カテゴリー「学校教育」の43件の記事

2017/10/21

池田町学校事故 報告書は発達障害の可能性を指摘

池田町学校事故 報告書は発達障害の可能性を指摘

 もしそうだとすれば。
 発達障害への「教育者」たちの無理解が問題を増幅した懸念がある。


コ 同僚教諭の注意

 平成29年2月ころ、本生徒に発達障害の可能性があると考えた教諭が担任に対して、「正しいことであっても、本生徒にはできないのだから、指導方法を考えないといけない」と伝え、家族に受診を勧めた方がよいと助言した。そのほか、教員間で、本生徒が発達障害かもしれないなどという話が出ていた。(P5)

 一方、小・中学校の担任・教員からは、本生徒が感情のコントロールが不得手であることが報告されている。また、真面目で、優しく、努力家であるが、対人関係が器用ではない一面もあり、本生徒は対人関係で傷つくことも多かったと思われる。その結果、独り言が増え、ひとりで抱え込む姿がしばしば目撃されている。これらの点から鑑みると、専門機関での診察や検査を受けておらず断定はできないものの、本生徒には発達障害の可能性が想定される。 本生徒の場合、小学校当時に比べ成長を見せていたことなどから判断は容易でなかったとは思われるが、その可能性を意識していれば、本生徒への対応は変わっていた。また、発達障害の有無に関わりなく、本生徒の状況をよく観察すれば、本生徒の課題未提出や生徒会活動の準備等に対し、厳しい指導叱責が不適切であることに気づくことはできた。

 しかし、担任、副担任とも、本生徒の性格や行動の特性、気持ちを理解しないまま、宿題等の課題提出や生徒会活動の準備の遅れを理由に、担任は大声で叱責するなどし、副担任は執拗な指導を繰り返した。(P10)

池田町学校事故等調査委員会 調査報告書(概要)
https://www.town.ikeda.fukui.jp/kurashi/kosodate/1284/p002381_d/fil/youyakusyo.pdf

 ただ、根本のところで。
 同僚教諭の助言を無視するなど、当事者たちは救いようがないですが。

 「先生」と呼ぶに値しない教師達をどうやったら排除できるのか。
 いや、こういう場合にこそ、排除って言葉を使うべきでしょう。

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2017/10/15

大学授業料「出世払い方式」も浮上 負担軽減へ政府検討(産経新聞)

大学授業料「出世払い方式」も浮上 負担軽減へ政府検討(産経新聞)

 うまくいくかどうかは別として。
 奨学金返済で破綻するのはなんとかしたいですね。


大学授業料「出世払い方式」も浮上 負担軽減へ政府検討
産経新聞 2017.10.12 07:53更新

 (略)

 政府が検討する給付型奨学金の拡充は、自民党の公約でもある。低所得世帯の優秀な学生を支援する新制度で、平成29年度から自宅以外から通学する私大生を対象に先行実施された。

 30年度には、国公立大生や自宅から通う学生もあわせ月2万~4万円を支給する形で本格実施する方向。政府・自民党は、対象者や支給額の一層の拡大を検討していく考えだ。

 茂木敏充経済再生担当相は「出世払い」方式の検討も明言。モデルとするのがオーストラリアの高等教育拠出金制度「HECS(ヘックス)」だ。学生は、在学中に支給を受けた補助の80~85%を返せばよく、毎月、給料から一定額が源泉徴収される。

 返済するのは、卒業後、働き始めて年収5万4126豪ドル(約470万円)に達した人のみだ。毎月の返済額は収入の高低に応じて4~8%と幅があり、収入が低ければ月額が下がる分、返す期間は長くなる。

 日本も源泉徴収方式を採用し、返済は8割程度にするべきだとの意見もある。ただ、卒業生の所得が低水準にとどまり返済がうまくいかなければ、国に財政負担として重くのしかかる恐れがあり、慎重な制度設計が求められる。

