チャイナリスクによる地方名門の倒産事例
チャイナリスクによる地方名門の倒産事例
近代セールス2015年8月1日号より。
○[検証]なぜこの会社は倒産したのか!?
中国子会社のガバナンス崩壊で「チャイナリスク」に対応できず
白浜雄介(帝国データバンク情報部)
福井県で有数の名門企業である江守グループが民事再生開始申立した背景。
元々は、薬種商だったのが、総合企業に発展して、東証1部上場していた。
中国の売上拡大で、順風満帆だったはずが、今年2月に問題発覚。
中国取引に多額の貸倒引当金を設定して、一気に債務超過となった。
中国現法のグループ会社の与信管理が甘く、焦げ付けを出した。
取引信用補償保険も、義務違反で支払われないこととなった。
調査すると、現地の元総経理による癒着などもあったという。
よくある話と言えば、よくある話ですが。
最終的には、名古屋の興和と投資ファンドがスポンサーとなった。
名門企業の看板や取引先の信頼関係も保たれることになったという。
ただ、はっきり言えば。
中国という国をなめてかかったのが敗因でしょうね。
ぬるま湯ニッポンの会社員では、どうしようもない。
これまで、何度となく繰り返されてきたことではありますが。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 最大の問題は「子の姓」、旧姓の通称使用拡大へ結論を 国士舘大・百地名誉教授_産経新聞(2025.02.15)
- サルコジ元仏大統領に電子ブレスレット装着 汚職事件で有罪確定、大統領経験者で初_産経新聞(2025.02.14)
- 3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か_産経新聞(2025.02.13)
- IMF「日本は財政再建を先送りせず いま始めるべき」_NHK(2025.02.12)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か_産経新聞(2025.02.13)
- ページ切り取りやぬれた本、図書館であえて展示…増加しているのは付箋を貼ったままの返却_読売新聞(2025.02.07)
- 「失敗の本質」の野中郁次郎さん死去、89歳…一橋大名誉教授の経営学者_読売新聞(2025.01.27)
- 伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計(2024.11.30)
- 大昔にある税務雑誌の購読を止めた件(2024.10.07)
「事業再生・法的整理・私的整理」カテゴリの記事
- 「業務スーパー」FC加盟会社、破産申請の舞台裏_TSRレポート(2024.08.16)
- 企業倒産、11年ぶり月千件超え 民間調査、年間1万件の可能性も_共同通信(2024.06.12)
- 破産時にランボルギーニなど車数台を財産隠しか、元社長の男を逮捕へ…時価4000万円超_読売新聞(2023.12.14)
- 破産を不正申請 倉敷市議再逮捕 容疑で県警 /岡山_毎日新聞(2023.12.02)
- パチンコホールとしては過去最大の倒産 ガイア(東京)など7社が民事再生法の適用を申請_帝国データバンク(2023.10.31)
コメント