カテゴリー「将棋・囲碁」の29件の記事

2017/08/06

AIは「前よりも確率的にパフォーマンスが上がること連続的にやっているだけ」(羽生先生)

AIは「前よりも確率的にパフォーマンスが上がること連続的にやっているだけ」(羽生先生)

 「ファイナンス」平成29年3月号より。

 なるほど。
 AIが人間を全て凌駕したわけではない、と言って良いのですね。


羽生 (略)

 なぜかと言うと、つまり、ここに人間の心理の微妙な違いがあると思うのですけど、コンピュータがやっているのだから万能だとか完璧だとか100%だというのは大きな誤解で、ディープラーニングがやっているのは前よりも確率的にパフォーマンスが上がること連続的にやっているだけなのです。それは100%の回答ではないです。以前は70%だったのが今度は71%になって、次は72%になるということで、それが完全な答えではないと言うことも広く伝えていくことが普及の要になると思っています。また、「真実は何か」と聞かれたときに、AIはAIで間違いなく人間の持っていない大きな知性だと思いますが、それを人間が補完することによって、真実により近づいていけるのではないか、それは決して完全なものではないでしょうけど、前よりは少なくとも良い状態で進歩したと言えると思っています。


超有識者場外ヒアリングシリーズ
文化・科技編:羽生 善治 棋士(三冠)(王位・王座・棋聖)
「ファイナンス」平成29年3月号

 小松左京の思想と同じですね。

 AIと人間の協業をいかに考えていくべきか。
 ついに、そのような時代に入ったということなのでしょう。

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2017/08/05

創造性とはなかった組み合わせを見つけるということ(羽生先生)

創造性とはなかった組み合わせを見つけるということ(羽生先生)

 「ファイナンス」平成29年3月号より。

 山を切り開いた後は、AIが量で圧倒するだろう。
 しかし、その手前が、人間の発想力の勝負。


羽生 (略)

 モチベーションを想像のためにどう維持するのかは難しい問題ですが、私が思っているのは、今ある全ての創造性の99%は、今までにある今までになかった組み合わせだということです。創造性とはなかった組み合わせを見つけるということなので、AIが進歩してくると最適化は得意なので、更にそこから加速的にいろんな手が見つかるとか、あるいは自分の発想が広がるとか、そういうことがあるかなと思っています


超有識者場外ヒアリングシリーズ
文化・科技編:羽生 善治 棋士(三冠)(王位・王座・棋聖)
「ファイナンス」平成29年3月号

 今まであるものを、今までと違った目線で見ることができるか。
 それが、創造性なのでしょうね。

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2017/08/04

羽生先生が弟子を採らない理由

羽生先生が弟子を採らない理由

 「ファイナンス」平成29年3月号より。

 こんなところで、羽生先生が対談しているのでビックリ。

 なるほど。
 深謀遠慮なのですね。


羽生 私自身は実は弟子は一人も採っていないのです。それには理由があって、私の実家は八王子市なのですが、地元の道場から大体1年で3人とか5人とか、多いと10人くらいがプロの棋士を目指します。なので、全員が全員を私の弟子にするというわけにはいかないのです。そこで私が「弟子にするか、弟子にしないか」という判断をしてしまうと、その段階で区別をつけることになってしまう。この子は有望だから採って、この子は有望じゃないから採らないという、実質的なふるいに掛けることになってしまうので、一切弟子は採っていないわけなのです。

 (略)

 また、全般的な傾向としてあるのが、例えば親御さんのほうが、棋士になるということに対して過剰な期待をするという面があって、私の弟子になったことで将来が保証されたような勘違いをされる可能性があります。結局は全て本人の努力次第なのですが、初期の過大な期待を防ぐためにも、現状弟子を採っていないのです。


