小松左京の「日本アパッチ族」はここから
私の多分人間としての基礎の1つが小松左京である。
もう1つは、おそらくイザヤ=ベンダサンなのだが。
で、小松左京の「日本アパッチ族」(初出は1964年だそうな)。
ちょっと、「神への長い道」のようなハードSFとは違う世界だが。
これまた、濃厚な小松左京作品であることは間違いない。
読んだのは、多分、中学生の頃だが。
作品の時代背景は殆ど知らずに読んだ(解説くらい後で読んだと思うが)。
強烈なアパッチ族に圧倒されつつも、その哀しさに涙した記憶がある。
△
【産経抄】5月21日
2011.5.21 02:57
戦後30年ほど、大阪のど真ん中に広大ながれきの山が存在していた。大阪城の東側にあった兵器工場、大阪砲兵工廠(こうしょう)が昭和20年8月、米軍の大空襲で焼け落ちた。その跡が一部、手つかずで残っていたのだ。跡地利用が決まらず、不発弾が残っている恐れもあったからだ。
▼20年代や30年代には放置された鉄材や銅材を狙う金属盗が出没、警察との間で捕物劇をくり返した。現場は西部劇の舞台を思わせたので「アパッチ族」と呼ばれた。
http://www.sankei.jp.msn.com/affairs/news/110521/dst11052102580001-n1.htm
▽
先日「小松左京原作コミック集」で、やなせたかしの漫画版を見て驚き。
やなせたかしが、ってのもだし、また、そのまとめぶりにも。
機会があれば、是非ご一読を。
ただし、出たのが2003年なので、もう絶版だろう。
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