カテゴリー「書籍・雑誌」の741件の記事

2017/09/24

大人のための国語ゼミ

大人のための国語ゼミ


大人のための国語ゼミ
野矢茂樹
山川出版社 2017年7月25日初版第1刷発行

 本屋でベストセラー1位として並んでいたので購入。
 ただ、結論から言えば、私自身の評価は★3です。

 というのは、「大人のための」と言いつつも。
 失礼ながら、学者目線であって、ビジネス目線がないから。

 何故100円玉でコアラのマーチが買えないか。
 子供に説明するよう、文章を書き換えろという例題がありますが。

 書き換え後の文章、長すぎます。
 相手の知りたい結論から話せというビジネスの基本姿勢ゼロ。

 税金が何かとか、消費税がどんな税金かなんて。
 相手の子供が知りたがっている情報ではない。

 伝え手であるこちらが伝えたいと思っている、独りよがり情報。
 「相手のことを考える」との看板に偽りありです。

 端的に、

 「ゼイベツってのは、買うのにあと8%足さないとダメっていう呪文なんだ」

 これでよい筈です(パーセントは理解している前提らしいので)。

 その後に、子供の表情を見て、その先の何故が知りたそうならば。
 そこで初めてうんちくを語れば良いのですから。

 なので、「大人のための」として評価するとイマイチです。
 あくまでも、大学の教授が、そういうつもりで書いた本、です。

 ただ、この本の「5 文章の幹を捉える」はいいですね。
 大学受験を控えた受験生ならお勧めだし、それ以外でも読ませたい。

 要約問題は、文章の理解度を試す最善策だと位置づければ。
 どうやって切り取るか、アドバイス7つで整理する本書はわかりやすい。

 自分の昔に戻れれば、ここは是非読ませてあげたい。
 ということで、この5は評価します。

 しかし、それ以外は、総じて冗長です。
 なので、個人的には、★3評価となるわけです。

 でも、この本のイラストで出てくる、仲島ひとみ氏の「それゆけ!論理さん」。
 いいですね。

 現状、WEBで無料で読めるのですが。
 秋に書籍としても刊行されるそうなので、期待したいです。

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2017/09/13

『税務棚』日記(税務弘報)

『税務棚』日記(税務弘報)

 税務弘報2017年10月号より。

○新連載
 『税務棚』日記
 2017/7/16~8/15
 小林彩香(紀伊國屋書店新宿本店第二課)

 恐らく税務雑誌関係者注目の連載でしょう。
 というか、それ以外の人間には全く興味ないかもしれない。

 ただ、私には、とても参考になりますね。
 そうか、本屋のビジネスコーナーではこんなこと考えているのかと。

 で、まず大きな話として、ハンドブックや図解が強いのですね。
 つまり、実用書籍が絶対的と読んで良いのでしょう。

 次に来るのが、権威者の書いた本。
 安心できる、ということなのでしょうね。

 その後、どういう本が来るかは、流れ次第だと。
 なるほど。

 個人的には、そんな本買うか~も混じっていますが。
 いやでも、これが書店での購買の流れ。

 是非、この連載続けて欲しいなと思います。
 読者は限りなく少ないかもしれませんが。

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2017/09/12

BEPS 動き出した国際税務基準

BEPS 動き出した国際税務基準


「BEPS 動き出した国際税務基準」
 望月一央
 中央経済社 平成29年9月15日第1版第1刷発行

 BEPS関係の本としては、意外ですが、基本的なことから書いてあります。
 国際税務の基本的な考え方から入って、二重課税排除の説明へ。

 そして、BEPS問題の本質は、国際的二重非課税なのだと。
 恣意的な租税条約利用で、本来趣旨の二重課税排除目的を逸脱するのだと。

 この国際的二重非課税というのは、比較的新しい概念であると。
 そうですね、初めて見ました。

 しかし、言われるとなるほどですね。

 特に読むべきだと思ったのは、「中小企業にとってのBEPS問題とは?」 (P109~116)の箇所。
 概してさらっとした記述ですが、個人的には必読という気がします。

