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2007/10/04

「会社法はこれでいいのか」 浜辺 陽一郎

「会社法はこれでいいのか」 浜辺 陽一郎 (著)
出版社: 平凡社 (2007/09)(平凡社新書 390)

 正直に言えば、稲葉威雄先生の会社法立案者への激烈な批判がなければ、この本は世に出ることはなかったのではないかと思われる。その意味では、まだ読んでいない人はオリジナルの稲葉先生の著書を是非読むべきであろう。

 しかし、郡谷氏をK氏なんて書いているのは浜辺先生の日和でしょうかねぇ。まぁ普通は稲葉先生みたいに辛口にはなりきれませんわねぇ。ただ、概して早稲田の先生方は批判的ですね、うん(そういえば京都の龍田教授もでしたっけ)。

 で、この本で勉強になったのは、全部の株式について、取得請求権ないし取得条項付をつけておくことが役立つ場合があるという話である(P147以下 なお、種類株式じゃない点注意ね)。

 譲渡制限は新規に出現した人間が株主化するのを防止するのに役立つが、既に株主でいる人間同士が仲たがいした際には役立たない。このように、新しい会社を立ち上げる際に、共同経営がうまくいかなかった場合の対応について、契約で予め定め、定款に記した上で、取得請求権ないし取得条項付を盛り込むことで合理的対応ができるというのである。
 今後の定款作成実務での参考になりそう。

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