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2016/02/27

「限界宗教法人」問題 重文を売却、檀家が高齢化…厳しい地方の寺院経営

「限界宗教法人」問題 重文を売却、檀家が高齢化…厳しい地方の寺院経営

 確かに、深刻な問題でしょうけれど。
 「職業」化した宗教の今後を考えるには、良い機会なのではないかとも。

 これから、生活風土に必要な宗教とは、なんぞや、ということを。
 各自が考えていくべき時期だという意味ですが。


「限界宗教法人」問題 重文を売却、檀家が高齢化…厳しい地方の寺院経営
2016.2.8

 国学院大学の石井研士教授の調査で浮上した「限界宗教法人」問題。世界遺産に登録されるなど著名な寺社が多くある一方、3分の2にあたる26市町村が「消滅可能性都市」とされる奈良県は、全国でも最も事態が深刻な都道府県の一つだ。今回の調査では、計3847ある宗教法人のうち、実に49・7%にあたる1912法人が「限界」と判明。地域の信仰の場をどう維持し、文化財を守っていくのかが、大きな課題になっている。

 (略)

 文化庁によると、寺や個人からの重文などの売却申し込みの届け出数は23年度以降、毎年20~40件。同庁の国宝・文化財購入予算は24年度以降、毎年約13億円で推移している。

 関係者によると、寺が所有する重要文化財を立て続けに売却することはまだ珍しいというが、文化庁の担当者は「今後、経営難の寺院が増加すると、重文の寄託や売却は多くなるかもしれない」と話す。

 (略)

 複数の寺を運営する若手の住職も、今後に不安を感じている。同県山添村の不動院で、7寺の住職を兼務している前川良基(りょうき)住職(42)。各寺を回るのは月1回程度だが、今は200軒前後ある檀家がそれぞれ管理にあたってくれている。だが村は22年から30年後には、総人口が約55%減の1848人になると試算されている。

 「寺の維持管理に協力してくれている檀家さんは60~80代の方々。地域の高齢化は進み、人口も減っている。15年後、20年後、寺を守り続けることはできるのだろうか」と語った。

 (略)

http://sonae.sankei.co.jp/news/article/160208/n_life0005-n1.html

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