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2009/01/26

利益禁止の「漢検」20億円もうけ、経費3倍の検定料も


 「検定ブーム」で受験者数が増えたせいらしいですが……。


利益禁止の「漢検」20億円もうけ、経費3倍の検定料も
読売新聞2009年1月22日(木)14:45

 「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区、大久保昇理事長)が、利益を上げることが認められていない検定事業などで、過去5年間に計約20億円の利益を得ていたことがわかった。

 (略)

 こうした公益法人の指導監督基準は「公益事業で必要な額以上の利益を生じないようにすること」と定められており、文部科学省は近く、緊急の立ち入り検査に入ることを決めた。

 協会は、年末には、清水寺(同市東山区)で「今年の漢字」を発表することでも知られている。

 (略)

 文科省は04年以降、再三にわたって「対価が適正でない」として、級によっては受検者1人あたりの費用(約2100円)の3倍近くに設定していた検定料の引き下げなどを指導してきた。

 協会は07年度から検定料の一部を値下げして5000円~1500円としたり、昨年12月末には改善計画を回答したりしたが、文科省は具体的な対策ではないとして、立ち入り検査に踏み切ることを決めた。

 昨年12月に施行された新公益法人制度でも公益事業で利益を得ることは原則、禁じられている。内閣府公益認定等委員会事務局は「このままでは公益法人としての基準を満たさない。幅広く営利活動ができる一般法人として存続するためには、財産を別の公益事業に寄付するなどしなければならない」としている。

 同協会は読売新聞の取材に対し、「忙しくて答えられない」としている。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090122-567-OYT1T00598.html

 これだけ問題になると、公益目的支出計画も一層厳しくチェックされちゃうのかも。

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