事例たっぷり!絶対に失敗しない相続の手続き
事例たっぷり!絶対に失敗しない相続の手続き
類書は結構ありますが、使えない本が多い中、これを購入。
事例たっぷり!絶対に失敗しない相続の手続き
相続手続支援センター
ビジネス教育出版社 2013年7月10日初版第1刷発行
なるほどと思った点がいくつか。
1)銀行の貸し金庫には遺言書を保管してはいけない
貸し金庫に入れてあると、相続人全員の実印・印鑑証明が必要だから。
仰る通りです。
ただし、貸金庫を開ける裏技があると。
P26です。
2)自筆証書遺言だと登記がダメの場合がある
「マンションと、現金はすべてAさんに与える」
何故これが法務局に蹴られたのか。
被相続人はこのマンションに2部屋所有した。
不動産が特定できていないので、遺言による名義変更は困難と言われたと。
で、遺産分割協議やるしかなくなったと。
公正証書遺言なら、公証人が指導してくれた可能性が高いのに。
3)自筆証書遺言は揉める
手続き上は、他の相続人の署名印鑑が必要になることがあると。
・遺言書で執行者を決めてなかった。
・相続させるではなく、譲渡すると書いてあったと。
金融機関の本人確認対策のためにも、公正証書遺言で執行者指定しておくべきと。
で、遺言に執行者指定がなかったら。
家庭裁判所に、遺言書検認後に執行者選任を申立てするのだと。
読み物としても、お勧めではないかと。
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