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2015/06/03

かくも怪しき「太陽光バブル」(「新潮45」2015年6月号)

かくも怪しき「太陽光バブル」(「新潮45」2015年6月号)

 「新潮45」2015年6月号より。

○かくも怪しき「太陽光バブル」
 欠陥制度で、もはや破綻寸前
 小林泰明(読売新聞記者)

 「分譲型太陽光発電」と呼ばれる金融商品化した、太陽光発電の姿
 その特色は、大量の電柱を備えたメガソーラー。

 50kw以下にして、規制逃れをすることが一般化。
 これを、「アンダー50」と呼ぶのだという。

 更に、「42円案件」は、先行する欧州の3倍以上の価格設定だったという。
 これを事実上通したのは、SB孫氏と菅直人という最悪コンビだったと。

 ま、要するに、民主党を通した国民の責任がいかに重かったかですが。
 それに、北尾さんがいなければ、SBなんて大昔に潰れていたはずなんだけどな。

 それはともかく。

 無制限出力抑制という九電ショックまでの流れを、著者は、平成バブルになぞらえる。
 失敗の本質について、「平成バブルの研究」を参照しつつ、

 「全体的整合性を欠いた政策・制度変更」
 「官民の先送り」

 とするのは、確かにそうかなと。
 是非、一読をお勧めしたい。

 読売新聞記者だから、多少色がついている可能性はあるが。
 それでも、読ませる。

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