カテゴリー「書籍・雑誌」の801件の記事

2018/02/11

山口六平太復活!田中圭一画って、禁じ手でしょ

山口六平太復活!田中圭一画って、禁じ手でしょ

 ビックコミック(2018年2月25日号)を購入。
 羽生先生が表紙で、へーと思いながら読んでいくと。

 あれ、作者急逝で終わった筈の山口六平太があるぞ。
 しかも、なんか、ハッピーエンドで終わっている。

 で、よく見ると。
 な、なんじゃ、こりゃー!!

 「田中圭一画」って、マジですか。
 そうか、田中先生って、真面目なこともできるんだ(暴言)。

 いや、素晴らしいお仕事です。
 というか、全然気がつかない出来映え。

 パクれるのは、手塚先生だけじゃないってのを証明。

 


『総務部総務課山口六平太』1話限定で復活!気になる作画者は!?
小学館コミック 2018年2月10日

| | コメント (0)
|

2018/02/05

大蔵財務協会「役員給与と税務調査」発刊中止

大蔵財務協会「役員給与と税務調査」発刊中止

 なんと、2年前に注文していた本について。
 大蔵財務協会から、発刊中止のお詫びとのお手紙が来ました。

 役員給与関係本で、平成28年2月発刊予定だったのに。
 ついに2年経過で、もうダメだと。

 いや、すごい。

 これって、平成28年・29年連続改正で。
 著者が音を上げたのでしょうね。

 すっごく気持ち分かるなぁ。

| | コメント (0)
|

2018/01/30

「元技術者・錦戸開太の融資渉外一丁目一番地」が最終回(近代セールス)

「元技術者・錦戸開太の融資渉外一丁目一番地」が最終回(近代セールス)

 近代セールス2018年2月1日号より。

○元技術者・錦戸開太の融資渉外一丁目一番地
 最終回 経営コンサルティングに見る銀行ビジネスの未来
 作●田代達生 画●うのとおる

 最近、一番楽しみにしていたのがこの連載だったのですが。
 終わってしまうのですね。

 今回は、人事異動のロスに着目。
 金融機関は不正防止で異動は不可避ですが。

 金利とは、一体何の対価なのかと考えて。
 そこから、新たなコミットの仕方を提案できないかと。

 顧客に教わるという部分も含めて、なるほどでした。

 うのとおる氏の絵柄も好きだったので。
 また、新たな連載を期待したいところですが。

 でも、その前に近代セールスの購読を止めてしまうかもなぁ。
 最近、つまらない記事増えた気がする。

| | コメント (0)
|

2018/01/29

裁判官!当職そこが知りたかったのです。-民事訴訟がはかどる本-

裁判官!当職そこが知りたかったのです。-民事訴訟がはかどる本-

裁判官!当職そこが知りたかったのです。-民事訴訟がはかどる本-
岡口基一(裁判官)・中村真(弁護士)
学陽書房 2017年12月18日初版発行

 私が買ったのは、2018年1月5日の2刷です。
 気になってはいたものの、どうしようかと思い悩んでました。

 何せ、私は弁護士でも裁判官でもない法務素人ですし。
 でも、中村真弁護士のマンガは読みたいよなぁと(おいおい)。

 で、結局、梅田の紀伊國屋書店でついに買ってしまいました。
 (私の前に、手に取った人は買わなかったのに……)

