「大阪化」と「京都化」から日本を考える(藤吉雅春)
「大阪化」と「京都化」から日本を考える(藤吉雅春)
「新潮45」2015年6月号より。
○「大阪化」と「京都化」から日本を考える
藤吉雅春
なるほど。
確かに、大阪企業は大阪を捨て、京都企業は京都に残る。
著者は、根本的問題点に気がつかず、人口減少し、企業が東京移転することを「大阪化」と呼ぶ。
そして、日本の大半の都市が、大阪化しているのだという。
これに対して、北陸などの発展する地域は、京都の仕組み作りと類似性があると言う。
「京都化」は、幾つかのポイントがあるという。
[1]「場」づくり=内発的発展
外から大企業を誘致するのではなく、インフラ整備
[2]新旧融合のコラボレーション
今あるものを有機的に組み合わせて発展させようとする発想
[3]ハンディを認める「あきらめ」
この分析が当たっているかどうかは、正直分からないが。
ただ、大阪のもがきや停滞を説明する1つの切り口としては、面白かった。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計(2024.11.30)
- 大昔にある税務雑誌の購読を止めた件(2024.10.07)
- 大量閉店「ヴィレヴァン」経営が犯した最大の失敗_東洋経済(2024.10.02)
- 地震を知って震災に備える(平田直)(2024.09.17)
- 私の実家が売れません!_高殿円(2024.09.03)
コメント