18歳の著作権入門 その3
18歳の著作権入門 その3
「18歳の著作権入門」福井健策
筑摩書房 2015年1月10日初版第1刷発行
続きです。
著作権侵害を考える際のポイントは、2点。
[1]依拠性
[2]類似性
2つがセットで揃ったらアウトなのだと。
逆に言えば、先行作品との偶然の一致は許される(P65)のだと。
この章で、著作権の射程を考える際のヒントについて、
「たとえば、『この行為が許されたらどんな影響がある?』『逆に禁止されたらどんな影響がある?』と考えてみるのも良いかもしれません。(P69)」
とありますが、これは重要ですね。
つまり、制度の射程距離を考えるには、制度趣旨が必須です。
制度趣旨は、「本制度がなかりせば」を考えれば分かるからです。
そして、
「つまり、『模倣する自由』と『真似されることの弊害』のバランスが問われます。(略)『ベストバランスはどこにある?』と私たちに問いかけているのですね。(P70)」
なるほどです。
更に続けます。
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