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2015/07/31

チャイナリスクによる地方名門の倒産事例

チャイナリスクによる地方名門の倒産事例

  近代セールス2015年8月1日号より。

○[検証]なぜこの会社は倒産したのか!?
 中国子会社のガバナンス崩壊で「チャイナリスク」に対応できず
 白浜雄介(帝国データバンク情報部)

 福井県で有数の名門企業である江守グループが民事再生開始申立した背景。
 元々は、薬種商だったのが、総合企業に発展して、東証1部上場していた。

 中国の売上拡大で、順風満帆だったはずが、今年2月に問題発覚。
 中国取引に多額の貸倒引当金を設定して、一気に債務超過となった。

 中国現法のグループ会社の与信管理が甘く、焦げ付けを出した。
 取引信用補償保険も、義務違反で支払われないこととなった。

 調査すると、現地の元総経理による癒着などもあったという。
 よくある話と言えば、よくある話ですが。

 最終的には、名古屋の興和と投資ファンドがスポンサーとなった。
 名門企業の看板や取引先の信頼関係も保たれることになったという。

 ただ、はっきり言えば。
 中国という国をなめてかかったのが敗因でしょうね。

 ぬるま湯ニッポンの会社員では、どうしようもない。
 これまで、何度となく繰り返されてきたことではありますが。

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