カテゴリー「税務」の401件の記事

2017/07/11

民法(相続法)改正をめぐる議論の動向と実務への影響[税法公開講座in大阪(立命館大学)]

民法(相続法)改正をめぐる議論の動向と実務への影響[税法公開講座in大阪(立命館大学)]

税法公開講座in大阪(立命館大学)

 パンフレットが送られてきましたので、紹介しておきます。

 そうですか、東京駅サピオタワーだけでなく。
 大阪梅田でもやるのですね。

 東京の税法連続講座に講師として参加したのが平成21年度。
 もうあれから、8年が経つのか。

 なんか、実務家が講師に立たなくなったので、接点なくなりましたけど。
 当時、あの講座に参加できたのは、私の財産です。

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2017/07/03

税大論叢での引用雑誌・書籍

税大論叢での引用雑誌・書籍

税大論叢に、執筆した雑誌・書籍が引用されていることが分かりました。

「自己創設営業権の時価評価について」角田享介(税務大学校研究部教授)

「相続税法第9条の「みなし贈与」について-資本取引等を巡る課税関係を中心として-」古谷勇二(税務大学校研究部教育官)

 自分のメモとして、残しておきます。

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2017/06/29

顧問税理士のための 相続・事業承継業務をクリエイティブにする方法60

顧問税理士のための 相続・事業承継業務をクリエイティブにする方法60

 待っていたファンタジスタ白井の新作です。
 いや、正確には改定新版なのでしょうけど。

顧問税理士のための 相続・事業承継業務をクリエイティブにする方法60
白井一馬
中央経済社 平成29年7月10日初版発行

 前作の改訂という位置づけですが、かなりバージョンアップしています。
 著者の言う通り、続編というべきなのでしょうね。

 初版以後の税制改正を踏まえて、内容を更に深化させた感じですね。
 既存項目はパワーアップし、新規項目を意欲的に取り込んでいます。

 例えば、小規模宅地特例は、二世帯・有料老人ホームを取り扱っています。
 まさに、今の世の中で、税理士が実務で必要とする知識。

 これに加えて、初版でもあった、信託・一般法人の知識を入れ。
 更に、再編・種類株式まで入れて、最後は事業承継税制。

 既にある程度、白井ワールドが分かっている人には、理解の確認と深化に。
 まだ、出会ってない人たちには、目から鱗の知識がいっぱい。

 そんな位置づけの一冊になるのではないでしょうか。

 で、この本の目指すところは、特別な税理士になろうということではなく。
 大過なく、普通の税理士として、お客様に迷惑を掛けないようにしよう。

 そのような価値観に基づいているのだと思います。

 派手なことをしましょうではなく、基本に忠実に。
 ただ、その基本は、今の時代を踏まえた、時代遅れにならないもので。

 だから、そのような価値観に賛同できれば、是非お勧めです。
 私も、同じですから。

[おまけ]
白井一馬先生の講演会の様子(2016.10.7)

ひじき柵破壊

飼い始めた日

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2017/06/26

「総合型」の規範的要件(ゼロからマスターする要件事実)

「総合型」の規範的要件(ゼロからマスターする要件事実)

 月刊「税理」2017年7月号(ぎょうせい)より。

〇ゼロからマスターする要件事実
 第19回 「総合型」の規範的要件
 岡口基一(東京高等裁判所判事)

 規範的要件とは、裁判官の規範的判断が必要な要件で。
 典型例は、不法行為の要件である「過失」だ。

 交通事件で、速度出し過ぎで、急ブレーキが間に合わず。
 歩行者をはねた場合、運転者に過失ありとされるのが通常だ。

 ただし、法定速度を上回る速度なら常に過失ありとはならない。
 世間では、法定速度が厳格に遵守されているわけではないから。

 この規範的要件には、2つの類型があると。

 【1】多様型
     単一ないし複数の事実につき要件該当性を評価するもの

     事実要件の考え方の延長線上で理解が可能。

 【2】総合型
     様々な事情を総合的に考慮することで要件の具備
     あるいは不具備を判断するもの

     当てはまる具体的事実を考えるアプローチは困難。

 借家契約等を終了させる「正当な事由」は、【2】の例。
 賃貸人側の事情と借家人側の事情を総合的に考慮して判断される。

 他に、表見代理の成立要件の「正統な理由」(民110)や。
 背信的悪意者論における「背信性」も同様だと。

 で、総合型の場合は、要件事実のような手法が使えないので。
 どうやって裁判所は判断するかとなるのですが。

 なんと、当事者が主張していない事情でも、証拠から判断できると。
 弁論主義の例外として位置づけられるというのですね。

 更に、立証責任も適用されない場合が出てくると。
 民事訴訟の基本原理が通用しない場合が出てくるのだと。

 さて、特別だから違うと言えば済むわけでなく、実務ではどうするか。

 司法研修所民事裁判室は、ルール作成のため奮闘したが。
 実務の扱いと異なるものを作り出したのだと。

 というところで、次回は、先に実務の扱いを確認するのだそうです。

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2017/06/19

目的信託の委託者の権利は支配が継続と言えるかもって(信託フォーラム)