 私みたいな裁判素人でも案外読めて、なるほどが結構ありました。
 特に「04 和解」の箇所。

 まず、相手にカネがない場合の和解について。
 総額を負ける和解ではなく、分割払いの期間を長くとると。

 その際に、分割は2回怠りで期限の利益喪失との条項を付ける。
 債務者側はOK出すけど、債権者側は渋る場合が多い。

 しかし、2回怠りで請求額全額の債務名義がとれるのだから。
 確定判決よりも早く債務名義がとれるので、債権者も有利。

 うーん、そうなんだ。
 確かに、判決だけでは役に立たないということを踏まえた解決だ。

 債務者は騙されたような気がしないのかなと思ったりしますが。
 まぁ、仕方ないんでしょうね。

 それから、和解7割という秘訣は何かという話で。
 人間関係を作る、代理人の信頼を得るということに加えて。

 代理人に議論を求められても、言い負けないようにすると。
 そのために、記録をちゃんと読んで入念に準備しておくと。

 この点は「05 審理の終結」でも出てきます。
 和解させるにも、判決起案と同じくらい記録をちゃんと読むのだと。

 あと、「05 審理の終結」で、最終準備書面が有用な場合の話があり。
 反対の間接証拠を全部潰せるよう、書いてきてくれると助かると。

 あくまでも、直接証拠がなくて、結論が悩ましい事件の場合だが。
 反対証拠を説得的に潰せるものは、とても有り難いと。

 最終準備書面は、通常局面では出す必要ない存在のようですが。
 なるほど、こういう使い方をすると有用なのですね。

 これって、個人的にはとても参考になりました。
 法曹じゃなくても、仕事上作成するある種の文書で応用できそうだなと。

 また、「06 判決」では代理人の腕の善し悪しと判決の影響で。
 良い代理人は証拠の出し方も上手いし、途中段階でも差が付くので。

 最終結果としての判決で影響が出るのは「しょうがない」と。
 現役裁判官が言っちゃうのは、結構衝撃です。

 で、この本で一番衝撃的だったのは、「07 控訴」のところ。
 控訴の趣旨は、「ほとんど間違えています」なのだそうです。

 もっと言えば「間違っていないことがあまりない」。
 これは、代理人弁護士の皆さんには、恐らくウゲゲではないか。

 聞けばコロンブスの卵ですが。

 「自分が勝った部分は原判決を取り消さなくてもいい」なのに。
 「自分が勝ったところを含めて全部取り消せと言っている」と。

 うーん、しかし、この話って怖すぎますね。

 「私の場合、原判決は間違っているという視点で読む」も軽く驚きでした。
 筋を外している原判決でも、国語的はよくて、一見良い判決に見えると。

 なので、最初の「事案の概要」を読んだら、原判決の続きを読まずに。
 双方から出ている代表的な陳述書を読んで、筋をつかむと。

 その上で、原判決の理由を読むと、まるっきり違っていることもあると。
 「事件の筋を外している原判決では全然お話にならない」と。

 そして、「08 裁判所から見た内外のお仕事事情」では。
 裁判官に信頼されている代理人とはどういうものかとの話があり。

 「この先生だったらそう間違ってないだろう」があると。
 知らない人の場合は、ちゃんと慎重に読むと。

 そして、内容素晴らしいと「ちゃんとした先生なんだな」と思うし。
 ダメな書面だと「この先生はダメなんだな」みたいに思うと。

 この点(「ひどい先生のとき」)は、引継メモのところでも出てきます。
 「この先生は何回言っても準備してこないので、ちょっと注意して進めてください」など。

 あと、やりやすい代理人はどういう人かという話もあり。
 紛争の全体像が把握できている人、ということが出てきますが。

 そこで、依頼者を説得できない弁護士の話が出てきます。
 最近、この話は、よく聞きますけれど。

 たぶん、私のいる業界も、似たような話ってあるだろうなと。
 シミジミ感じました。

 私ですら、なかなか面白く読めましたので。
 多分、法曹の方々であれば、更に得るところの多い本なのでしょう。

 なお、最後の方で、著者たちが出版社で撮影された写真があるのですが。
 それを見て私が思ったことは。

 「中村弁護士の顔って、マンガと全然ちゃうやん!」でした。

 岡口裁判官は、まぁ似ているような気がすると言っておきましょう。
 まぁ、中村先生のマンガの面白さは画力じゃないし(褒めてないか)。

| | コメント (0)
|

2018/01/26

実現しなかった並木教授の夢(「ゼロからマスターする要件事実」第26回)

実現しなかった並木教授の夢(「ゼロからマスターする要件事実」第26回)

 月刊税理2018年2月号(ぎょうせい)より。

税理2018年02月号(amazon)

○ゼロからマスターする要件事実
 第26回 実現しなかった並木教授の夢
 岡口基一(東京高等裁判所判事)

