」において。
 債権・債務の両建処理から仕訳を計上していくわけです。

 最終的には、伝統的な仕訳に収斂していきますが。
 義務の内容区別により認識時期が分かれていくというのが片山氏の説明。

 記事を読んだ際には、「双務契約だから両建てに決まってるじゃん」と思いましたが、私の浅慮でしたね。

 なるほど。
 会計の把握がここから始まるというのが、エポックメーキングなのですね。

 ようやく納得できました。
 これ、今まで読んだ他の本には書いてなかったですね。

 ただ、そこまで書いてあっても。
 筆者の実務認識は、正直、かなり甘い気がします。

「ステップ1の契約の識別に関しては、契約と将来の収益の繋がりに関わるもので実務的に迷うことがない場合が多いと思います。」

 いや、これが簡単なら、建設業界は迷わないよなと。
 実際、契約書が常に先行するなんて、あの業界にはないんですから。

 で、工事進行基準も、整合的に説明できるとの話がありますが。
 正直、あまりうまく説明できていない気がします。

 まだ読み始めたばかりですので、全てを読んでの書評にはなりませんが。
 最初で挫折しそうな人の多い本ですので、得られるものもあるよと。

 自分の記録という意味で、残しておきます。

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2018/04/09

AIマッチングによる社風分析が監査手法になる日が来るか

AIマッチングによる社風分析が監査手法になる日が来るか

 会計・監査ジャーナル2018年4月号の記事ですが。

○<連載>公認不正検査士の不正調査手法第4回
 精神論ではなく、実践論としての職業倫理を考える
 ①職業倫理に基づいて行動できるほど人間は強くない
  山口利昭

 タイトルは、なるほどなので、ざっと目を通したのですが。
 すみません、うーん、正直あまりピンと来なかったです。

 ただ、一カ所、ちょっと考えるヒントになった部分があり。

「しかし、対外的な社会的非難から免れたとしても、その企業の従業員は企業の有事対応を真剣にみている。そして、「ああ、この会社は隠すほうがトクと考えているのだな」という負のストーリーが社員に共有され、将来的には、「何事も隠す文化」が醸成されることになる。」

 つまり、企業文化が、非常に大きいという指摘。
 集団としての価値観の問題である。

 もちろん、以前から、企業環境の問題として、監査論でも言及はあった。
 ただ、これって、かつては抽象論でしか語れなかった。

 なにせ、操作可能なパラメーターにならないのだから。
 そこが、これまでの限界だったわけだ。

 ところが、恐ろしいことに、どうやら結論が変わりそう。
 数日前の報道が、限界突破の可能性を教えてくれたからだ。

 以下は、上記の山口氏稿から完全に離れますが。

新入社員 辞めてしまわない秘けつは?
NHK 2018年4月5日 18時13分

 この記事は、求人のミスマッチ問題対応を扱っているのですが。

 某ベンチャーが開発したAIマッチングだが、他にない特徴がある。
 このテスト、「いま働いている社員全員にも同じ質問に答えてもらう」。

 これによって、AIが、会社の社員の傾向つまり”社風”を分析する。
 採用候補者の検査結果と会社との“相性=マッチ度”を判定するのだ。

 これでマッチ度50%以下の採用を見送るようにしたところ。
 新入社員の1年以内離職率が半分程度になったのだという。

 つまり、AIで社風が分析できる時代になったということ。
 これって、まさに、監査で活用すべき時代になったということでしょう。

 フェイスブックの事件で、既に、簡単なデータの収集であっても。
 統計的に有意なデータを得られることは、共通の理解になりつつある。

 恐らく、今後、AIによる社風分析が、監査論の入口になる時代が来る。
 そのように予測すると、今は笑われるでしょうね。

 しかし、必ず、これが当たり前の日が来ると予言しておきます。
 各社の社風をパラメーターとして扱える日は、多分、すぐそこだから。

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2018/04/07

岡本清教授の書籍改訂方法(企業会計「私の学問遍歴」)

岡本清教授の書籍改訂方法(企業会計「私の学問遍歴」)

