振込手続きのポイント
振込手続きのポイント
バンクビジネス2016年4月1日号より。
○金融実務ステップアップ誌上セミナー
第1回 振込手続きのポイント
伊藤玲(地域金融アナリスト&コンサルタント)
Q1 振込とは何?どんなお客様なら受け付けられるの?
口座を持たない一見さんでも可能だが、条件があるよと。
受取人の属性確認や、送金額と手数料額の裏付けがあること。
反社会的勢力でないとか、正当な取引目的だとか。
Q2 振込にはどんな種類があるの?
一般的なのは、テレ為替で、当日扱振込と先日付振込があると。
振込通知を取組日に発信するか、振込指定日に先立って発信するかの違い。
ここで、取組日とは振込により送金実施される日を、取組日というのだそうです。
国庫金・公金の振込手続きでは、テレ為替でなく文書為替を利用すると。
これは、メール振込と交換振込とに更に分かれるのだと。
また、一度に大量の振込みを行うには、MTデータ伝送を用いると。
これも、文書為替と先日付振込に区分されるのだと。
なお、添付物がある付帯物件を処理する場合は、基本、文書為替かMTだと。
学校入学金の明細資料とかは、これによるわけですね。
Q3 振込手続きはどのように行うの?注意することは何?
記入事項漏れに注意は言うまでもなく。
類似した、紛らわしい名称の記入ミスがないか、顧客に確認をして貰うと。
振込金や手数料をどうするかも確認と。
預金口座から引き落とすなら、当然、払戻請求書も必要。
送金先である被仕向店では、自動的に処理が行えない場合がある。
その時は、入金不能の振込通知が出るので、それを確認すると。
Q4 振込を取り消す場合どうするの?
組戻は、依頼人本人以外からの依頼は受けられないのが基本。
受取人口座入金後は、もう組戻できない場合もある。
これに対して、仕向店の事務処理ミスによる取消もある。
ただし、可能な場合も、限定されているのだと。
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