超有識者場外ヒアリングシリーズ
文化・科技編:羽生 善治 棋士(三冠)(王位・王座・棋聖)
「ファイナンス」平成29年3月号

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2017/07/02

「不動心論」大山康晴

「不動心論」大山康晴


「不動心論」大山康晴
KKロングセラーズ 2017/5/19

 将棋の十五世名人大山康晴先生が不動心について語ると。
 当然ながら、座右の銘である「忍」の心を語るわけですが。

 単なる道徳論ではなく、稀代の勝負師の言葉と感じさせます。

 もちろん、本人が一から書いたとは思えませんし。
 恐らくは、河口先生か誰かの手によるものなのでしょう。

 しかし、ご本人の口から出た言葉なのだろうなと感じることが幾つか。
 まさに第一人者ならではの洞察が出てきます。

 この本で特に感動したのは、訂正力という言葉です。
 体力が落ちていると、訂正力が落ちてしまうというのです。

 勝負の世界は、最後で間違えた方が負けると言います。
 一局をノーミスで終わるのはまず不可能と、米長先生がかつて喝破した通り。

 であれば、いかに訂正力を発揮しあうかが、勝負の中心になる。
 なるほどです。

 かつて、ゴルフのプロたるゆえんは、リカバリーショットだと。
 誰かがが言っていたことに通じます。

 このあたり読むだけでも、買いの本だと思います。

 あと、我慢できるのも才能だというのも、納得です。
 技術でなく、性格を育てることの意義は、まさに現代的テーマでしょう。

 大山先生が亡くなられたのは、平成4年のことですから。
 既に、もう25年が経過しています。

 たぶん、かつて出た本の再刊行版だと思うのですが。
 お勧めです。

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2017/06/27

「失敗した」とつぶやいたり、膝をたたいたり

「失敗した」とつぶやいたり、膝をたたいたり

 瀬川先生も言うように、勝負師としては、あまり好ましくないとされますが。
 それでも、勝っちゃうんだもんな。


「そこだけは中学生らしい」と語るのは、15日の順位戦で深夜までもつれ込む接戦を演じた瀬川晶司五段(47)。自身は不利な形勢や悪手を指したことを相手に悟らせないように「ポーカーフェースに努めている」が、藤井四段は「失敗した」とつぶやいたり、膝をたたいたりして焦る様子を見せた。「『しめしめ』と思った。ただ、踏みとどまられて、私が先に失敗してしまった…」

2017.6.26 23:20更新
【藤井四段記録更新】
「若いのに老獪」「一瞬で急所突く」「唯一、中学生らしいのは…」 対戦相手が強さを証言
http://www.sankei.com/life/news/170626/lif1706260052-n3.html

 それにしても、29連勝もですが。
 四段デビュー後無敗って、強過ぎですね。

 三浦九段事件やAIがプロを凌駕するなどの暗い話のある中で。
 うちの母親ですら気にする藤井四段の話題は、将棋界の明るいニュース。

 うまく育って欲しいですね。

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2017/06/15

中学3年生プロ棋士 藤井聡太四段が26連勝(NHK)

中学3年生プロ棋士 藤井聡太四段が26連勝(NHK)

 すごい。
 また勝ったのですね。


中学3年生プロ棋士 藤井聡太四段が26連勝
6月15日 22時57分

 阪口戦の最後で勝ちを拾ったラッキーもあり。
 新記録達成まで突っ走りますか。

 それにしても、短期間でどんどん洗練されていく感があり。
 これが若さの勢いというものなのでしょうか。

 うらやましいなぁ。

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2017/03/05

将棋は「指す」であって、「打つ」ではない

将棋は「指す」であって、「打つ」ではない

 どうして棋戦主催新聞社で、こういう間違いが起きちゃうのかな。


最後の順位戦の対局で第一手を打つ加藤一二三九段=2日午前、東京都渋谷区の将棋会館、竹花徹朗撮影
http://www.asahi.com/special/timeline/katohifumi/?iref=comtop_fbox_u06

 個人的には「ひふみん」はやめて!って感じ。

 ただ、かつては、奇人変人報道されたこともありますが。
 最後は愛されて引退となるのであれば、それはそれでいいのかもなぁ。

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2016/11/24

将棋界の今回の事件は、元々の伏線ありき、なのかな

将棋界の今回の事件は、元々の伏線ありき、なのかな

 なんか、昔少しだけ聞いた気がしますが、当時は気に留めず。
 しかし、今にして思えば、ふーんという。

 真実は分かりませんけれど。
 三浦九段の元々の姿勢がどうなの、というのが一部の棋士にはあったのかも。


渡辺竜王が質問三羽烏と先輩棋士を酷評した事件があります。

三浦弘行九段が村山慈明六段に、
研究会に出てもいないのに電話で成果だけ聞きだすということをしたことがあり、
それがきっかけで渡辺竜王が三浦九段、深浦九段、丸山九段のことを、
質問三羽烏とNHK将棋講座の観戦記で述べた事件です。

