18歳の著作権入門 その6
18歳の著作権入門 その6
「18歳の著作権入門」福井健策
筑摩書房 2015年1月10日初版第1刷発行
JASRAC、私は嫌いなんですが、著者は管理者としての評価をしています。
音楽以外では、そう簡単に利用許可はとれないのだと(P125)。
なるほど。
信託の利用例として以前から注目していましたが、確かにね。
好きにはなれませんが、ちょっとだけ見直しました。
あとCC(クリエイティブ・コモンズ)(P131)や青空文庫、PD(パブリック・ドメイン)などの説明(P143)もあります。
作品の無断改変は、先日仲間内で話題になりました。
日本は厳しいんだそうです(P171)。
大蔵財務協会なんかは、このあたり厳格ですが。
某出版社は、勝手に変えていたなぁ(略)。
二次著作についても、パロディ規定やフェアユース規定が日本にはないと(P183以下)。
ある意味、黙認ですが、これは「阿吽の呼吸」なのだと(P186)。
文化庁が、明文規定の導入を見送る方がよいかもとの意見を出したとか(P187)。
びっくりですね。
この本は、創作する人、楽しむ人たちへの愛があり。
最新のテーマをできるだけ平易に説明してくれており。
誰でもが読むべき一冊ではないかと感じました。
この本を読めたことに感謝したい、そんな気持ちです。
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