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2013/07/15

図解 為替デリバティブのしくみ

図解 為替デリバティブのしくみ
山下章太
中央経済社 2013年4月25日第1版第1刷発行

http://www.biz-book.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E7%82%BA%E6%9B%BF%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF/isbn/978-4-502-47860-4

 類書は幾つかあるが、このジャンルの理解には、なかなか良い本だと思った。
 下記はなるほど。

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コラム 伝統的なデリバティブとの比較

 本書で議論しているデリバティブは、伝統的なデリバティブ取引とは少し異なる性質を有しています。
 デリバティブ取引は単純であればあるほどわかりやすく手数料も低いので、金融機関は単純なデリバティブ取引ではほとんど利益を見込めません。
 たとえば、1年間の為替予約を契約したとしても、仕組みが単純なため金融機関での利益は大きくありません。
 小さい利益を大きくするためには、スワップのように決済回数を増やすことによって、1回あたりの利益は小さくても全体としては利益を大きくなるように契約することが必要になります。これが、為替デリバティブがスワップと同じように連続して決済を行うようになっている理由です。
 問題となっている為替デリバティブの大半は、仕組みを複雑にして、決済回数を増やし、金融機関の利益を大きくしようとしたものです。

 (略)

(同書 P110)

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