カテゴリー「事業再生・法的整理・私的整理」の42件の記事

2017/08/09

初代「リカちゃん人形」を製造した(株)シバが破産開始決定

初代「リカちゃん人形」を製造した(株)シバが破産開始決定

 へーですが。


初代「リカちゃん人形」を製造した(株)シバが破産開始決定
2017年08月02日 14時30分 東京商工リサーチ

 (株)シバ(TSR企業コード:290087740、法人番号:8011701003885、江戸川区本一色1-7-15、設立昭和38年8月、資本金2230万円、柴康一社長)は7月26日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。

 (略)

 昭和20年4月に柴製作所として創業し、セルロイド人形の製造を開始。29年にはソフトビニール製人形の製造を業界にさきがけて開始した。その後、おもちゃメーカーなどからの依頼を受けソフトビニールやプラスチック製の玩具を製造し、42年には(株)タカラ(現:(株)タカラトミー、TSR企業コード:291130909、法人番号:8011801003488、葛飾区)から初代「リカちゃん人形」の製造依頼を受けたことで知られる。

 (略)

 近年は、デリバティブ取引に絡み多額の損失を抱え、負債の返済も厳しくなっていた。また、本業でも中国工場で原価が上昇し、製品の仕入価格もあがり資金繰りは逼迫。ここにきて、資金繰りも限界に達し、再建の見通しが立たないことから29年7月20日、事業を停止した。

https://news.nifty.com/article/economy/stock/12204-15429/

 デリバティブの失敗事例は、最近、時折聞く話。
 当事者が、投機的取引だと思っていなかった場合が少なくない。

 では、それって誰が勧めたのか。
 言うまでもないですね。

 あと、中国進出後の行き詰まり。
 政権リスクが常にあるのですよね。

 本件の場合は、賃金高騰のようですが。
 しかし、見えていた話ではあるのですけどね。

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2017/08/02

顧問先の休廃業・解散にかかる税務と手続きQ&A

顧問先の休廃業・解散にかかる税務と手続きQ&A

 秋田の佐藤増彦税理士による小冊子が税務研究会から出ました。


「顧問先の休廃業・解散にかかる税務と手続きQ&A」
 長谷部光哉・佐藤増彦共著
 平成29年7月28日発刊
 税務研究会

 なんと、日税連推薦です。

 で、「個人事業主の廃業(自主廃業と死亡廃業)」まで記載がある。
 とりあえず買っておきましょう、という感じでしょうか。

 なお、セミナーも予定されているのだとか。

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2017/07/14

アニメ会社アートランドが債務整理へ(ねとらぼ)

アニメ会社アートランドが債務整理へ(ねとらぼ)

 TSR情報2017年7月12日号を見てびっくり。

 アートランドって、「メガゾーン23」作った老舗ですよね。
 まだやってたんだ(おいおい、そっちか)。


アニメ会社アートランドが債務整理へ 「超時空要塞マクロス」「銀河英雄伝説」「蟲師」などの名作を手掛ける
[福田瑠千代,ねとらぼ]
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1707/07/news106.html

 誰も「メガゾーン23」なんて挙げてないなぁ。
 年齢を感じる……。

マクロスのスタッフが制作した“伝説”のアニメ 「メガゾーン23」PV第1弾 #Megazone 23 #Japanese Anime (YouTube)

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2017/07/12

開示不正 その実態と防止策

開示不正 その実態と防止策


開示不正 その実態と防止策
八田進二編著
白桃書房
2017年6月26日初版発行

 八田教授はアカウンタビリティの解除という概念を持ち出す。
 確かに、財務会計の基礎であり、監査の基本であるが。

 しかし、これって、要は信託ということではないのか。
 つまり、委託者が受託者を信じて託すところが、本来のスタート。

 ところが、日本の場合、そもそも信じて託す委託者がいない。
 あるいは、株主がそうだとの認識が非常に薄い。

 監査契約締結時に、会社と監査法人とで契約締結しますが。
 委託者兼受益者である株主が、まともに出てこない。

 定型的な契約で、会社は値切ることしか考えていない。
 少なくとも、株主の方向を会社が向いていない。

 会社が、信じるに足る受託者でないという前提がある。
 この信託契約が、うまくいく訳がないのだと思います。

 まずは、信託の基礎である信任関係をお互いに意識させること。
 そこから始めない限り、全ては無駄でしょう。

 金融庁は、会社と監査法人との関係ばかりをいじって。
 株主と会社との関係に踏み込む気は、恐らくないのですから。

 いや、これに関しては、経産省に期待すべきかもしれません。

 で、私自身は、八田教授の書いていることは、全く響きませんでした。
 すみません。

 実例として、開示不正の結果は、こんな酷いことになるよ。
 そのような結果のひどさの紹介が、ある意味教訓なのかもしれません。

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2017/06/24

中国に入れ込んだ代償…現地子会社の不正見抜けず(産経新聞)

