カテゴリー「育児」の13件の記事

2018/01/01

子どものまま中年化する若者たち

子どものまま中年化する若者たち


子どものまま中年化する若者たち
根拠なき万能感とあきらめの心理
鍋田恭孝(医学博士・臨床心理士・欧州共同認定サイコセラピスト)
幻冬舎 2015年7月30日第1刷発行

 著者は、精神科臨床30年の現場経験のある医師。
 今の若者には、明らかに大きな変化が起きていると。

 以前買って読み途中でそのままになっていました。
 年末大掃除で見つけて、ようやく続きを読んだわけです。

 まず、大まかにいえば、若者は体力的にも植物化が進行し。
 省エネ的な、動物らしさが失われつつあると。

 そして、遠近法などの統合的な事象の把握能力が未発達だと。
 断片的にものごとや他者を認知する可能性が高くなっていると。

 著者は、これらをデータや各種の調査で語るわけですが。
 これらの性質は、キレやすさに繋がるだろうと予想している。

 では、現象ではなく、どうすればという話ですが。
 今回読んだ部分に答えがあった気がします。

 人の気持ちを読む能力を育てる訓練をすること・させること。
 これが何より大事ですね。

 やらなきゃ、いつまでたってもできない。
 かつては、勉強ができれば、かなりの程度、これも期待できた。

 しかし、今はそこに相関性がない。
 むしろ、結果としては逆であることが増えている。

 以下は、私が気になった部分のメモです。

P167
 家庭でも学校でも、至れり尽くせりで育てられる。大学まではずっと「お客さん」だ。そのため、社会に出ても、自己愛を引きずることが多い。新型うつ病に見られるような漠然たる自己愛だ。そして、何の根拠もない幼児的な万能感が残りやすい。大人が準備したものを、それなりにクリアして褒めてもらってきたことで、自分を有能な人間だと思い、大切にされ評価されるに値する人間だと思い込んでしまう。
 そのため仕事という生存競争の中で、思うようにいかないと、クリアしやすい課題を与えない上司や会社や社会が意地悪をしているように思ってしまう。被害者意識を抱く。そして、引きこもる。あるいは、秋葉原の事件のような存在証明のための犯罪を起こす。

P200
 すでに触れたように、幼児期から多数の家族メンバーで暮らしていれば、人の気持ちを読み、群れの動きを察知することが何よりも大切になる。しかし、いまや、人との親密で多様な体験は量・質ともに激減している。それに代わって、テレビ番組やウェブなど、人の気持ちとは関係のない情報が溢れている。人の気持ちを読む訓練がなされず、ものや情報そのものとの関係が優位な環境で育つことになる。
 そのうえ、たとえば母子家庭であれば、母親の子どもの気持ちを察する能力が低いと、子どもが人の気持ちを読む能力を身につける機会が格段に減る。家族のメンバーが少なくなれば、多かれ少なかれ、このようなことが起きうる。

P201
 とくに、確定診断としてアスペルガー障害とするほどの特徴が希薄な、軽度のアスペルガー傾向を持つ若者や子どものケースが急増している。すでに述べた対人恐怖症・不登校においては、あきらかに、この種の傾向をケースが急増している。

P205
 若者たちは、個性を大切にしなさいと言われつつ、空気を読むことを強いられるという微妙な思春期を送る。そこでは、与えられたシステムから外れないように、ソコソコに課題をクリアしてひっそりと生きるしかない。
 ソコソコにクリアできなくなると、戸惑い苦しみ、結果、培養植物的に自分の世界を限定して生きようとするか、クラゲのようにフワフワと生きるようになる。そのため、思春期になると、引きこもりや非行のような問題行動がはっきりしてくる。

