花鳥茶屋せせらぎ 「一話 山雀の女」志川節子
花鳥茶屋せせらぎ 「一話 山雀の女」志川節子
祥伝社の小説NON平成25年12月号掲載。
不定期のシリーズ連載になるらしい。
「山雀の女」は「やまがらのひと」とルビがある。
つまり、目線は、男性側にあるってことだ。
主人公は、鳥かご職人見習いである勝次。
彼は、客として、旦那に連れられてきた女お絹に魅せられていく。
幼なじみのひなたの気持ちも知らず。
たぶん世の中でよくある、しかし、誰もが自分の記憶の引き出しをもう一度覗き込むような、それができるのが、作者の技量なのでしょうね。
私はモロに作者の狙い通りになってしまったような気がする。
ということで、ちょっと感情移入してしまいました。
連作なので、第2話を楽しみにしたい。
ところで、作者紹介を見ると、直木賞候補になったとあるじゃありませんか!
知らなかったです~。
こういう賞はすぐにとれるわけではないでしょうけど。
でも、いつかおめでとうございますと、言わせて下さい。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
「時代小説」カテゴリの記事
- 資産運用報告書類などの金融機関による棚卸し(2019.01.05)
- 芽吹長屋仕合せ帖 それぞれの刻(2018.07.04)
- 薬屋のひとりごと(2018.04.08)
- 鬼平犯科帳 エンディング曲(2018.01.25)
- 煌(きらり)[志川節子](2017.11.03)
「志川節子」カテゴリの記事
- 芽吹長屋仕合せ帖 それぞれの刻(2018.07.04)
- 煌(きらり)[志川節子](2017.11.03)
- 「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊(2015.08.28)
- 「結び屋おえん 糸を手繰れば」志川節子(2014.05.21)
- 花鳥茶屋せせらぎ 「一話 山雀の女」志川節子(2013.12.15)
コメント