 裁判官だけがブロックダイアグラムを組み立てていた時代に転換期が来て。
 平成8年民訴法改正で、訴訟当事者が裁判官と要件事実を把握できるようになった。

 まさに、かつて並木茂教授が待ち望んでいた状況が到来したはずだった。
 ところが、実際には、そのような理想的な運用はされていないのだと。

 ここまでが前回の話の復習。

 ではそれは何故か、というのが今回の話。
 答えは、従来判決スタイル廃止と研修所での要件事実論教育廃止の2つが根本だと。

 まず、従来の判決スタイル廃止による影響だが。
 裁判官は、要件事実の把握・ブロックダイアグラム構築が必須でなくなった。

 従来の起案では必須だったので、先回りして作成しておく意義があった。
 ところが、現行制度では、各争点での当事者主張を列挙するだけになった。

 それでも、裁判官にとって必須の手続きならやらざるを得ないわけだが。
 現実の訴訟事件の多くは、構造が単純で、ルーチン処理でよくなってしまう。

 結果、判断に不要な、2度手間の作業をするバカはいない、となってしまった。
 全く裁判官にその気にさせない流れができてしまった。

 更に、司法研修所での要件事実論教育廃止は、能力低下を招いた。
 かつてと異なり、複数訴訟物など複雑な案件で対処できない法曹が増えた。

 代理人弁護士はもちろんのこと、裁判官自身も能力低下してしまっている。
 いや、そう著者が断言されているので、そうなのでしょう。

 恥をかきたくないので、弁護士は裁判官にお任せしようとなるし。
 恥をかきたくないので、裁判官は後で一人で考える方がいいやとなる。

 弁論終結後に、文句言われない状況で裁判官が従来通り判断する。
 なので、訴訟当事者と裁判官の共同作業にはならないのだと。

 では、何故、判決スタイルの変更と研修所の要件事実論教育廃止が生じたのか。
 次回は、その経緯を説明しますと。

 読んでいて疑問に思うのは、現実の訴訟事件の多くはダイアグラム構築不要との話。
 素人に分かるように話を省いているせいでしょうけど、何故なのか理解できず。

 普段同じようにやっていれば、多少難しくても、同じ方法でやるというけれど。
 現場はそうでも、それって本当に、できていることになるのだろうかと。

 もっと言えば、現場はともかく、最高裁はそれでいいと思っているのだろうか。
 最近の国税庁のスタンスなど見ていると、上が許容するのがちょっと想像できない。

 むしろ、制度としては、逆の方向に動きそうな気がするけれど。
 その意味で、もっと別の理由が背景にありそうな気がしてしまうのですが。

 まぁ、次回以後の説明を楽しみにしましょうか。

 ところで、今回分の目次は「実現しなかった並木享受の夢」となっている。
 最近ぎょうせいの校正ミスにはもう驚かない現実があるとは言え、なんというか。

| | コメント (0)
|

2018/01/17

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その3

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その3


年をとるほど賢くなる「脳」の習慣
バーバラ・ストローチ
浅野義輝(訳)
池谷裕二(監修・解説)
日本実業出版社 2017年12月10日初版発行

 続きです。

 また、中年になると、名前のど忘れ以外に、注意散漫現象が起きる。
 実は、エピソード記憶は、中年になると失われやすいのだと。

 中年になると自分だけの内的世界に向かいやすくなる。
 この際には、前頭領域でなく、脳の下のデフォルト領域部を使う。

 デフォルト領域は、脳が白昼夢に使う部分。
 声を出さずに独り言を言う、デフォルト・モードと呼ばれる部分だと。

 中年になると、デフォルトモードのスイッチを切る能力が衰える。
