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2009/10/04

「くめ納豆」が粉飾決算、民事再生にも影響

 多かれ少なかれ、法的整理の現場では粉飾があるというのは常識ではあるが。
 ただ、それでよいのかというのは別問題。
 個人的には注目しておきたい事件。

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「くめ納豆」が粉飾決算、民事再生にも影響
2009年9月25日(金)8時30分配信 読売新聞

 民事再生法の適用を申請した大手納豆メーカー「くめ・クオリティ・プロダクツ」(本社・常陸太田市)が、赤字決算を黒字と装うなどの粉飾決算を行っていたことが24日、分かった。

 粉飾は少なくとも過去数年にわたっていたと見られる。くめは大手食品メーカーのミツカングループ本社(同・愛知県半田市)への事業譲渡や、新会社がミツカン側から生産を受託することなどで再建を図りたい考えだが、粉飾決算が明らかになったことで、再建案への債権者の反発も予想される。

 粉飾決算は、くめ側が同日水戸市内で開いた債権者説明会で明らかにした。くめは2006年6月期の当期利益を約6200万円、07年6月期は約3200万円、08年6月期は約400万円などと計上してきた。しかし、実際には大幅な赤字に陥っていた模様だ。

 くめには01年以降、今年3月末まで、主力取引銀行の関東つくば銀行のOBなどが役員として出向していた。粉飾決算について、同行は「当行の財務分析や会社側の説明などから、粉飾を疑う余地はなかった」と説明している。

 (略)

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yomiuri-20090925-00264/1.htm

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