元気な間に親子で話す役立つ相続事例集
元気な間に親子で話す役立つ相続事例集 木山 順三 著 清文社 2013年12月2日発行
著者の木山順三氏は、三井住友信託銀行出身で、現在もプライベートバンキング部参与だという。その経験を活かして執筆した事例集ということのようだ。
第1章第1節で「必ず準備おくべきこと」のトップバッターは。
「財産明細表を作成する」。
当然のようだが、これができていない方が多いように思える。
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この作業は必ずやっておいてください。現に、2012年末にある生活研究所が調査した結果を見れば、自分の親がなくなったときに困る点は「預貯金している銀行や口座がわからない」といった金銭問題を挙げた人が約4割強を占めています。(P3)
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ですよね。
で、それでも作成を渋っている人には、財産の保管先・取引先リストだけは作れと。
・どこの銀行・証券会社・生保と取引しているのか
・貸金庫はどこで借りているのか
・不動産は居宅と他にどこにあるのか
これだけは必ず書いて残せと(P4)。
借名預金の話について触れるなど、税務面への配慮も相当程度あるし。
最近、税理士・会計士が新書で出しまくっている、中身の薄い売名営業本買うよりは、よほど中身があっていいと思う。
(注)税理士・会計士が出している新書の全てがスカなわけではない。
しかし、スカ率は非常に高いことも事実である。
いや、ホンマ。
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