「関係会社間取引における利益移転と税務」改訂版が出ました
「関係会社間取引における利益移転と税務」改訂版が出ました
小林磨寿美先生の地道な営業活動の成果ですが。
財協から出版した「関係会社間取引における利益移転と税務」の改訂版が出ました。
改訂の中心は、申告調整を別表形式に書き直すこと。
これが結構大変でした。
ただ、やはり別表形式でないと、検算ができない。
その意味で、書き直しは必要だったのだなと。
改めて、小林先生の慧眼を思う次第です。
で、この本の特徴ですが。
Q&A・解説・会計仕訳・税務仕訳・別表形式の申告調整との構成でしょうね。
意外に、これだけをまとめた説明した本って、ないんですよ。
「Q&A・解説・税務仕訳」
あるいは
「会計仕訳・税務仕訳・別表形式の申告調整」
なんてのは、結構あるはずですが。
更に、タイトル通り、関係会社間の利益移転に絞った解説。
あ、もう1つ仕訳の分類に特徴があった。
つまり、多くの設問では、
・法人による完全支配関係がある
・個人による完全支配関係がある
・その他
に分けて、会計仕訳・税務仕訳・別表形式の申告調整があるのですよね。
グループ法人税制を意識したもので、これが以外に類書で見かけない。
これまた、小林先生の慧眼を思う次第です。
ということで、この本は、税理士・会計士あるいは会計事務所の職員さん向けですね。
初版を買って下さった方も、本屋で見て、また買って下さればうれしいです。
「関係会社間取引における利益移転と税務(改訂版)」小林 磨寿美 / 佐藤 増彦 / 濱田 康宏 共著 大蔵財務協会 平成25年12月12日刊
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