知らないと怖い血管の話
知らないと怖い血管の話
知らないと怖い血管の話
心筋梗塞、脳卒中はなぜ突然起きる?
高沢謙二
PHP研究所 2010年3月8日第1版第1刷発行
購入は同年8月26日の第1版第3刷。
たぶん、買って暫く読まないままでした。
さて、血管は、肝臓と並ぶ沈黙の臓器だという。
そして、その老化指標は、血圧なのだと。
血管が硬化すると、血の通りが悪くなる。
心臓が強い圧で血液を送り出し、血圧を高くする。
血管が硬くなるのは、2通りある。
そのものが硬くなるのと、一時的に硬くすること。
血管そのものを硬くするのは、加齢や糖尿病など。
これが改善しないと、硬化はますます進行する。
塩分のとりすぎやストレスも、血圧を高くする要素。
こちらは、一時的に硬化 させるが、解消しないと恒常化。
生活習慣を改善して、両方を改善すべきだと。
喫煙もダメ。
さて、心筋梗塞は、冠動脈を閉塞させてしまう。
これが、どの程度の血管つまりで起きるのか。
なんと、6割は、つまり具合25%未満で起きている。
4分の3は血液が通っている状態で、起きるのですね。
これ、古い心臓専門医は、長い間勘違いしていたと。
心筋梗塞は、血流がよい状態で、突然起きるのですね。
いやーびっくり。
狭心症の進行によるものではないのだ。
さらに、心筋梗塞は、心臓の病気ではないのだと。
心臓に酸素と栄養を届ける血管が悪いから、生じるのだと。
この点は、脳梗塞も同じ。
まぁ、それはそうでしょうね。
で、ともに血管が悪いから、問題が生じるわけです。
血管を硬化させない、そのために喫煙は当然ダメ。
高血圧・糖尿病・脂質異常の検査結果はイエローカード。
きちんと受け止めて、対処しろと。
また、血圧が高いのは心臓に原因があるのではなく。
血管のせいで、心臓が高い圧を送り出す負担が必要なのだと。
血圧を下げて、至適血圧に保つ必要がある。
そして、家庭血圧を測定することが大事なのだと。
さらに、近年の常識化しつつあるそうですが。
脈圧が大きいと、重大な事故が起きやすくなるのだと。
あと、塩分のとりすぎが悪いのは、水分とりすぎになるからだと。
いや、びっくりです。
そして、塩分を減らすために、酢をしっかりとるべきだと。
酢が塩分を排出してくれるのですね、知らなかったですが。
この点、カリウムも同じだと。
ただ、何からとるか次第で、カロリーの問題もあると。
塩分は、必要なときには、摂取しないとダメだが。
なるほどね。
うん、もっと早く読むべきだったかもしれないが。
しかし、ストレスためないのは無理だしねぇ。
それ以外を頑張ろう。
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