中国に入れ込んだ代償…現地子会社の不正見抜けず(産経新聞)

 中国との取引のリスクの大きさを分かっているようで、分かっていなかった。
 いや、この会社だけじゃないと思いますが。


中国に入れ込んだ代償…現地子会社の不正見抜けず、名門商社が100年の歴史に幕
2015.6.3 11:00更新

 東証1部上場だった化学薬品商社「江守グループホールディングス」(福井市)が4月末、民事再生法適用の申請を発表し、破綻した。同社は昨年3月期決算までは好業績を続けていたが、その後、中国の取引先から代金が回収できないなど、傾注していた中国事業での失敗が表面化。債務超過に陥り、明治の創業以来109年続いた創業家の歴史に幕を下ろした。福井の名門企業である同社の倒産劇は改めてチャイナリスクの大きさをクローズアップさせた。

 (略)

 一方、6年の上海事務所設置のころから中国への進出を強め、化学品や電子部品などの販売で業績を伸ばした。26年3月期決算の連結最終利益は4期連続で過去最高を更新し、売上高は2千億円を突破した。

 ところが好調な業績とは裏腹に、中国の大口取引先からの代金回収が滞ったほか、中国子会社の不正取引などによる特別損失計上で、26年12月末時点で234億円の債務超過となっていた。

 同社の売上高のうち中国市場は7割を占め、過大な中国依存度が屋台骨に大きな衝撃を与える結果につながった。

チャイナリスク

 複数の民間信用調査会社の関係者は「中国での取引でだまされたという印象もあるが、放漫経営の側面も否定できない」と厳しい見方を示す。

 ビジネスでの現金の流れを示す営業キャッシュフローは26年3月期まで5期連続でマイナス。一方、金融機関からの借り入れなどを反映する財務キャッシュフローは膨らんでおり、ツケを回収できないまま、借り入れでまかなっていた財務状況は明白だった。

中国での不正を見抜けなかった

 中国子会社の不正を見抜けなかったことに対する風当たりも強い。江守は3月、中国子会社の経営トップだった元総経理が、親族が経営する会社と取引を行っていたと発表。元総経理が内部規則に違反し、江守の承諾を得ずに親族の会社と取引を行い、最終的な販売先が仕入れ先と同一の「売り戻し取引」が見つかったという。本来は手数料収入だけとするはずの利益を商品売買の売り上げがあったように計上していた。

 (略)

http://www.sankei.com/west/news/150603/wst1506030001-n1.html

 ある意味、これも最近流行の子会社による不正会計。
 ただ、横領に近いんじゃないのって可能性もありますが。

 で、監査法人はあずさだそうです。


☆特報 江守グループホールディングスが債務超過 中国関連売上高の急増に落とし穴(2015年03月24日)

 (略)

 監査を請け負っているのは4大監査法人の一角であるあずさ監査法人である。不正の端緒を掴めなければ踏み込んだ監査もできないから、踏み込むタイミングは難しい。それだけに監査役の果たすべき役割は大きい。今回もまた監査役と監査法人の連携の不十分さを露呈した形になったことは間違いない。

http://www.nsjournal.jp/news/detail.php?id=694

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2017/06/16

広島プロバスケットボールが破産開始(帝国データバンク)

広島プロバスケットボールが破産開始(帝国データバンク)

 びっくりしましたが。
 最近宣伝の多いドラゴンフライズの運営会社じゃないのですね。


広島拠点の元・bjリーグのプロバスケットボールチーム 「広島ライトニング」を運営、広島プロバスケットボールが破産開始
6/15(木) 9:43配信
帝国データバンク

 広島プロバスケットボール(株)(TDB企業コード:318009283、資本金1100万円、登記面=広島県広島市中区小町3-17、代表中島健太氏)は、6月6日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 (略)

 ただ、すでにBリーグに参加していた広島エリアの「広島ドラゴンフライズ」との共存は不可能として、「広島ライトニング」の入会は了承されず、レギュラーシーズンが終了した2016年4月末にヘッドコーチや全選手との契約を解除して以降、実質的な活動を停止していた。

 負債は現在調査中。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170615-00010000-teikokudb-ind