P212
 いまや家庭の周りから絆の深い「群れ社会」が消えたため、養育環境で受けた影響が群れ体験によって修正されることがなくなった

P213
 いまや、スポーツでも芸術分野でも政治家でも医者でも、専門的な仕事に就くには、家族の支援が不可欠になっている。実際、二世、三世の議員・選手・アーティストが増えている。私の周りにも、親の影響で医者になっている若者が多い。今後、養育格差はますます大きくなり、社会は硬直化していくに違いない。

P215
 親の安定したかかわりは幼児期から学童期まで必要であるが、学童期に入ったら、子どもが一人で生きていく力を育てるという方向性が必要となる
 まず、大人扱いをすることが大切だ。自分のことはなるべく自分でさせるようにする。


 で、著者自身も書いているように、現代の若者は悪いことばかりではない。
 しかし、養育格差が起きやすいというのが著者の主張である。

 若い世代に生きにくい世の中になっているのは、間違いないけれど。
 なんとか、しぶとく適応していってほしいと思う。

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2017/10/26

18歳から25歳までが流動性知能(思考力・計算力など)のピーク

18歳から25歳までが流動性知能(思考力・計算力など)のピーク

 「流動性知能」という言葉を初めて知りました。
 メモで残しておきたく。


藤井聡太四段が高校進学決断 名古屋大教育学部付属高へ
2017/10/26(木) 5:00配信
スポーツ報知

 (略)

 藤井四段は、以前から「18歳から25歳までが流動性知能(思考力・計算力など)のピークで(高校に通う15~18歳は)大事な時期なので難しい選択になります」と揺れる胸中を吐露していた。

 (略)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00010000-spht-soci

 で、知能は、

[1]流動性知能(fluid intelligence)と
[2]結晶性知能(crystallized intelligence)

とに分けられるのだと。

 前者の向上には、「Nバック課題」というトレーニングが効果があったと。


2011.06.23 THU 13:02
流動性知能を向上させる簡単な訓練:研究結果

小中学校の子どもたちに『Nバック課題』というトレーニングを1カ月受けさせたところ、遺伝の影響が強いとされる「流動性知能」が大幅に向上し、トレーニング終了後も効果が持続したという。

通常、知能はふたつの異なる要素からなると考えられている。すなわち、流動性知能(fluid intelligence)と結晶性知能(crystallized intelligence)だ。流動性知能とは、新たな問題を解決し、未知のパターンを認識することにかかわる能力全般を指す。結晶性知能とは、特定種類の知識によって構成されるものだ。流動性知能は教えて伸ばすことが難しいため、人間の思考力の中でも、遺伝の影響が大きい要素だという見方が強い。

しかし、ミシガン大学の研究者たちはこのほど、単純なメンタル・トレーニングで流動性知能を向上させることが可能だということを示した(研究論文はPNASに公開されている)。

 (略)

TEXT BY Jonah Lehrer
TRANSLATION BY ガリレオ ?高橋朋子/合原弘子

WIRED NEWS 原文(English)
https://wired.jp/2011/06/23/%E6%B5%81%E5%8B%95%E6%80%A7%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%82%92%E5%90%91%E4%B8%8A%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%AA%E8%A8%93%E7%B7%B4%EF%BC%9A%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B5%90%E6%9E%9C/

 「Nバック課題」って、どんなものか。
 文中にもあったが、確かに、あまり面白くなさそう。


 あなたがすることは9つのマスに一定時間表示される数字または■のパターンを記憶し答えることです。
 ただしあなたが答えるのはレベル数だけ前のパターンです。

ワーキングメモリーを鍛える2(n back task)