 行動計画10関係で、ベンチマーク分析が不要の場合が書いてあり。
 経費のマークアップ率5%の流れができるかもしれないとか。

 人的PEの話とか、ざっとでも知っておくべき話でしょうね。

 で、この本は、全体的に、平易な言葉で書いてあります。
 国際税務の基礎知識ゼロの人間でも、読み通せるような記述です。

 恐らく、これまでのBEPS関係書籍は、「関係ないし読まない」ですが。
 この本は、海外子会社などあれば、是非読んでおくべきでしょうね。

 ということで、内容は、☆5レベル。
 ただ、英語が頻繁に出てくるのに縦書きなので、☆4か。

 その点だけ残念ですが。
 でも、200ページで、ちゃんと読める内容の本にまとまっているのは凄いかも。

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2017/09/11

マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術

マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術


「マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術」
 澤円 ダイヤモンド社 平成29年8月23日第1刷発行

 プレゼンには3つのゴールがあると。
 ここで、プレゼンは手段であってゴールではないと。

 そして、何か行動や決断をさせることがゴールだと。
 当然のようだが、意識する必要があると。

 著者が優れているのは、その先に踏み込んだこと。
 つまり、真の意思決定者が、その先にいる場合どうするか

 これって、実務では多い、というか大半がそう。
 なので、誰かに伝えたくなるプレゼンの核を作れと。

 この伝播性に着目したのが、素晴らしい点だと思います。
 どんなハッピーな未来が待っているかを想像させる。

 ワクワクさせて、相手に誰かに伝えたい気持ちになって貰う。
 そのためには、ビジョンを作ることから始める必要がある。

 その際に、相手のプロファイリングを行うのだと。
 誰が聞いてもではなく、その相手に最適化された話をする。

 うん、納得できます。

 そして、そのビジョンには、メッセージを込める
 他人事ではなく、自分のことと受け止めて貰えるように

 で、当然ですが、抽象的な言葉を語るのではなく。
 具体的人物像を想定して、具体的な話で語るわけです。

 そのためには、インタビューを行うこともあると。
 それらは全て、核を作り、最適な言葉に落とし込むため。

 プレゼンの結果、残るものがあること。
 それがベストなプレゼンの特徴なのですね。

 キング牧師の"I have a dream"みたいな。
 ゴーンの「日産180」のような。

 価値観・世界観を含んでいることが必要。
 かつ、それが伝播性を持つ言葉であることが必要。

 聴き手が主役になって、ハッピーになれる。
 それを凝縮したメッセージを核として届ける。

 この核を作るためのコツは、「あるあるを集めて否定する」。
 有用性や意外性を持たせるためなのですね。

 だから、地道なネタの収集が必要になる。
 よくある問題点を集め、共通性を探し、深掘りしつつ否定していく。

 なるほどです。

 魔法のような結果をもたらしてくれるかもしれない。
 しかし、それは地道な作業の延長線上にある。

 あと感心したのは、プレゼンターには質問に答える義務がないとの話。
 一見、「えー!?」ですが。

 全てに答えることではなく、反応することが必要なのだと。
 一緒に調べましょうでもいいし、後日回答しますでもよい。

 こう言われたらどう反応するか、さえ知っておけば。
 質疑応答は恐れる必要がないよねと。

 一見、アウトプットの方法論だけを語った本のようですが。
 アウトプットを踏まえたインプット及び講演準備の方法論を語った本と理解できます。

 お勧めです。

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2017/09/10

税情報に対する弁護士照会を受けたとき

税情報に対する弁護士照会を受けたとき

 月刊「税」(ぎょうせい)2017年9月号より。

〇巻頭言 税制鳥瞰図
 税情報に対する弁護士照会を受けたとき
 南條友之(大津市総務部総務課)

 昨年(平成28年)10月18日弁護士照会の最高裁判例が出たと。
 郵便事業株式会社への転居届に係る照会拒否への損害賠償請求事件。

 弁護士会が照会権限付与されているのは、あくまで制度の適正な運用を図るためだとして、法律上の保護される利益なしで不法行為不成立としたと。
 で、参考になるのは、平成13年4月6日閣議決定の答弁があると。
 回答が正当視される特段事由あれば、回答して良いと。