 企業会計2018年3月号より。

私の学問遍歴 ③拙著「原価計算」の改訂
岡本清 一橋大学名誉教授・東京国際大学名誉教授

 私も若い日のことですが。
 一橋大学教授時代の岡本清先生の講義を受ける機会がありました。

 当時、自分は一橋に在学しているわけではなかったので。
 本当に望外、まさにラッキーという話でした。

 あれがなければ、原価計算は全く分からないままだったかも。
 そう思わせるほど、明快なご説明を頂いたとの記憶です。

 残念ながら、もう当時のレジメも内容記憶もないのですが。

 で、書籍の改訂方法について書かれたこの稿に、なるほど。
 そうか、出版の翌日からすぐに改訂準備に入るのだ。

 研究論文を、時間のテストを経た上で、改訂に組み入れる。
 なるほど、参考になります。

 で、岡本先生も、もう88歳なのですね。
 既に引退して余生を楽しむことにされたとありますが。

 学者として、とても素晴らしい先生だったと思います。
 心からの感謝を捧げたいと思います。

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2018/02/21

農協監査に冷や水か JA秋田の問題はどう影響するのか

農協監査に冷や水か JA秋田の問題はどう影響するのか

 これまでの農協監査士監査の責任はどうなる。
 2019年からの会計士監査はどうなる。

 秋田の問題だけで、本当に済むのか。


コメの販売優先、会計後回し 56億円赤字のJA 秋田
石川春菜、金井信義 山村哲史
朝日新聞 2018年2月20日20時59分

 全国の農協改革の「モデル」とみられてきたJA秋田おばこ(本店・秋田県大仙市)の失敗が波紋を呼んでいる。国による米の生産調整(減反)が昨年で終わり、農協の経営能力がより重要になる中、力を入れてきた卸会社などへの直接販売で約56億円の累積赤字を抱えた。販売拡大を優先し、適正な会計処理が後回しにされていた。

 (略)

 巨額の累積赤字は、JA全農あきたを通さず、卸会社などに米を直接売る「直接販売」という取引で生じた。生産農家に「概算金」と呼ぶ仮払金を支払って米を預かり、その年のすべての米を売り切った後で精算する。販売代金の総額が仮払金や経費の総額を上回れば、おばこが農家に追加で支払う。逆に下回れば、農家から返してもらう。JAグループの米販売で広く採用されている仕組みだ。複数年にわたる収支をひとまとめにして精算し、JA本体の会計とは別に「共同計算会計」と呼ばれている。

 2004年に始まったおばこの直接販売は年々拡大。当初は取扱量の6%だったが、ピークの12年には86%に。直接販売により産地のブランド力で高く売れれば、農家の収入を増やせるが、販売が振るわずに概算金が割高となり、農家から返金してもらうべき精算額が増えた。

 さらに事務量が増えたのに電算システムが導入されず、職員数人の手作業では会計処理が追いつかなくなって、収支が把握できなくなった。その結果、正しく精算されず、累積赤字が膨らんだとみられる。

 (略)

https://www.asahi.com/articles/ASL2J64MVL2JUBUB00J.html

 私のイメージでは、農協はバブル崩壊時から財政メタメタで。
 住専問題の本質は、農協問題だというのが私の認識。

 なのに最近JAバンクなんて能天気なCMやってたりして。
 金融機関のきの字でも基礎があるのか、内心ふざけるなと思っていたので。

 怒られるかもしれませんが、それみたことか状態だと思ってしまう。
 何も反省がないのだから、こうなるのなんて当たり前。

 と、私は思っているのですが、それで正しいのかどうか。
 今度、秋田の佐藤増彦大先生に聞いてみよっと。

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2018/02/15

日商簿記試験のイメージキャラクターがあったのね

日商簿記試験のイメージキャラクターがあったのね

 知らなかったですが、日商簿記もキャラいるのね。
 同姓同名のキャラが既にいるようですが……。


新田美波から祝福のメッセージ!(YouTube)


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2018/02/12

収益認識会計基準の5ステップ図解

収益認識会計基準の5ステップ図解

 自分のメモですが。
 収益認識会計基準の5ステップについて、図解がありました。

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