 政府・自民党はこうした対策の財源に、消費税率を10%に引き上げた際の増収分などをあてる方針。

 (略)

http://www.sankei.com/politics/news/171012/plt1710120031-n1.html

 ただ、そもそも、大学にみんな行くのが当然という空気が一番問題。
 私自身は、以前からそのように主張しているのですが。

 何のために大学に行くのか。
 そろそろ、バブル期のモラトリアム進学の惰性は止めるべきだと思う。

 文化系の大学の教育者じゃ食えないなんて話が当然になりつつある時代。
 「大学くらい行くのが当たり前」という思考は、そろそろ終わりにしませんか。

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2017/09/29

ほかの教諭7人に「うその回答をしてほしい」と依頼していたため発覚しなかった

ほかの教諭7人に「うその回答をしてほしい」と依頼していたため発覚しなかった

 要するに、みんな嘘つき。


県レスリング協会役員が補助金不正受給 神奈川
NHK 9月25日 20時30分

 (略)

調査の結果、協会の役員で県立高校の62歳の教諭が、領収書を偽造して実際には払っていないのに競技の指導者への謝礼を払ったように装うなどの手口で、不正に補助金を受給していたことがわかったということです。その額は昨年度までの6年間で730万円余りに上るということです。

 (略)

この問題はことし3月にも不正が指摘され、県の体育協会が調査していましたが、この役員が、ほかの高校の教諭7人に「謝礼を受け取ったとうその回答をしてほしい」と依頼していたため発覚しなかったということです。

県教育委員会はさらに調査を進めて役員を含む教諭8人を厳正に処分するとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170925/k10011155821000.html

 他にも似たような手口の案件がボロボロあるのかも。

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2017/09/24

大人のための国語ゼミ

大人のための国語ゼミ


大人のための国語ゼミ
野矢茂樹
山川出版社 2017年7月25日初版第1刷発行

 本屋でベストセラー1位として並んでいたので購入。
 ただ、結論から言えば、私自身の評価は★3です。

 というのは、「大人のための」と言いつつも。
 失礼ながら、学者目線であって、ビジネス目線がないから。

 何故100円玉でコアラのマーチが買えないか。
 子供に説明するよう、文章を書き換えろという例題がありますが。

 書き換え後の文章、長すぎます。
 相手の知りたい結論から話せというビジネスの基本姿勢ゼロ。

 税金が何かとか、消費税がどんな税金かなんて。
 相手の子供が知りたがっている情報ではない。

 伝え手であるこちらが伝えたいと思っている、独りよがり情報。
 「相手のことを考える」との看板に偽りありです。

 端的に、

 「ゼイベツってのは、買うのにあと8%足さないとダメっていう呪文なんだ」

 これでよい筈です(パーセントは理解している前提らしいので)。

 その後に、子供の表情を見て、その先の何故が知りたそうならば。
 そこで初めてうんちくを語れば良いのですから。

 なので、「大人のための」として評価するとイマイチです。
 あくまでも、大学の教授が、そういうつもりで書いた本、です。

 ただ、この本の「5 文章の幹を捉える」はいいですね。
 大学受験を控えた受験生ならお勧めだし、それ以外でも読ませたい。

 要約問題は、文章の理解度を試す最善策だと位置づければ。
 どうやって切り取るか、アドバイス7つで整理する本書はわかりやすい。

 自分の昔に戻れれば、ここは是非読ませてあげたい。
 ということで、この5は評価します。

 しかし、それ以外は、総じて冗長です。
 なので、個人的には、★3評価となるわけです。

 でも、この本のイラストで出てくる、仲島ひとみ氏の「それゆけ!論理さん」。
 いいですね。

 現状、WEBで無料で読めるのですが。
 秋に書籍としても刊行されるそうなので、期待したいです。

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2017/09/20

松井秀喜の指導者論 指摘することと変わるように導くことと両方やって初めて指導者と言える

松井秀喜の指導者論 指摘することと変わるように導くことと両方やって初めて指導者と言える

 これは必読ですね。


指導者・松井秀喜氏の今 特別インタビュー(上)「長嶋監督の気持ちが分かる」
Full-Count 2017年9/19(火) 17:21配信

 (略)

考え抜くのが当たり前だと思っていた。それが今の仕事に役立っているかは分からない。打撃技術の向上や不振からの脱出は何か違うことで解決できる問題でない。自分の頭で考える以外に道はない。考え抜くしか何かを導き出す方法はないと思ってきた。

 指導する立場となって感じるのは、悪い点を指摘するのは簡単だということ。打撃を見ればすぐ気付くし『こうすればいいのに』と言える。でも指摘されてそれを直すすべを選手が持っているかと言ったら、持っている選手はほとんどいない。変わる必要性を選手にどう気付かせ、納得させて改善するか。コーチが見て良くなったと評価できる形で、かつ選手自身の感覚でもいいと思えるものを導き出さなければいけない。指導するうえで一番難しい部分だ。