 しかし、藤井4段って、本当に中学生なんだろうか。
 思索的というか、多読的というか。

 なんか、普通に大人に混じって会話できそうな感じだ。

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2017/09/02

ついていい嘘があると子供に教える必要がある

ついていい嘘があると子供に教える必要がある

 大人は、自分の思い込みで、子供を縛ってしまう。
 実は、許容幅がある概念なのに、絶対化してしまう。

 その1つが、「世の中にはついて良い嘘がある」ということだ。
 「絶対に嘘はダメ」と言う人がいるが、それでは生きていけない。

 嘘にならない嘘の付き方や、傷つけない嘘の付き方。
 あるいは、敢えて嘘をつかなければならない時があること。

 こういうことを、子供が大人になるどこかで、ちゃんと教える必要がある。

 いや、大抵の子供は、自分で気がつくのです。
 教えられなくても、多分、そうしないとダメなのだと理解する。

 ところが、不幸にも気がつくチャンスがないまま成長する子がいる。
 子というか、そのまま大人になった人たちが、最近少なくない気がする。

 これって、本当に不幸なことです。
 いつか、本人が困って、出口がなくなってしまう事態を招きます。

 しかし、本人は、解決方法が見当たらず、困ってしまうわけです。
 厄介なのは、当然過ぎて、周囲には理解できない話だということ。

 教えるべき時期は、多分人によって違うのですが。
 でも、多感な時期までに理解させておくべきだと思います。

 下手をすると、自分で自分の命を絶ってしまいますから。

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2017/05/21

普通の顔をしたおかしな人がいるってことを知っておく

普通の顔をしたおかしな人がいるってことを知っておく

 いや、上京した姪っ子たちに、特に伝えたいことなのだが。
 世の中には、普通の人の顔をした、おかしな人たちが結構いる。

 ごく少数、当たったら不運、というレベルではない。
 相当数、この世の中には、存在している。

 大事なことは、そういう人たちが、結構いるという事実の認識。

 ついつい、普通の人だと思って、話してしまった。
 ついつい、普通の人だと思って、付き合ってしまった。

 多くの悲劇は、そこから始まっている。
 気を許して、話をする前に、自分のセンサーが働いているか注意すべき。

 あれ、という違和感が瞬間的にでもあったら。
 気のせいで済ませずに、それが何に由来するのか、考えてみる。

 多くの場合は、相容れない価値観が根源にあることが多いのだから。
 小さなことではなく、きちんと考えてみるべき。

 逆に言えば、相手と自分の違いの全てを気にする必要もない。
 許容できる違いであれば、問題ないのだから。

 もちろん、あばたもえくぼ、恋は盲目状態だと仕方ないですが。
 しかし、立ち止まって、自己点検する癖をつけないと。

 もう1つ、姪っ子たちに伝えたいことがあるとすれば。
 それは、若い頃の失敗には、取り返し付かないものがあるということ。

 失敗するな、では決してない。
 リカバリのきかない失敗もあることを踏まえて、トライせよということ。

 人生って、意外と、必然性の繋がりで今があるのだと。
 この年になって、結構、思うことがある。

 今の自分がいいか悪いかは別にして。
 もう一度味わいたくない思いが、かつてあったことは大事にしたい。

 いや、こんなこと言って伝わるかどうかですし。
 年寄りの言うこと聞けないのが、若さではあるのですが。

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2017/05/10

お金の困った!7人の士、一挙解決(日経ビジネス人文庫)その7

お金の困った!7人の士、一挙解決(日経ビジネス人文庫)その7


お金の困った!7人の士、一挙解決
日経ヴェリタス編集部編著
日本経済新聞出版社 2016年10月3日第1刷発行
(日経ビジネス人文庫)

