家計消費が盛り上がらないのは消費税の反動のせいか
家計消費が盛り上がらないのは消費税の反動のせいか
近代セールス2015年1月1日号より。
○開講!角やん先生の金融経済ゼミナール 16限目
「家計消費が盛り上がらないのは、前増税時と同じく
駆け込み消費の反動が続いているから」
コレってホント?
角川総一((株)金融データシステム代表)
よく言われている話を検証してみようと。
1997年の消費税率引き上げ時と2014年の増税時との対比を実施。
その際、総務省統計局の消費水準指数を使うのだと。
これにより、実質賃金を算定すると。
すると、1997年の場合、直前2年間は年1%台後半の伸びだった。
そのような中での消費税率アップで、実質賃金の水準がダウンしたと。
ところが、今回の場合は、逆に1%程度目減りし続けていた。
前年半ばからの急激なインフレで、急速に実質賃金の水準は下降してきたと。
ということは。
前回の場合、実質賃金がアップしつつある状況だった。
家計に消費マインドがあったのに、増税で冷え込んだ。
今回の場合、そもそも実質賃金がインフレ政策で目減りしていた。
家計の消費マインドの落ち込みに、増税が拍車を掛けた。
だとすると、確かに、全く状況が違いますね。
というか、そもそも給与上げないと、絶対に辻褄が合わない。
これでも更に税率を上げようとした財務省は、確信犯だったのでしょうね。
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