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2016/05/05

まずは脳を通してから言葉を出す(ビジネスマンのための「行動観察」入門)

まずは脳を通してから言葉を出す(ビジネスマンのための「行動観察」入門)

ビジネスマンのための「行動観察」入門
松波晴人(講談社現代新書)
講談社 2011年10月20日第1刷発行

 著者はサービスサイエンスと言っていますが。
 特に、目新しいアプローチというわけでもないのですが。

 ただ、実践は素晴らしいと思いますね。

・ワーキングマザーの行動分析
・イベントでの行動分析
・銭湯での行動分析
・営業マンの行動分析
・オフィス残業を減らすための行動分析
・飲食業の行動分析
・記憶の達人の行動分析
・工場の行動分析
・書店の行動分析

 読んでいてなるほどと思ったのは3つ。

 1つは、誰もご褒美をくれないと、自分で自分にご褒美を出すということ。
 ワーキングマザーや営業マンの話で出てきます。

 もう1つは、自分の気持ちを誰かに理解されることが救いになり得ること。
 これもワーキングマザーの話で出てきますが。

 そして、ある営業マンの言葉。

「話すときに、みんなあまりにも考えていない。まずは脳を通してから言葉を出さないと」

 これは、とても重要なことだと思います。

 考えているつもりで、人間は考えていない。
 口から出た言葉で、自分は考えたつもりになっているだけ。

 その自分に気がつくことが、考えることの第一歩。

 ということで、この本を勧めるかというと微妙ですが。
 自分の知見の確認にはなりましたね。

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