 更に、特段の事由は、平成17年3月29日総務省通知が参考になると。
 守秘義務と回答義務の保護法益を比較衡量せよと。

 事案の重要性、緊急性、代替的手段の有無、全体としての法秩序維持の必要性。
 最後のは、高度の公共性とほぼイコールだと。

 なるほど、当たり前のことではありますが。
 考える時の参考になりますね。

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2017/09/06

宅地だけ登記したい、山林はいらないので登記しなくていい(Wedge)

宅地だけ登記したい、山林はいらないので登記しなくていい(Wedge)

 雑誌Wedge2017年9月号特集「捨てられる土地」より。

 司法書士の北詰健太郎先生が、必読だと仰るので。
 amazonのkindle本をポチっと。

 まずは、実態調査のサマリー。

○九州より広い面積の土地が所有者不明
 所有者不明だらけの日本国土
 いらない土地の「行き場」がない
 吉原祥子

 著者は、地方自治体にアンケートを行い、その回答を得ているのですが。
 1718市町村と東京都23区のうち888自治体の回答を得たと。

 これは、近著でもう少し詳細が語られるようですね。

 で、個人的には

 しかし、司法書士の間からは、「農地・山林はもらっても負担になるばかりで、相続人間で押し付け合いの状況」、「最近、相談者から『宅地だけ登記したい、山林はいらないので登記しなくていい』と言われるケースが出てきた」といった声も聞かれる。
(前掲 P19)

○捨てられた家も漂流
 所有者不明土地が招く空き家問題
 危険な家に翻弄される行政
 Wedgeh編集部

 空き家放置による倒壊問題に直面した自治体。
 前橋市の空家法施行による直接対処の事例。

 まず相続人調査とその権利確認に数ヶ月を要したと。
 相続関係者は10人以上だった。

 既に死亡あるいは相続放棄されていたので。
 空家法による略式代執行を実施して、家屋を取り壊したと。

 前橋市の負担した撤去費用は84万円。
 うーん、空家法ができても、まだまだ話は簡単ではないのですね。

○"相続激増時代"はもう直前
 登記義務化と利用制限
 次世代のための制度改革を
 Wedgeh編集部

 なるほど。
 所有者からの申告なければ自治体が使える制度をと。

 確かに、所有にも、権利だけでなく義務の側面もありますね。
 原文中にはないのですが、民法の規定でも責任が問われるわけで。


・民法 第717条(土地の工作物等の占有者及び所有者の責任)

 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。

 2 前項の規定は、竹木の栽植又は支持に瑕疵がある場合について準用する。

 3 前2項の場合において、損害の原因について他にその責任を負う者があるときは、占有者又は所有者は、その者に対して求償権を行使することができる。

○記録と記憶をつなぐ”森林探偵”
 消えた山林を探せ!
 境界線確定から始まる地域
 田中淳夫

 これが一番ショッキング。
 なんと自分の所有している山林の確定ができないと。

 境界画定がそんなに大変だと分かれば。
 大抵の人は諦めてしまうでしょうね。

 文中に出てくる「森の養子化事業」は面白いですね。
 全国的に広まってくれないだろうか。

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2017/09/01

記事の見出しが下品なのは、niftyニュース提供社のどこだろう

記事の見出しが下品なのは、niftyニュース提供社のどこだろう

 @niftyニュース提供社一覧がありますが。

https://news.nifty.com/vender/

 見出しを見ただけで、眉に唾をつけるべき記事が提供社で分りますね。
 一目見てゴシップ系と分るところはさておき。

サイゾーウーマン
日刊サイゾー
ビジネスジャーナル
リテラ

 この4社は同じ系統。
 あるビジネス系の正統派出版社から、サイゾー系記事で信頼性がないので引用等はしないで下さいと言われました……。

 ちなみに以前紹介した書籍でも、サイゾー問題が書いてあった記憶。


俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い
烏賀陽 弘道 (著), 西岡 研介 (著)