 指摘することと、変わるように導いてやることは全く別で、両方やって初めて指導者と言える。『こうなっているから、こうしろよ』と指摘するだけの指導者なら、はっきり言って簡単だ。本当に賢い選手はいるのかもしれないけど、普通は『じゃあどうしたらいいの』となる。この仕事を3年間やって難しさを痛感している。納得させて本人が変わるように持っていく。それは日本語を駆使したとしても難しい。自分が突き当たっている壁かなと思う」

 (略)

神田洋●文 text by Hiroshi Kanda

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00010025-fullcount-base&p=3

 その指導理論を具現化すると、こうなる。

「選手時代は「開き直る」という言葉を嫌い、打撃を理詰めで考え抜くことで知られていた。指導の信条は「自分を選手に置き換え、頭の中で他人の肉体を使ってバットを振る」というほど、選手の立場になって考えること。」

 自分ならどうする、ではなく。
 相手ならどうする、を考えて指導せよと。

 これ、できていない指導者、教育者が一杯いる気がしますね。
 私自身も反省したいなと。

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2017/09/05

常勤講師「結婚できない」 京都、教員の12人に1人

常勤講師「結婚できない」 京都、教員の12人に1人

 もっと根本的なところに問題があるとは、思わないのですかね。


常勤講師「結婚できない」 京都、教員の12人に1人
9/3(日) 21:40配信
京都新聞

 京都府内の小中学校で担任など重要業務を担う教員の12人に1人が非正規の常勤講師-。「来年度の雇用を考えると管理職に意見が言えない」「待遇が低く結婚できない」。8月中旬、京都市内のホテルで、長期にわたって常勤講師として働く教員たちが全国から参加する集会があり、苦しい胸の内を明かした。

 (略)

 長野県の40代男性は毎年採用試験を受けているが合格せず、常勤講師として20年近く働く。副担任で、部活指導も行うが、給与が少なく貯金もわずかで、結婚していない。教員の仕事にはやりがいを感じているが「正規教員(教諭)ではないと分かると、生徒や保護者の信頼を失うのではといつもびくびくしている」と切実な状況を語った。参加者からは「教諭から同僚と見なされているのか不安」との声もあった。

 (略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170903-00000019-kyt-l26

 いや、確かに、非正規職員の待遇の悪さは聞いたことがあります。
 お子さんがそうだという人からですが。

 ただ、そもそも今の教師というシステムが根本的に問題でしょう。
 その歪んだ階層構造を維持する仕組みがあることは上記記事でも分かりますね。

 「来年度の雇用を考えると管理職に意見が言えない」「待遇が低く結婚できない」

 ですから。

 何のために教師はいて、何をするのか。
 彼らは、当たり前のその答えを言いよどむのではないか。

 私にはそんな風に見えますね。

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2017/08/22

高等教育無償化、2案に絞り検討 数兆円規模の財源課題

高等教育無償化、2案に絞り検討 数兆円規模の財源課題

 先にやるべきは、大学の淘汰じゃないのかと思いますが。
 それをさておいてというのは、違和感。


高等教育無償化、2案に絞り検討 数兆円規模の財源課題
朝日新聞デジタル 8/18(金) 8:54配信

 安倍政権が掲げる大学などの無償化について、政府は、有力な2案に絞って検討を進める方針を固めた。全国民を対象に在学中は授業料を取らず、卒業後に所得に応じて拠出金の形で納付する案と、一定の所得制限をした上で給付型奨学金を拡張する案の二つ。ただいずれの案でも、数兆円規模で必要ともされる財源の確保策には現時点では踏み込んでおらず、検討が難航する可能性も残る。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170818-00000012-asahi-pol

 私に言わせると、高専などの地位向上に努めるべき。
 モラトリアムで大学に行かせる時代は、もう終わったのですから。

 今の大学は、社会に不適応化する学生算出の温床になりつつある。
 いや、既に大部分はそうなっていないのだろうか。

 社会で、新社会人の対応に苦慮する人々であれば、皆感じるだろう。
 自分への変な自信があるだけに、余計苦労させられる。

 では、その変な自信はどこから生まれているのか。
 そろそろ、この悪循環を止めるべく、真剣に考えるべきでしょう。

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2017/07/18

新借金地獄(週間東洋経済) その4

新借金地獄(週間東洋経済) その4

 週間東洋経済2017年7月15日号より。

あなたの知らない「借金大国ニッポン」の現実
働き世代を中心に新たな火種がくすぶる
西澤 佑介 :東洋経済 記者
2017年07月10日
http://toyokeizai.net/articles/-/179731

