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2010/01/18

わかりやすく<伝える>技術 池上彰

わかりやすく<伝える>技術 池上彰
講談社 2009年8月6日第1刷発行

 どうやら売れている本らしい。
 で、確かにいい本だと思う。
 おすすめ。

◆話にはリードをつける(P19)

◆時間が足りなくなっても大丈夫なように(P25~28)

 放送や新聞では「記事は逆三角形に書け」と言われます。逆三角形とは、分量ではなく、ニュースバリューが大きなものから書けということです(図1-1)。
1 こういうことがありました。(リード)
2 詳しくは、こういうことでした。(本記)
3 それはこういう理由でした。(理由・原因)
4 警察などが調べています。(見通し)
5 ちなみにこんなこともありました。(エピソード)
となるわけです。
 放送で原稿を削らなければいけないときは、文章の最後から切っていきます。

 (略)

 本当に短いニュースなら、15秒で言い切れる1だけでもいいのです。言い換えれば、1にはもっとも大事なことを入れなければいけません。「それはなんだろう?」と考えることによって、そのニュースの本質が見えてくるということなのです。

 (略)

 一方、同じ新聞でも、じっくり読んでもらえそうな長い記事やコラムなどは、「起承転結」の構成の長方形になります(図1-2)。
1 実はね、こんなことがありました。(起)
2 というのもね、こうだったんですよ。(承)
3 ところが、こんなこともありましてね。(転)
4 最後はこうなんですよ。(結)
となります。こちらは、最後まで読んでもらえることを前提にした構成です。

◆内容を箇条書きにしてみる(P30)

◆他人の原稿は読みにくい(P46~47)

◆ひと息で読めない文は短く分けよう(P60~61)

 短く切ると、1つの文が、1つの意味内容だけを届けることになります。ABCという3つの要素が全部入っている文を聞かせては、視聴者に余計な負担をかけます。それに比べて、まずはAの話、続いてBの話、そしてCの話と進めば、楽に聞くことができ、非常にわかりやすくなります。

 (略)

 伝えたいことがいっぱいあるときは「荷物を小分けにして、1つずつ運んでいいこう」と自分に言い聞かせてみてください。

◆短い文にすれば文章がうまくなる(P62~63)

 ところが、長い文を短文に分けていくと、文章が論理的かどうか、はっきりしてしまいます。化けの皮がはがれるのですね。長くてわかりにく文というのは、実は単に論理的でなかっただけ、ということが多いのです。
 論理的に筋が通っている文章はわかりやすい。文を短く分けても破綻を来さないのです。

 (略)

 その際、接続詞はつけずに短い文をポンポンと並べたほうが、リズムもいいし、わかりやすくなる、ということにも気がつきました。論理的に流れていれば、接続詞はいらないのです。逆に言えば、接続詞を多用している文章は、実は論理的でない文を、接続詞で無理やりつないでいることが多いのではないでしょうか。

 (略)

 自分に対して、「接続詞をなるべく使わないように」という制約を課すことで、結果的に、論理的な文章を書けるようになりました(と思っているのですが)。

◆現場の位置関係がわかるように(P63~65)

◆日本は左、アメリカは右(P67~69)

◆「無知の知」が大切(P74)

◆本当に理解していればざっくり説明できる(P78~79)

 自分がそのことを本当によく知っていないと、わかりやすく説明できないのです。なまじ中途半端に知っていると、「あれも言わなければならない、この要素を落とすと正確ではない」と不安になり、ややこしい説明になってしまいがちです。出来事の全体像が理解できていれば、それぞれの要素の価値が評価できますから、大胆に切り落とすことも可能になるのです。

 (略)

 私も、イスラム教やイラクについては、それなりに理解していたつもりですが、酒井さんのようにざっくりと説明するなんて、とても怖くてできませんでした。「え、そんな説明でいいいの?」と思うぐらい、子どもにもわかりやすい説明でした。
 本当によく理解している人は、こんなふうにざっくりとひと言で説明できるのだなと思いました。
 それは、大胆に省略できるからです。何を話すかではなくて、何を割愛するか、ということも大事なこと。全体像が頭に入っていますから、落とすべき要素を選択できるのです。
 よく理解していれば、わかりやすく説明できる。わかりやすく説明しようとすれば、よく理解できる。この原則に気づきました。

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