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2009/11/10

事業承継でハッピーリタイアする方法 泉正人

事業承継でハッピーリタイアする方法 泉正人
ダイヤモンド社

 正直、著者の考え方には素直に共感できない部分もあるが。
(「父は単に、仕事をする以外の生活を知らないだけなのだ、と。」P65)

 しかし、士業事務所の経営者の事業承継について当事者が語ったという意味では、あまり類書のない本。

 この著者の父親は、国際弁理士として事務所を20年間経営してきた。
 息子の3年がかりの説得で昨年ようやくリタイア。
 結果的には、別の事務所に譲渡する形をとったようだ。

 多分、みんなどきっとするのは下記か。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
 現に、僕が一度仕事をしたことのある70代の税理士の方は、考えられないような数字の間違いをしたり、書類の提出期限を忘れてしまったりしていました。
 もちろん皆が皆そうとは言いません。
 その税理士の方も、その年齢まで仕事を続けてこられたからには、素晴らしい能力を持った方でしょうし、もともとそんなミスばかりだったわけではないでしょう。ミスしたくてしているわじゃない。言ってしまえば、年齢のせいでしょう。

 (略)

 けれど本当に必要なのは、自分が歳をとったこと、能力が落ちているという事実に正面から向き合って、何か問題が起きる前に対策を講じることです。
(同書P18~19)

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