 続きです。

 疑問が幾つか。

 まず「なんじゃそれ」が「お金と学力の関係」(P39)。

 家計が苦しければ子供が日常生活で我慢することが多くなる。
 すると、勉強のため必要な我慢する力が足りなくなると。

 逆に、年収が大きい世帯ほど、我慢する力の数値が大きくなると。
 えー、そんな仮説あるのかいなと思いましたが。

 大阪大学池田新介教授の3695人を対象とした調査で。
 このような傾向を明らかにしたのだと。

 うーん、逆の事例もよく見ますけどね。
 何でも買えちゃうから、我慢のできない人とか。

 元の質問は、
 「なかなか集中できない」
 「悪い習慣により苦労していることがある」
 などの13個。

 その当てはまりを5段階で回答して貰って。
 我慢する力を数値化したと。

 これ、我慢する力じゃなくて、「心の余裕」の測定でしょう。
 元の調査論文読んでいませんが、なんだかなです。

 もう1つ疑問が遺産の現物分割の方法について(P69)。

 自宅の庭が広く、盆栽を長男が育てて盆栽業をしていたので。
 盆栽のある庭部分は長男、残りの土地建物部分は次男にと分けたと。

 これって、建築確認の際の容積率・建坪率と変わりますね。
 分割後に、建築基準法違反になる恐れがないのだろうか。

 あるいは、当面よくても、建て替えのできない土地になる恐れがないのか。
 すごく気になります。

 分割をまとめるためには仕方ないのかもしれませんが。
 子供や孫の代に、トラブルを残す解決策のような気がします。

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2017/04/27

ロタウイルス、患者数3年ぶりの高水準

ロタウイルス、患者数3年ぶりの高水準

 職場のパートさんもお子さんがかかったそうです。
 回復したようで、一安心ですが。


ロタウイルス、患者数3年ぶりの高水準
2017年04月25日 16時49分 TBS

 乳幼児を中心に急性の胃腸炎を引き起こす「ロタウイルス」の感染が広がっていて、最新の1週間の患者数は3年ぶりの高い水準となっています。
 ロタウイルスによる急性の胃腸炎は乳幼児がかかりやすい病気で、下痢や嘔吐、腹痛などを伴い、症状がひどくなると入院が必要になることもあります。

 (略)

 1医療機関あたりの患者の数は2月はじめからおよそ10倍に増加していて、都道府県別で多いのは群馬県、香川県、兵庫県の順でした。

 厚生労働省は、手洗いなどの予防を呼びかけています。(25日13:08)

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12198-89441/

1週間で10倍、まさにパンデミックですね。

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2017/04/01

低所得層「勉強わからない」が2倍…大阪府調査

低所得層「勉強わからない」が2倍…大阪府調査

 朝食はともかく、教育は、はっきりしていますね。
 親の熱意が違う。


低所得層「勉強わからない」が2倍…大阪府調査
2017年04月01日 08時06分

 大阪府は31日、子供の貧困対策を目的に行った「子どもの生活に関する実態調査」の結果を公表した。

 低所得層の家庭の子供は高所得層の子供に比べ、「学校の勉強がわからない」割合が2・1倍、「朝食を週に2回以上食べない」割合が2・6倍に上った。

 (略)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170401-OYT1T50040.html?from=ytop_main6

 結局、教育重視でないと、マイナスの世代連鎖が解消できない。
 しかし、教育重視を謳った第一次安倍政権は崩壊した。

 現実路線でないと、政治はやっていけないとの認識ありあり。
 そうなんだけど、でも、このままだと、世の中ヤバいのは間違いない。

 政府が悪いのではなく、世の中の認識を改めるべき問題が根幹ですが。
 超党派で問題を扱って頂くわけにはいかないのですかね。

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2017/02/27

高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は975 万円(日本政策金融公庫の平成28年度調査)

高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は975 万円(日本政策金融公庫の平成28年度調査)

 1年で80万円近く増加したって、何故なんでしょう。


ニュースリリース
平成 29 年 1 月 30 日
株式会社日本政策金融公庫

世帯年収に占める在学費用の割合は 16%と前年に比べ低下
~平均世帯年収は 2 年連続の増加~
-「教育費負担の実態調査結果」(平成 28 年度)-

<調査結果のポイント> 1 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は、975 万円 (P7、14、15) ○ 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は、子供 1 人当たり 975.0 万円とな っている(前年調査 899.4 万円)。 ○ 自宅外通学者(1 人)への年間仕送り額は平均 145.1 万円となり、大学 4 年間の仕 送り額は約 580 万円、さらに、自宅外通学を始めるための費用として 41.9 万円が必 要となる。

