ブースターがついていることに気がつかない その2
ブースターがついていることに気がつかない その2
続きです。
仕事だって、そうそう順調にはいかない。
何故か。
それは、最初から、人件費負担がずっしり乗っかかるから。
適正規模を通常超えて、最初から、それなりの人件費が掛かる。
元の職場を辞めて、自分についてきてくれた人間を切れるか。
なかなか切れず、適正規模を超えた状態で、ズルズル行くのですね。
ついてきた連中も、不幸なことに先が見えていない。
だから、飛び出してしまうんですが。
そのうち、気がつくんですよね。
あれ、福利厚生がまだ全然できていないとか、外部に信用がないとか。
いろいろやっているうちに、古巣でいかに恵まれていたかが分かる。
そうすると、今度は、支えようとしたその人をあしざまに言うようになる。
「俺(私)はアイツ騙されたんだ!」
(アイツですよ、アイツ。誰だよ、ついて行きますって言ったのは)
……こうなると、もう歯止めが利きません。
転落真っ逆さまですな。
再度言いますが、ここまで、本当によくある話。
なんか、離婚話みたいですが、たぶん本質は同じ。
さて、私は何を言いたいのか。
それは、皆、自分にはブースターが付いていることを意識すべきだということ。
全部、今の結果は、すべて自分の力によるものだと思ったら大間違い。
全て、周囲の人々の目に見えない支えがあってこそなのだ。
見えないブースターがあるから、自分の能力を発揮できる。
その環境の大事さを理解すれば、与えてくれる周囲への感謝が生じる。
で、つい最近、知人から、また似たような話を聞いたんですよね。
ブースターは、自分の羽根だくらいに思っているのだろうな。
「天網恢々、疎にして漏らさず」
そこを去る人にも、残る人にも、この言葉をお贈りしたい。
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