裁判官の大手弁護士事務所天下りはダメか
裁判官の大手弁護士事務所天下りはダメか
さくらフィナンシャルニュースというメディアがありますが。
こちらでは、天下りを非難する記事が頻繁に出てきます。
【コラム 山口亮】東京高等裁判所部総括判事の経歴にプライドはないのか、森・濱田松本法律事務所へ天下りした難波孝一・元裁判官
【裁判官人事情報】裁判官出身・坂本三郎法務省大臣官房参事官の去就に注目
別にいいじゃんと思いますが。
相互乗り入れできることが、相互理解に繋がるでしょうし。
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同氏は、裁判官出身でありながら、法務省民事局付け検事へ出向。昨年の国会で成立した会社法改正案で、会社側による株式全部取得を会社側が行う際の、少数株主に対する株式等売渡請求について、撤回を認める条文を新設するなど、少数株主保護を後退させる法案を推進した。
売り渡し請求の撤回については、株主が弁護士を選任して着手金を払い、訴訟の準備をした時点で、撤回される場合が想定されるなど、少数株主が不利な立場に置かれることが指摘されており、一般に、株価にとっても、株式所有のリスクが増すことになるため、下げ要因である。
2006年に施行された会社法の立法にたずさわった、検事出身の葉玉匡美氏(第45期)や、裁判官出身の高山崇彦氏(第47期)、経済産業省出身の郡谷大輔氏(旧第60期)らが、続々と大手法律事務所へ天下りを果たし、資本市場の健全性という観点から問題な株式全部取得について、会社側への助言を行っていることを、本誌は報じてきた。
坂本参事官は、葉玉匡美氏とも共著の論文を執筆するなどしており、すでに大手法律事務所からの誘いがあってもおかしくないと思われる。
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なんか、もう僻み、嫉みという感情による記事だというのが明らか。
ここで大事なのは、良い人には、悪い手法を考えることはできないということ。
つまり、毒をもって毒を制するの思想こそが必要なのである。
純血で「正しい」官僚・裁判官だけやらせていると、良い世の中になるか。
なるわきゃないのだ。
世の中の清濁を知り、それをどう制度に組み込むのか。
その際には、抜け穴を知っている人間がコミットするのが必須なのだ。
天下りいいじゃないですか。
で、また再度民間任用することがあってもいいでしょう。
それこそが、制度の健全な発達に繋がる。
お子ちゃまの感情的な意見は、有害無益だと言っておきたい。
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