公認会計士はいかに税法を学ぶべきか その5
公認会計士はいかに税法を学ぶべきか その5
加賀山茂教授のサイトでは、民法というか条文の読み方を喝破していた。
「民法の条文は、if(法律要件),then(法律効果)というように、要件と効果の組み合わせとして書かれているものがほとんどである。したがって、個々の条文の意味を考える場合には、要件と効果に分けて理解するのがよい。」
(「民法体系Ⅰ 総則・物権」加賀山茂 信山社 1996年10月10日第1版第1刷発行 P43)
つまり、要件効果とは、if thenだと。
これで、分かった。
そうだ、条文とは、プログラムだと理解すれば良いのだ。
裁判官がプログラムを動かして、裁判の結論を得る。
その答えは、理念的には一意に決まらなくてはならない(現実は別)。
当然に、コンピューターは、プログラムが正確でないと動かない。
あるいは、誤作動してしまう。
だから、条文を正しく読むということは。
コンピューターがきちんと動くようにプログラムを読みとって動かすことなのだ。
これが分かって、目の前が一気に開けた。
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