2 世帯年収に占める在学費用の割合は低下するも、「年収 200 万円以上 400 万円未満」 世帯の負担割合は高止まり (P1、10) 〇 平均世帯年収は、855.0 万円となり 2 年連続の増加、前年調査(834.4 万円)と比 べ 20.6 万円増加 ○ 世帯年収に占める在学費用(子供全員にかかる費用の合計)の割合は、平均 16.1% となり、前年調査(17.8%)と比べ 1.7 ポイント低下した。ただし、「年収 200 万円 以上 400 万円未満」世帯の負担割合 36.6%と高止まり(前年調査 36.8%)。

3 教育費の捻出方法は、「子供がアルバイトをしている」が「奨学金を受けている」よ りも上位に (P16) ○ 教育費の捻出方法(何らかの対応をしている世帯)は、「教育費以外の支出を削っ ている(節約)」が 28.2%と最も多く、以下「預貯金や保険などを取り崩している」 (22.1%)、「子供がアルバイトをしている」(19.6%)、「奨学金を受けている」(17.7%) と続く。 ○ 過年度の調査結果と比較すると、「預貯金や保険などを取り崩している」が対前年 比▲5.8%、「奨学金を受けている」が同▲4.3%と大きく減少している。この結果、「子供がアルバイトをしている」が「奨学金を受けている」よりも上位となった。

https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kyouikuhi_chousa_k_h28.pdf

 奨学金依存が減って、アルバイトが増えたというのは、評価が難しいですね。
 返済型奨学金から給付型に徐々に転換していけば、このあたりどうなるか。

 それにしても、世の中のお父さん、お母さんって大変だ。
 3人の子育て頑張っている私の妹も、凄いと思う。

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2015/12/17

“資生堂ショック” 改革のねらいとは

“資生堂ショック” 改革のねらいとは

 これは注目か。


2015年11月9日(月)
“資生堂ショック” 改革のねらいとは

 (略)

短時間勤務制度は1991年に導入しましたが、店頭に立つ美容部員はなかなか利用しませんでした。
2007年、当時の社長が美容部員にも制度の利用を勧めたところ、利用者は一気に増えました。
ところが、同じ時期、会社全体で国内の売り上げがおよそ1,000億円減少します。
会社では、競争の激化やインターネット販売への対応が遅れたなど、さまざまな要因がある中で、美容部員がかき入れ時に店頭にいないことも原因の1つと考えるようになりました。

資生堂ジャパン 営業統括部 新岡浩三営業部長
「過去の習慣的に、育児時間(短時間勤務)取得者は早番、暗黙のルールがあった。
いちばん忙しい時間に1人足りないということが発生していた。
そういう時間にいないことが(販売の)機会喪失につながっていたのではないか。
そこについては悩んでいた。」

販売の現場では、子育てをしていない美容部員に遅番・土日勤務の負担が集中。
こうした社員からは「不公平だ」「プライベートの時間がない」などの声が続出するようになりました。
経営陣は制度運用の見直しを迫られたのです。

そして一昨年(2013年)、資生堂の人事部は子育て中の美容部員に、あるDVDを配布しました。
冒頭、役員が制度に甘えるなと警告しました。

資生堂が制作したビデオ
“月日を重ねるごとに、何となく(育児時間=短時間勤務)を取るのが当たり前、甘えが出てきたりだとか、そこを取るという権利だけ主張しちゃったり。”

さらに、短時間勤務の利用者でも公平に土日勤務や遅番をこなしてほしいという厳しい内容も伝えられました。

資生堂が制作したビデオ
“ひとつきの土日8日のうち2日は勤務することを基本とし、また、遅番10日を基本とし、会社が決定します。”

