「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊
「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊
「花鳥茶屋せせらぎ」
志川節子
祥伝社 平成27年9月10日初版第1刷発行
「小説NON」の連載が、ついに単行本になったのですね。
本屋では、「小説NON」が、なかなか見つからず。
飛ばし飛ばしで、途中までしか読めてなかったので。
通して読めるのは、とても嬉しい。
手にとって見て。
表紙の美しさが、まさにこの本を象徴している。
舞台は、花鳥茶屋。
珍しい鳥獣を見世物とした茶屋で、江戸時代に繁盛したらしい。
この茶屋の周辺に集う若者達の、青春群像とでも言うべきか。
登場人物たちは、悩みつつも、皆まっすぐな気持ちを持っている。
それでも、彼らが浮いた感じにならないのは。
その悩みが、現実に読者が共有できる気持ちだからなのでしょう。
志川さんの筆も、まさに、せせらぎのように、流れていったのでは。
そんな気持ちで読んでいける作品でした。
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