「就活の算数」芳沢光雄
「就活の算数」芳沢光雄
「就活の算数」芳沢光雄
セブン&アイ出版 2012年10月29日第1刷発行
■編集部から
高校生や大学生でも、簡単な計算規則や距離・速さの関係などが、すっぽり抜けている学生が多数存在。学生時代に習得スべき瞬時の計算&計量能力などの非言語問題(=算数)は「一般常識」として、就活の際、その能力が問われている。みんながつまずく「算数」の項目をもう一度わかりやすく復習できる一冊。
四則計算などの基本事項から、いちいち紙に書いて筆算しない、ひと目でサクッと計算&計量できる「算数のキモ」まで本質を理解するように解説。高校生?大学生の就活や転職活動にも!
著者の書籍は幾つか読んでいますが。
就活本コーナーで、別の本を探していて発見。
(なんで、自分に関係ない就活本コーナーを見ていたかは、また別の機会に)
で、この本は、就活の算数と銘打っていますが。
本当は、ビジネスの算数とすべきものですね。
概算の捉え方など、本当に必要な知識が説明されています。
以前からの著者の指摘事項ですが、個人的に納得したのは下記。
△
2004年2月に行われた千葉県立高校入試の国語で、地図を見ながらおじいちゃんに道案内することを想定した文を書く問題が出題されましたが、なんと半数が0点でした。
(略)
まず、位置の説明で大切な4つの注意点を述べましょう。ひとつは「前後」「左右」という言葉を用いるときは、それが自分の立場なのか、あるいは他人の立場なのかを確かめなくてはなりません。実際、図1のAとBの立場では、それらはすべて逆になるからです。
(略)
(P88「位置の説明と縮尺 どちらから見て右なのか」より)
▽
つまり、こういう意識が欠如した学生さん上がりが世の中大半ということだ。
できれば、既に社会人の人でも、是非読んで欲しいなぁと。
で、学生の頃にこの本に出会えれば、多分、もっと幸せだろうな。
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