資生堂 人事部 ビジネスパートナー室 本多由紀室長
「育児期の社員は常に支えられる側で、本人たちのキャリアアップも図れない。
なんとか会社を支える側に回ってもらいたいという強い思いがあった。
働くことに対する意識、ここに対してメスを入れていこう。」

 (略)

美容部員 木内枝里佳さん
「時短者だから無理、やる気がない、そうは思われたくはない。
今後はひとつ上のステップで、店を統括できるチーフ、マネージャーの立場を目指せればと思う。」

資生堂は今回の改革によって、育児中の女性社員も会社の戦力にしていきたいと考えています。

資生堂 人事部 ビジネスパートナー室 本多由紀室長
「育児時間(短時間勤務)を取っている人は悪い評価でも文句を言えないから我慢してもらおうではなく、ちゃんとそこは客観的に評価をしていく。
厳しい部分はあったかもしれないが、会社も社員もどちらも成長していく、意義のある大事な取り組み。」


和久田
「一見厳しい改革のようですが、子育て中の社員の生産性を上げることで会社の業績アップにつなげようということなんですね。」

阿部
「現在、多くの企業が子育て支援制度を導入していますが、運用を進めていく中で、職場では不公平感が広がり、現場の士気が下がってしまうこともあるといいます。
専門家は今後、多くの企業が資生堂と同じような問題に直面すると指摘しています。」

 (略)

http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/11/1109.html

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2015/11/14

「子を叱るのは親の責任」世界遺産の神社に置き紙 ネットに共感の声、書いた神職の思いとは

「子を叱るのは親の責任」世界遺産の神社に置き紙 ネットに共感の声、書いた神職の思いとは

 ごもっとも。
 言われないと分からない人が増えたということですが。


「子を叱るのは親の責任」世界遺産の神社に置き紙 ネットに共感の声、書いた神職の思いとは
withnews 11月11日(水)14時16分配信

 世界遺産にも登録されている京都の「宇治上神社」。この神社が作った参拝者向けの紙が話題になっています。「小さなお子様をお連れの親御様へ」と題したメッセージ。内容についてネット上では「当然のこと」「ここまでの注意書きが必要とは」といった声が上がっています。神職はどんな思いで書いたのか? 話を聞きました。

 (略)

 「ここは神社です。皆様が心を静めてお参りをされる場所です。テーマパークでもファミリーレストランでもありません。サービス業ではないのです。『お客様は神様』の自論は通用しません。本当の神様は目の前においでです。当然、不敬な行動は叱ります。親御さんがお子様をしっかり御監督なさって下さい。お子様を叱るのは、親の責任ですし、親が不行き届きで、周りの人に叱っていただいたなら、逆切れではなく、『ありがとうございます』です。自分本位な考えの大人になられないように、正しい教育で共にお子様の健やかなる成長を見守りましょう」

 (略)

 ――書いたきっかけを教えてください

 「世界遺産になってから参拝者も増えています。そんな中、私たちが子どもを注意すると、逆にその親から苦情を言われるケースが増えてきたためです。他の参拝者のためにも、守っていただきたい一般的なことを書きました」

 ――どんな思いを込めたのでしょうか

 「子どもの頃にやりたいことをやって、そのまま大きくなったら大変なことになりかねません。子どものうちに、しっかりと親や周囲の大人が教えることが必要だということが伝わればと思っています」

 ――文字の色やフォントを変えたり、「お客様は神様」という表現を引き合いに出したり、工夫されていますね

 「当たり前のことを当たり前に書いても読んでもらえないと思ったからです。気にとめてもらえないし、堅い内容だと読むのがしんどくなりますから。ただ、この紙は神社の紹介文などと一緒に置いてあるもので、大々的に訴えているわけではありません」

 ――「神社に限らず、世間一般に当てはまる指摘だ」といった声もあります

 「子どもたちは宝です。健全に育つように周りの大人が見守っていける、そんな社会であったらいいなと思います」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151111-00000001-withnews-l26

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