かくも怪しき「太陽光バブル」(「新潮45」2015年6月号)
かくも怪しき「太陽光バブル」(「新潮45」2015年6月号)
「新潮45」2015年6月号より。
○かくも怪しき「太陽光バブル」
欠陥制度で、もはや破綻寸前
小林泰明(読売新聞記者)
「分譲型太陽光発電」と呼ばれる金融商品化した、太陽光発電の姿。
その特色は、大量の電柱を備えたメガソーラー。
50kw以下にして、規制逃れをすることが一般化。
これを、「アンダー50」と呼ぶのだという。
更に、「42円案件」は、先行する欧州の3倍以上の価格設定だったという。
これを事実上通したのは、SB孫氏と菅直人という最悪コンビだったと。
ま、要するに、民主党を通した国民の責任がいかに重かったかですが。
それに、北尾さんがいなければ、SBなんて大昔に潰れていたはずなんだけどな。
それはともかく。
無制限出力抑制という九電ショックまでの流れを、著者は、平成バブルになぞらえる。
失敗の本質について、「平成バブルの研究」を参照しつつ、
「全体的整合性を欠いた政策・制度変更」
「官民の先送り」
とするのは、確かにそうかなと。
是非、一読をお勧めしたい。
読売新聞記者だから、多少色がついている可能性はあるが。
それでも、読ませる。
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