« 夏の疲れ癒やして…イルカの足つぼ押しが人気 | トップページ | 潘国連事務総長の出席「のこのこ出掛けるのはいかがか」 外務省幹部、強い不快感 »

2015/08/28

「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊

「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊


「花鳥茶屋せせらぎ」
 志川節子
 祥伝社 平成27年9月10日初版第1刷発行

 「小説NON」の連載が、ついに単行本になったのですね。
 本屋では、「小説NON」が、なかなか見つからず。

 飛ばし飛ばしで、途中までしか読めてなかったので。
 通して読めるのは、とても嬉しい。

 手にとって見て。
 表紙の美しさが、まさにこの本を象徴している。

 舞台は、花鳥茶屋。
 珍しい鳥獣を見世物とした茶屋で、江戸時代に繁盛したらしい。

 この茶屋の周辺に集う若者達の、青春群像とでも言うべきか。
 登場人物たちは、悩みつつも、皆まっすぐな気持ちを持っている。

 それでも、彼らが浮いた感じにならないのは。
 その悩みが、現実に読者が共有できる気持ちだからなのでしょう。

 志川さんの筆も、まさに、せせらぎのように、流れていったのでは。
 そんな気持ちで読んでいける作品でした。

|

« 夏の疲れ癒やして…イルカの足つぼ押しが人気 | トップページ | 潘国連事務総長の出席「のこのこ出掛けるのはいかがか」 外務省幹部、強い不快感 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

時代小説」カテゴリの記事

志川節子」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「花鳥茶屋せせらぎ」(志川節子)発刊:

« 夏の疲れ癒やして…イルカの足つぼ押しが人気 | トップページ | 潘国連事務総長の出席「のこのこ出掛けるのはいかがか」 外務省幹部、強い不快感 »