目的信託の委託者の権利は支配が継続と言えるかもって(信託フォーラム)

 信託フォーラム2017年3月号より。

〇対談 健全な信託を目指して-信託法と税法の対話-
 三木義一(青山学院大学)・新井誠(中央大学)

 税法が専門の三木教授と信託法・成年後見が専門の新井教授の対談。
 ちょっと、あれっと思った部分があり。

 目的信託では、委託者が強い権限を持っていると。
 信託法260条を根拠に、新井教授が、信託譲渡が形式的だと主張。

 それに対して、三木教授が。委託者の支配が継続しているのなら。
 譲渡は起きていないのだと整理することもできるのではと。

 なんか噛み合っていない気が。

 信託法260条って、基本、クレーム言ったり、モニタリングする権利。
 信託法145条2項の強制化が、実質的な内容ですから。

 それって、支配とは言わないでしょう。
 条文見て議論していないんだろうな、という感じです。

 新井教授の話題の持ち出し方も、ちょっとミスリード気味ですが。
 三木教授も、ちょっと安易にコメントし過ぎじゃないかなぁ。

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2017/06/13

砂防指定地の評価(「税」(ぎょうせい))

砂防指定地の評価(「税」(ぎょうせい))

 月刊「税」(ぎょうせい)2017年6月号より。

〇ここが知りたい最新税務Q&A
 固定資産税(評価)関係
 砂防指定地の評価
 仲野亮太(日本不動産研究所固定資産税評価研究会)

 ここでも注意喚起されているように。
 平成26年8月の広島市土砂災害は記憶に新しい。

 で、砂防指定地の評価では、資料整備が進捗していないので。
 対応が困難な場合が多いのだそうです。

 一応、ここでは、記事の所在メモだけ残しておきます。

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2017/06/11

事業承継が0-ゼロ-からわかる本

事業承継が0-ゼロ-からわかる本


事業承継が0-ゼロ-からわかる本
半田道
中央経済社 (2017/5/25)

 この「0からわかる本」は、タイトルで買うと、ちょっと違う本ですね。

 著者出自からも、本当の読者である金融機関向けであることを表に出して。
 「金融機関のための」を付けた方がよかったでしょうね。

 本当に何も知らない人なら、第3章で挫折すると思います。
 ちょっと、対象読者層が見えていない感じです。

 「専門家と一緒に考えること」とありますが。
 実際には、専門家と話をする金融機関向けの知識ですし。

 経営者向けの本ではないよな、という印象です。
 実際に、本屋では既に並べてありましたが。

 私の予想通り、金融機関向けコーナーでした(丸善博多店)。
 丸善の店員さんの慧眼恐るべし、かな。

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2017/05/31

激変する既存住宅ビジネスと税制活用 (空き家3割時代到来!)

激変する既存住宅ビジネスと税制活用 (空き家3割時代到来!)


激変する既存住宅ビジネスと税制活用 (空き家3割時代到来!)
榊原渉・大野貴史・長岡栄二・平田久美子
清文社 2017年5月10日発行

 榊原氏は知りませんが、野村総研上席コンサルだそうです。
 他の3人は、確かな力量を持った税理士メンバー。

 で、「第3章 空き家を巡る税金」だけが、私には価値あり。
 他の章は、各地域のお役所向けに書いたような内容ですので。

 長岡・平田のお二人は、資産税のプロですから。
 29年度改正まで取り込んだ内容は、安心して使えるだろうと。

 可能なら、第3章だけ小冊子で出して欲しかったなぁ。
 と言ったら、清文社さんに怒られてしまうでしょうか。

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2017/05/25

公正証書遺言を作ってはみたけど…(月刊「税理」)

公正証書遺言を作ってはみたけど…(月刊「税理」)

 月刊「税理」2017年3月号より。


○こんなところに落とし穴!
 税理士業務のヒヤリハット
 File No.39 公正証書遺言を作ってはみたけど…
 鈴木真紀(税理士)

