5つの定款モデルで自由自在 「合同会社」設立・運営のすべて

5つの定款モデルで自由自在 「合同会社」設立・運営のすべて
神﨑 満治郎　中央経済社　平成26年9月1日第1版第1刷発行

　司法書士界の御大である神﨑先生の本です。
　最近は、合同会社の啓蒙に余念がなく、これもその一環でしょう。

　５つの定款をざっと読み流すと。

　なるほど、議決権を頭数基準で与えるか資本多数決にするか。
　ここが大きなポイントになるのですね。

　で、社員総会を設置するもしないも自由ですよと。
　業務執行社員に任期を設けることも、設けないことも可能。

　つまり、「合同会社」というだけでは意味がないのですね。
　定款の内容を確認しないと、正体は全く分からない。

　このことが確認できた点、私には意味がありました。

　ただ、この本、会計は、少ないですね。
　必要な方は、立花本などを読むべきかもしれません。

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会社の資本と登記―分配可能額・自己株式の会計処理・組織再編の会計処理・差損が生じる場合 立花 宣男（Amazon）