 関係ない物事を無視する能力が弱まる
のだと。

 年長者の脳は、集中力を維持するのにより苦労する。
 関連する情報に集中できるが、注意をそらせる情報を無視できない。

 前頭葉が注意散漫を防ぐという義務を履行できなくなる。
 結果、邪魔な情報の干渉に圧倒されてしまうのだと。

 これが、処理速度の遅延に影響している可能性もある。
 ただ、個人差が大きくなるのも中年期。

 年をとるのに成功した人とそれほどでもない人がいる。
 老年でも脳が元気で、新品同様のままという人が確かにいると。

 そして、無関係な情報が脳に入るのは悪いことばかりではなく。
 それを脳に蓄積しているから正解に辿り着く面もある。

 後で便利になると分かる乱雑な情報を取り込んでいる。
 何が適切か明確と限らない混沌では、この状況把握能力が役立つ。

 年長者が人と会うと、最初から、かなり多くの周辺情報があり。
 その人を適切に評価するのに役立つことが多い。

 話の相手があくびをしていたり、そわそわしていたり。
 散漫になりつつも、本筋と別のところで生じることに気がつく。

 これらは、自動操縦の乗り物に乗っているようなもので。
 無意識に、周辺情報を収集している。

 ということで、まだまだ続きますが、お勧めです。

| | コメント (0)
|

2018/01/16

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その2

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その2


年をとるほど賢くなる「脳」の習慣
バーバラ・ストローチ
浅野義輝(訳)
池谷裕二(監修・解説)
日本実業出版社 2017年12月10日初版発行

 続きです。

 ということで、中年脳は熟成であり、基本良いことだと。
 では、何故名前をド忘れするのか(舌先現象(tip on the tongue))。

 問題は蓄えることではなく、引き出すことにあるのだと。
 脳内で単語を蓄積・整理される態様に原因があるとする。

 単語の音と単語の概念という2つの情報は脳の別領域にある。
 情報が別々の領域にあるので、繋がりが元々弱い。

 使わなかったり、経年で結びつきで繋がりは弱まっていく。
 これは、使わなかった、走るための筋肉と同じことだ。

 面白いのは、音の一部が含まれるヒントを出した際に。
 若い脳では、一般的には思い出す可能性は向上しないのに。

 中年や老年では向上して、舌先現象から抜け出せる。
 意識してないヒントでふと思い出すポップアップ現象も中高年で生じる。

 これを踏まえて、予め心づもりすればよい。
 パーティに行く前に、参加予定者の一覧表を作ったり。

 知り合いで名前を忘れた人に会ったら、アルファベットに頼る。
 名前のヒントに辿り着くまで、一文字ずつ思い浮かべていく。

 更に、Googleで、その人に関するキーワードを入力する。
 こういう補助手段を踏まえれば、気に病む必要はないのだと。

 続きます。

| | コメント (0)
|

2018/01/15

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その1

年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その1


年をとるほど賢くなる「脳」の習慣
バーバラ・ストローチ
浅野義輝(訳)
池谷裕二(監修・解説)
日本実業出版社 2017年12月10日初版発行

 結論から言えば。
 自分が中年期に入りつつあるなら、いままさに読むべき本です。

 原題は、

 The Secret Life of the GROWN-UP BRAIN
The Surprising Talents of the Middle-Aged Mind