 以前作成した遺言を撤回して、すべて公正証書遺言で作成し直すことにした。
 ところが、その前に更に別の遺言があったことが、後で分かったと。

 結果的に影響はなかったようですが、冷や汗ものだったと。
 うーん、でもこれって、完全には対応難しいですね。

 もっと言うと、税理士は方向性を助言することはできても。
 作成そのものにタッチするのは、どうなのかなとも思っています。

 私の場合、懇意にしている司法書士の先生にお願いしています。
 方向性をお話した上で、直接お客さんと話をして公正証書遺言案作成して貰うのですが。

 これもまた、餅は餅屋って話ではないかと。

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2017/05/23

規範的要件と事実要件(ゼロからマスターする要件事実)

規範的要件と事実要件(ゼロからマスターする要件事実)

 月刊「税理」2017年6月号(ぎょうせい)より。

〇ゼロからマスターする要件事実
 第18回 規範的要件と事実要件
 岡口基一(東京高等裁判所判事)

 内容は、「規範的要件と事実要件の区別と統一的理解」について。
 以下、勝手に小見出しを付けてまとめますが。

1)規範的要件とは何か

 「裁判官による規範的評価を必要とする法律要件のこと」
   ex.即時取得における過失(民法192)

◆学習者としての勝手なコメント)

  伊藤滋夫「要件事実・事実認定入門」では、ちょっとニュアンスが違って。
 「規範に関することを内容として定めた要件が規範的要件」だとする。

 そして、事実ではなく評価と見るべきものだが、規範とは関係ないものがあると。
 「規範的要件・評価的要件(以下一括して,「評価的要件」と言う」と括っている。

 規範的というと、「~すべき」という規範の有無を想起させるだろう。
 個人的には、用語法としては、こちらの伊藤説の方が素直な気がする。

 もちろん、著者は生の実務表現を使っているのだと思うが。
 後で本文中で「規範的に評価される」との説明も出てきます。

2)事実要件とは何か

 「規範的評価を伴わない通常の要件」

 ただし、「あてはめの評価」が必要になることはある。
 そのため、事実要件でも、評価の問題が生じることはある。

   ex.弁済(事実要件)
     現金交付であれば弁済に当たることは明かだが。
     単に発行者不明の小切手を交付しただけ(A)では、そうは言えない。
      →事実要件でも、あてはまるかどうかの評価の問題が生じる

◆学習者としての勝手なコメント)

 恐らくだが、比較的、事実としてこうだと言いやすい要件。
 (あくまで、規範的要件と比較して、相対的に言えばだが)

 評価の泥沼に、それほど入らなくても、判断しやすい要件。
 (繰り返すが、それでも評価ゼロではないので、あくまで相対的に言えば)

 なお、区別の基準として、下記の伊藤滋夫氏の説明がわかりやすそう。

「取りあえずは,その基準としては,ある表現を用いた場合に,その表現から誰でもが共通のイメージを抱くことができる場合には,その表現を事実の表現として扱ってよいけれども,ある表現を用いた場合に,その表現から各人がまちまちのイメージを持つような場合には,その表現を事実ではなく評価として扱うということにする,と考えればよいでしょう。」(前述書P79)

 ここから、弁済には共通のイメージが持てても、過失には持てないとの説明がある(同P79-80)。

3)実務における要件事実とは

 証拠調べ前に、要証事実は何かを明確化することが、要件事実論の大きな役割。

 仮に以下2つの主張(上記(A)と下記(B))をしたとして。

 1つは上記(A)で、弁済に該当しないので。
 主張自体失当として、証拠調べの手前で、抗弁と認められない。

 もう1つの主張は、預金小切手を債権者に交付したこと(B)であれば。
 これは、弁済に該当するので、弁済の要件事実を主張していることになる。

 ここでは、「あてはめの評価」を経た具体的事実が、要件事実とされている。

 c.f.
  ロースクールでは、抽象的な法律要件を要件事実としている。
  →実務家から見れば、言葉を言い換えただけにしか見えない。
   ただし、著者の説明は現時点では、司法研修所でも教えなくなっている由。

◆学習者としての勝手なコメント)

 ここはちょっと本論から言えば脱線か。

4)規範的要件では主張自体失当とされる範囲が相対的に狭い

 規範的要件の要件事実とは、その法律要件にあてはまると、
 規範的に評価される具体的事実。

 ex.不法行為における過失
   「相手方は青信号で交差点に進入した」との主張

    …… 青信号で交差点に進入するのが原則なので
       一見すると、主張自体失当に見える。

   →しかし、交差点内で転倒している老人を見ても、
    ブレーキをかけなかった場合であれば、
    青信号で交差点に進入した側の過失があり得る。

 主張自体失当の可能性がある主張でも、要件事実として、
 証拠調べに入ることもある。

◆学習者としての勝手なコメント)

 評価は総合的な判断がされるので、短絡的に結論が出しにくい。
 背景事情として考慮することも踏まえ、まな板には載せるの意味だろうか。

5)まとめと次回へのイントロ

 省略します。

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