エンロン粉飾、内部告発者の過酷すぎる半生
エンロン粉飾、内部告発者の過酷すぎる半生
エンロン粉飾、内部告発者の過酷すぎる半生
危険人物のレッテルを貼られ再就職できず
伊藤 歩 :金融ジャーナリスト 2015年10月21日
企業内会計士による告発だったのですね。
巻き添えを恐れてのアクションが見えるのが、なるほど。
転職先を探す保険を掛けつつ、匿名で内部告発。
その後実名で告発するも、恐れていた懲罰人事があったと。
で、この件で重要な示唆が次でしょうね。
△
──チャプターイレブンの申請後、大規模なリストラが実施される中で、貴方は会社側の弁護士から「訴訟の際に証人として必要になるだろうから、少なくともあと1カ月は残れる」と言われたわけですね。そしてそのことをお友達に話したところ、自分で弁護士を雇え、というアドバイスを受けるわけですね。
そうです。私自身は何も悪いことはしていない。それなのに会社が破たんして経済的にも不安な時に、高額の報酬を支払って自分で弁護士を雇うなんて、とも思ったのですが、友人は「会社は自らを正当化するため、内部告発をした社員を悪者に仕立て上げようとあらゆる手段を使うもの。あり金をはたいてでも、出来るだけ大物で腕の立つ弁護士を雇え」と。そして特にエンロンの社内弁護士には注意しろと。「自分で雇ってもいない弁護士を信じるな」という忠告も受けました。
▽
なるほどね。
ここは、決断が要るところなのだ。
ただ、次も知っておくべきでしょうね・
「裏切者の名を受けて~♪」の世界ってわけですが。
△
ただ、どこの国でも内部告発者は、結局はトラブルメーカーという烙印を押され、なかなか再就職は難しいようです。あなたもそうでしたか。
そのとおりです。私自身、二度と米国企業では働けないということは自覚しています。エンロンを辞めたあともオファーはいろいろあったのです。大学で教えないかとか、取締役会向けのコンサルティングをやらないか、とか。でも最終段階でいつもダメになる。
▽
私なら、「すべてを捨てて戦う」なんてできず、日和ります。
ごめんなさい。
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