 続きです。
 これも紙面から。

 刺激的なのが「サラ金より『ヤバい』銀行カードローン」のタイトル。
 でも、なるほど。

 アコムとプロミス、消費者金融2社の借金で破綻寸前の女性。
 ダメ元で東京三菱UFJの支店に行き、融資申し込みしたところ。

 なんと、即日で限度額20万円、年利14%で融資決めたと。
 いやー凄いっすね。

 で、日弁連が昨年9月に意見書を発表した。
 その際にアンケートでショッキングな事例を報告。

 銀行借入が単独で借手年収の3分の1を超えていた。
 な、なんと、65件もあったって、うげー。

 これに驚いたのが、金融庁で、絶句したのだと。
 「本当にそんなことをやっているのか」と。

 それから半年後の今年3月、全国銀行協会が対応を発表。
 収入証明書提出基準を厳格化したのだと。

 ま、これで話が済むとは思えませんが、とりあえずは様子見らしい。

 何度も書きますが。
 お金のリテラシー教育が喫緊だと心から思います。

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2017/07/17

新借金地獄(週間東洋経済) その3

新借金地獄(週間東洋経済) その3

 週間東洋経済2017年7月15日号より。

あなたの知らない「借金大国ニッポン」の現実
働き世代を中心に新たな火種がくすぶる
西澤 佑介 :東洋経済 記者
2017年07月10日
http://toyokeizai.net/articles/-/179731

 続きです。
 これも紙面から。

 サラ金が死滅しつつある今、何故多重債務者が出るのか。
 それは、銀行カードローンのせいだと。

 既に400万円カードローンが他行であるのに。
 追加で200万円を年利15%で貸した楽天銀行。

 登場人物は、貸した楽天に恨み言を言っていますが。
 根本的に、今の若者の多くには、金融リテラシーがない。

 個人的には、税金教育なんてやるよりも。
 税理士会は、そちらの教育を優先すべき。

 いや、会計士協会でもいいんですけど。
 何にせよ、お金のリテラシー教育が喫緊の課題。

 かつては、家庭のモラルによって守られていた規律が。
 いまや、家庭で教えないから、野放図になっている。

 リボ払いの問題も、まぁ今更ですが。
 貧テックって、本当にそんな言葉あるの、ですが。

 貸手が悪いで済ませずに、問題の根本に迫るべき。
 と、私自身は思っているのですが。

 学校が、そういう教育を必要とする認識を持たない限り。
 悲観的にならざるを得ないですね。

 続きます。

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2017/07/16

新借金地獄(週間東洋経済) その2

新借金地獄(週間東洋経済) その2

 週間東洋経済2017年7月15日号より。

あなたの知らない「借金大国ニッポン」の現実
働き世代を中心に新たな火種がくすぶる
西澤 佑介 :東洋経済 記者
2017年07月10日
http://toyokeizai.net/articles/-/179731

 続きです。
 これも紙面から。

 奨学金返済困難に陥るのは、最初からの就活失敗以外に。
 ブラック企業就職により、過労からの鬱病になるパターンもあると。

 個人的には、これ全部が企業の問題でないのも混じっている。
 そのように直観しますが、ここではそれはさておいて。

 健康状態をおかしくして、返済困難になるケースが少なくないと。

 これって、根本的に、奨学金借りてでも、大学進学する。
 その価値観が間違っているのではないかと思います。

 むしろ、就職などを考えると、今なら高専などの方が良いのではと。
 もちろん、高専も、今、決して、楽ではないでしょうけど。

 しかし、就職できない前提で進学している人ってどれだけいるか。
 皆さん「なんとかなる」と思っているのでしょう。

 恐らく、その罪の大部分は、進学を勧める高校教師にある。
 私は勝手にそのようににらんでいますが。

 誰のための進学なのか、思考停止した教師達が大半だろうと。
 そして、親にもそれがベストだと語っているのでしょう。

 根本の問題は、「全員を大学に行かせないとかわいそう」の価値観。
 ここに根源があると思います。

 続きます。

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