 最新の脳科学研究で分かってきた事実について語るわけですが。
 中心テーマは、中年の脳(文中では「中年脳」)。

 確かに中年になると、脳の処理速度の遅延は起きるし。
 名前をしょっちゅう忘れたりということは起きるけれど。

 脳は中年期に能力の頂点に到達し、その後も長く頂点を維持する。
 中年脳になると、再構成が始まり、行動や考え方も変化し始めると。

 脳は、知識の層が絡んだ繋がりのパターンを蓄積することで。
 状況類似点を即座に認識して解決策を見出すのだと。

 簡単に言えば、世界を達観できるようになるということで。
 「バラバラだったカケラがまとまってきた」ことでよい仕事ができると。

 中年脳は、全体像から要旨をつかんで素早くシンプルに結論を出せる。
 記憶より推測をよく使うようになる。

 もはや詳しい記憶に頼らず、本能的な直観で判断を下すようになる。
 推理・判断・決定の性質が変わってしまうのだと。

 いや、認知症の発症が待っているのではないかとの疑問には。
 脳に生じる深刻な機能欠損は、70代後半まで発現しないと。

 更に、多くの場合、70代後半を過ぎても発現しない。
 認知症は個別の疾患であり、高齢になっても必然ではないと。

 しかし、その後を決めるのは再構成が行われる中年期である。
 そこでは、生まれつきの天才的素質でなく、計画的訓練が重要だと。

 ある技能を徹底的に繰り返し、失敗に細心の注意を払うのに専心する。
 そのような訓練が、パターンを識別する中年脳の活用を可能にする
と。

 これは、チンパンジーには起きない人間の特性だ。
 違いは、脳の回路網をまとめている白質を構成するミエリンの増加。

 ミエリンは、電線の絶縁体のように、神経間の繋がりを生じさせる。
 信号は、ミエリンで覆われる脳繊維を高速伝達し、途中で漏れない。

 このミエリンにより、回線容量の拡大現象が脳細胞に生じて。
 脳の処理能力が、なんと3000パーセント増加する。

 「賢い中年の成人になるために必要な脳生物学的な要素」。
 それが、ミエリンの全般的な蓄積なのだ。

 大事なことはミエリンは意識的に使うことで増加し、効率を増すと。
 伝達速度と回線容量アップには、ミエリンが必要になる。

 この中年脳は、知恵を高いまま維持する水平状態を長期間続けて。
 65歳前後でピークに達し、最も賢明な状態になる。

 ミエリンは、毒素に特に弱く、小さな劣化が40代で始まる。
 認知領域の衰えに繋がっている可能性もある。

 しかし、運良く、40代台50代で概ね健康であれば。
 その後も効率よいミエリン修復の保守機能を持ち得る。

 そして、保守機能停止まで、ミエリンは60代半ばでも増加する。
 特に、前頭葉のような重要な領域で増える。

 ミエリンは、行動つまり生き方が脳の構造を変化させる。
 中年だから衰えるという世間の社会通念は押しつけだと。

 面白いのは、利己的性質の度合いとの相関性が顕著だったこと。
 50歳と80歳で賢いと判断された人は、利己的度合いが低かったと。

 自分以外のことに集中する人が最も賢かったのだと。
 利己的な人は、知恵を尺度とした成績が非常に低かったのだと。

 続きます。

| | コメント (0)
|

2018/01/11

局所的なセオリーの例外は、経験で得た大局観から判断する

局所的なセオリーの例外は、経験で得た大局観から判断する

 モテ光先生こと佐藤康光九段のお言葉です。


 基本的に棋士の強さの根源は読みだと思うんですね。ちょっとした違いをいかに正確に読んでいくかというところが強さだと思います。当然,弱いうちは誤って読むわけですけれども,その繰り返しによって,少しずつ勘が磨かれるといいますか,感覚が身に着いていく。それが大局観なのだろうと思います。つまり,読みをひたすら繰り返すことによって,だんだん自分なりの基準が出てきて,その積み重ねで自分なりの大局観ができてきますので,そういう意味では年を経て出てくるものもあります。

 将棋は,結構例外が多いゲームです。セオリーが山ほどたくさんあるわけですが,それはあくまでも部分,部分のセオリーであって,それが盤面全体で考えてみると当てはまらないというケースが結構多いのです。部分,部分のセオリーは知っていても,それをいろいろな基準で判断できなければいけないので,そういう難しさはあります。例えば,よく最初は玉を囲いなさいと言いますが,プロの将棋で全然囲っていないこともあるわけです。それは全体を見てそうしているわけです。

 手を読んだり,いろいろなことを考えたりした経験を少しずつ活かして,何となくこれは何とかなりそうだとか,これはだめそうだなという判断になってくるわけです。その理由は必ずしも1 つだけではなくて,多いときはかなりの数になりますけど,複合的な理由が重なったときに,それを直感的に判断するのは経験から来るものかなと思います。

INTERVIEW:インタビュー
将棋棋士・日本将棋連盟会長
佐藤康光さん

LIBRA Vol.18 No.1 2018/1

 なるほど、という感じです。
 「理外の理」と呼ばれるジャンルの判断ですね。

 税務では、「常識」がこれだったりするのですが。
 将棋の場合は、一言で表現できるものはまだ聞いたことがないし、難しそう。

 流石の考察という感じです。

 そういえば、かつて佐藤九段をモテ光とネーミングした先崎九段はというと。
 一身上の都合との理由で、現在、長期休場中ですね。

 なんとなくですが、家庭上の問題があるのかな、という気もします。
 屈折はあれど、将棋が大好きだとかつて語っていた方ですから。

 相撲ほどじゃありませんが、数多くの問題が生じている将棋界。
 佐藤会長を支える同世代として、先崎先生にも是非復活して欲しいなと。

| | コメント (0)
|

2018/01/08

養育費債権等は非免責債権になっていた(平成17年改正破産法)

養育費債権等は非免責債権になっていた(平成17年改正破産法)

 いやー、知りませんでした。
 養育費などは破産しても免責されないってのは、平成17年改正時からだったのだ。


破産法改正 第6回個人破産・免責手続(法律研究部倒産法部 榎本久也)

□非免責債権の範囲の拡大

 債務者の経済生活の再生の機会確保を図る一方で,特に要保護性が高いと考えられるものとして,①故意または重過失に基づく生命侵害等の不法行為債権,②養育費債権等を,新たに非免責債権に加えた(253 条1項3 号4 号)。

LIBRA Vol.5 No.3 2005/3 29頁

 ということは、それまでは「逃げ得」が結構あったのだろうか。

 なんか、和議が民事再生に切り替わったのと、同じような趣旨だったのかな。
 かつての会社和議は、まさに「逃げ得」でしたから。

| | コメント (0)
|

より以前の記事一覧