 まぁ、この著者たちもどうか、ではあるのですが。

日刊ゲンダイDIGITAL

 これは論外。
 ただ、ごくたまに健康記事で(だけ)ヒットがある。

まいじつ

 これは週刊実話系ですね。
 まぁ、コメント不要でしょう。

文春オンライン

 週刊新潮の糾弾にまともな回答ができない以上、推して知るべしですな。

 ということで、これらの出版社記事を迂闊に引用してしまうと。
 その人の痴性もとい知性レベルがバレてしまうということですね。

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2017/08/28

「マンガ版 こんにちは税務調査です」(すがやみつる)

「マンガ版 こんにちは税務調査です」(すがやみつる)

 税務調査をマンガでというのは。
 八ツ尾順一先生の本しか知りませんでしたが。

 なんと、すがやみつる先生によるものがあったのですね。
 しかも、税務研究会から。


「マンガ版 こんにちは税務調査です」
すがやみつる 税務研究会出版局 昭和62年3月10日初版発行

 無料で読めるのがありがたいですね。
(注)何故か、現在は公開対象から外されています。残念です。早く復活して欲しい。

 で、バブルの頃の話が中心なので。
 今の時代の調査とは違う部分もありますが。

 「医は算術なり」とか、なんか心情がよく分かる感じ。
 いや、私の場合、幸いにもこんな医師に出会っていませんが。



「入門 税務訴訟―マンガでわかる税務調査から訴訟まで」
八ッ尾順一・志水圭著)

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2017/08/27

「Excelの数式入力のコツ」その7 「COUNTIF関数のワンパターン化」って

「Excelの数式入力のコツ」その7 「COUNTIF関数のワンパターン化」って


計算ミスが激減する
Excelの数式入力のコツ
-数式をワンパターン化すれば
 Excelの作業は驚くほど速くなる!
村田吉徳
技術評論社 2017年6月8日初版第1刷発行

 続きです。

 「COUNTIF関数のワンパターン化」って。
 これも、関数の引数の外出しの話です。

 =COUNTIF(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,……)
 つまり、中身が式にあふれやすいのが、この関数の特色。

 このような場合は、外出しでセルに表現すれば。
 視覚化されて、間違いにくいし、自動化もしやすい。

 結局、本書のメッセージはこれに尽きますね。

 この本、コピーライターに添削して貰って。
 書き直しするのをお勧めしたいですね。

 タイトルから見直して、

 「大量データを扱うビジネスマンのためのコピーフリーになるExcel算式の作り方」

 とか。

 いや、もったいないお化けが出そうなくらい、もったいない本です。

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2017/08/26

中央経済社「会計人コース」2017年9月号と謎の商事法務広告

中央経済社「会計人コース」2017年9月号と謎の商事法務広告

 表紙には「税理士試験独学合格プロジェクト始動!!」とあります。
 心機一転、リニューアルしたのですね。

 そうか、掲載する税法科目数を絞ったのが、最大の決断ですね。
 所得・法人・相続・消費の4つに限定して、1科目のページ数増。

 うん、これはいい判断だと思います。
 今までのだと、1科目のページが少なすぎて使えませんでした。

 独学で合格できるように、というのはそういうことですね。
 では、職場で年間購読するかどうか、検討することにします。

 で、どうでもいいことですが、1つ疑問が。
 P51に商事法務が広告掲載しているのですが。

 対象が4冊。

「一問一答 新・会社法」相澤哲編著

「新・会社法 旧新対照条文」相澤哲編

「非公開会社のための新会社法」鳥飼ほか著

「会社法・整備法全条文」相澤哲編著

 いずれも、会社法創設時の発刊書籍かその改定版ですが。
 10年以上前の発刊書ばかり。

 出稿した商事法務が間違ったのか。
 中央経済社が間違ったのか。

 それとも意図的にやったのか。
 それなら、マニアック過ぎます。

 私、教えて偉い人状態です。

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