渡辺竜王は
「若手にメールや電話で聞くのはA級棋士としての自覚に欠けると思います。
そういう人たちの将棋は並べる気もおきませんね。

目新しい手を指しても、どうせ誰かに聞いたんだろ、と思ってしまいますので。
こういう人には負けたくないです。」

と先輩棋士をばっさり斬りました。

http://kishikawa.doorblog.jp/archives/31237270.html

 で、丸山先生が三浦九段を擁護するコメントがありますけれど。
 これも、この文脈で読むと、いろいろ考慮要素はあるよなと。

 少なくとも、決め打ちで、白だとか、黒だとか、言うのは早い。
 そう思います。

 ちなみに、渡辺竜王は、既に生じていた疑惑を具体化しただけと思います。
 確かに、嗅ぎまわっている人たちの存在は、既に知られていたのですから。

 ただ、敢えて言えば、三浦九段に、通常の人間並みの対応力があるかという。
 根源的な問題があった気がします。

 彼が白でも黒でも、多分、似たような対応をしたのではないかと。
 考えてみると、今のアプローチでは、そもそもまずかったのだろうなと。

 そこまで読み切って、大人の対応ができるまで、渡辺竜王は待つべきだったのか。
 後付けなら、なんとでも言えますが、現場では、代替手段が浮かばないよな。

 世の中の常識で見れば、棋士の多くは、非常識人の部類だということを。
 たぶん、世の中の多くの人たちは、知らないでしょうね。

 医師の中でも、一定程度、非常識な人たちが少なくないことは知っていても。
 同じようなことがあるという想像は、なかなかできないのかも。

 ということで、私は、今回の件、どちらが正しいかはわかりません。
 しかし、普通の人の目で見てコメントするのは、多分間違いと思っています。

 妄言多謝。

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2016/11/04

元日本将棋連盟会長、二上達也九段死去…84歳

元日本将棋連盟会長、二上達也九段死去…84歳

 そうか、二上先生は、函館出身だったのですね。
 名棋士であるとともに、紳士としての棋士の代表格でした。

 後年の棋聖獲得と防衛は、もう枯れたかと思わせて裏切るという。
 米長先生から奪取して、中原・加藤は3タテ連続という凄さ。

 その後、逆に3タテで森先生に奪われたのですが。
 第1局がルンルン気分じゃなければ、多分、結果違ってましたね。

 いや、私、振り飛車党で、森先生のファンでもあったので。
 当時、複雑な気分だったのですが。

 お悔やみを申し上げます。


元日本将棋連盟会長、二上達也九段死去…84歳
2016年11月04日 15時25分

 元日本将棋連盟会長で将棋棋士九段の二上達也(ふたかみ・たつや)さんが1日、肺炎のため死去した。

 84歳だった。告別式は近親者らで済ませた。喪主は妻、郁子(いくこ)さん。

 北海道函館市生まれ、渡辺東一名誉九段門下。入門から6年のスピード昇段で1956年八段、73年九段。タイトル戦登場は26回で、獲得は王将1期、棋聖4期。大山康晴十五世名人の全盛期の60年代に対戦し、五冠独占を2度崩した。

 (略)

 羽生三冠のコメント「師匠として将棋連盟会長としていつも大きな存在でした。将棋界に遺して頂いたものを大切につないで行きたいと思います」

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20161104-OYT1T50072.html?from=ytop_main1

 そういえば、羽生先生以外の門下生って、誰がいるんだっけ。

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2016/09/09

熱さまシート貼ってみた

熱さまシート貼ってみた

 永瀬拓也六段が、対局中に熱さまシートを貼っていると。
 なんか、頭を冷却して、思考能力を高めてくれそうな気がする。

 ということで、職場で貼ったら。

 うん、良い感じ。
 頭スッキリする気がして。

 でも、職場の女性陣に爆笑されちゃった。
 やっぱ、ダメかねぇ。

熱さまシート 大人用 12+4枚(小林製薬)

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