巨大法律事務所パートナー弁護士の自意識って
巨大法律事務所パートナー弁護士の自意識って
税務弘報2016年6月号より。
「この点は筆者がかつて……と論じた……点を取り入れたものとも解しうるであろう。」
(「判例評釈 ヤフー・IDCF事件最高裁判決の分析と検討」太田洋(西村あさひ法律事務所パートナー弁護士)P50~51)
うっひゃー。
そうか、最高裁判決が自分の意見を容れて出たと思えるのだ。
すごいなぁ、その自意識。
それより、今まで自分が論じていたことのフォローアップして欲しいのですが。
これを読む限り、それは期待できなさそうですね。
私はてっきり、この稿もその前までの特集「中小企業のためのタックスプランニング講座 入門編」の1つだと思ってました。
もっと言えば、直前の「タックスプランニングの失敗例から学ぶこと」(滝谷耕二弁護士)の続きかとも。
ヤフー事件って、タックスプランニングの失敗例ですよね。
誰がどう見ても。
なので、以前の筆者主張との整合性って、誰しも知りたいところ。
なのですが。
あたかも以前から自分は最高裁判決と同様の主張をしていたと。
言わんばかりに読めます。
ただ、これは最高裁判決が出れば、もう基本議論は終わりという。
法律関係世界でのお約束がある以上、仕方ないとも言えるのでしょうか。
平成13年頃の著者の輝きを思えば、現状は、個人的には残念です。
いや、私が言っても、何の意味もありませんが。
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