 1勝51敗で最下位では、仕方なかったんでしょうね。
 それにしても、スポーツビジネスは厳しい。

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2017/04/11

「適正」なくても決算報告=東芝、再々延期回避へ調整―監査意見、一部限定も

「適正」なくても決算報告=東芝、再々延期回避へ調整―監査意見、一部限定も

 要するに、監査なんてなくてもいい、ってことですよね。
 これが、多くの日本企業の本音。


「適正」なくても決算報告=東芝、再々延期回避へ調整―監査意見、一部限定も
時事通信 4/11(火) 0:02配信

 東芝は10日、2016年4~12月期決算について、監査法人から「適正」との意見が得られない場合、一部を適正とする「限定的な意見表明」や監査意見を表明しない「不表明」で、報告書を関東財務局に提出する方向で調整に入った。決算を既に2度延期しており、前例のない3度目の延期は避けたい考えだ。

 (略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000000-jij-bus_all

 こういう時こそ、関根愛子会長が声明発表して頂きたい。
 そう思う私は、おかしいのでしょうか。

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2017/04/09

新生銀行の廃業支援型バイアウトって

新生銀行の廃業支援型バイアウトって

 へー、知りませんでした。



【セミナーご招待】新生銀行グループが提案する新事業承継スキーム 「廃業支援型バイアウト(R)」とは!?
2017.4.6 12:44


事業承継支援(新生インベストメント&ファイナンス)

 なるほど、過剰債務整理などをやってくれるのですね。
 これって、一度スタンス聞いてみたいなぁ。

 ちょっと、4月20日東京は無理ですが。
 1つの手段として、注目しておきたい。

 でも、「明るい廃業」は違和感あるなぁ。

「明るい廃業R」および「廃業支援型バイアウトR」を商標登録しました。

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2016/08/25

チロリアンの千鳥屋総本家が倒産した理由(近代セールス)

チロリアンの千鳥屋総本家が倒産した理由(近代セールス)

 近代セールス2016年9月1日号より。

○[検証]なぜこの会社は倒産したのか!?
 第263回 千鳥屋総本家(株)
  田中祐実(帝国データバンク情報部)

 千鳥屋総本家を知らない私の母親でも。
 チロリアンは、流石に知ってました。

 で、5月に民事再生法申立していたのですね。
 食品関係は、浮き沈み激しいのが常ですが。

 この会社が倒産したのは、取引先が集中してしまったのが原因だと。
 東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドですね。

 売上の50%から60%を占めるようになっていたとは。
 もの凄い依存率ですが。

 で、オリエンタルからは、設備投資・徹底した品質管理要求。
 当然、採算性はよくないわけですが。

 そこに、オリエンタルは、他社との競合関係を持ち込んだと。
 ただでさえ大変なのに、そこに東日本大震災が来たと。

 苦しい中、ノンバンクに資金調達を求めたのですが。
 債権譲渡・動産譲渡の登記をされてしまった。

 オリエンタルは、納入業者としての財務状況の悪化を理由に。
 なんと、2014年12月に取引打ち切り。

 その後も再建策は功を奏さず、民事再生にと。
 うーん、オリエンタルへの恨み節が聞こえそうですが。

 主力取引先を薄めるアクションを怠った結果なのですよね。
 多くの中小企業には、非常に耳の痛い反面教師事例になりそうです。

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2016/07/28

為替デリバティブによる倒産事例(近代セールス)

為替デリバティブによる倒産事例(近代セールス)

 近代セールス2016年8月1日号より。

○[検証]なぜこの会社は倒産したのか!?
 第261回 昌立物産(株)
 為替デリバティブで大損失
 本業の余力を残したまま倒産へ
 綴木猛(帝国データバンク情報部)

 民事再生法申し立ての一番大きな原因は、デリバティブ損失だったと。
 大手金融機関に勧誘され、2005年10月頃から、契約を結んだ。

 ところが、円高ドル安の進行が進んでしまった。
 2008年頃には、既に事業収益でまかなえなくなっていたという。

 そのために、銀行借り入れが加速的に増加した。
 で、すごい表現があります。

「たとえるならば、『銀行からもらって飲んだ毒を緩和するために,銀行から薬を買う』という状況に置かれていた。」

 その後リスケ要請するもののダメ。
 協議会ダメ、ADRダメ、そこについにダメ押しです。

同年6月には、税務署から税務調査を受け、2013年6月に損金計上している過年度修正損について欠損金の繰越控除が認められないとの判断が下った。これまで策定していた返済計画は、この繰越控除が受けられることが前提だったため、決定打となった。」

 デリバティブでの調査否認事例は、聞いていましたが。
 倒産の引き金になるケースでのものは、初めて知りました。

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