外国PEPsって何(バンクビジネス)
外国PEPsって何(バンクビジネス)
バンクビジネス2016年6月15日号より。
総特集 改正取引時確認&外国PEPsへの対応に強くなる
○Q&Aで学ぶ改正犯収法の基礎知識
渡邉雅之(弁護士)
犯収法とは、犯罪収益移転防止法の略だと。
これも「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の略ですが。
FACTAにより日本の顧客管理措置が不十分とされた。
勧告を受けて、今までよりも細かい確認手続きが必要になる。
顔写真のない本人確認書類は、補完要求があったりするのですが。
外国PEPsの確認の話もそのような新たな手続きの1つ。
Q4 外国PEPsって何?
なぜその該当確認が必要になったの?
PEPsとは、Politically Exposed Personsの略称だそうです。
国家元首やその親族など、外国の重要な公的地位を有する者だと。
10月施行の改正犯収法では、取引時に厳格な確認が必要とされる。
ハイリスク取引とされ、取引実行時に統括管理者の承認が必要だと。
で、日本人でも、親族関係で該当する可能性があるので。
十分な注意が必要だとか。
個人的に気になるのは、法人の実質的支配者の確認。
実務で、どこまでを金融機関は把握しようとするのだろうか。
金融機関ごとに足並みを揃えないと、顧客は混乱するばかりだろう。
さて、どうなるのか。
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