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2016/06/18

外国PEPsって何(バンクビジネス)

外国PEPsって何(バンクビジネス)

 バンクビジネス2016年6月15日号より。
 総特集 改正取引時確認&外国PEPsへの対応に強くなる

○Q&Aで学ぶ改正犯収法の基礎知識
  渡邉雅之(弁護士)

 犯収法とは、犯罪収益移転防止法の略だと。
 これも「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の略ですが。

 FACTAにより日本の顧客管理措置が不十分とされた。
 勧告を受けて、今までよりも細かい確認手続きが必要になる。

 顔写真のない本人確認書類は、補完要求があったりするのですが。
 外国PEPsの確認の話もそのような新たな手続きの1つ。

Q4 外国PEPsって何?
   なぜその該当確認が必要になったの?

 PEPsとは、Politically Exposed Personsの略称だそうです。
 国家元首やその親族など、外国の重要な公的地位を有する者だと。

 10月施行の改正犯収法では、取引時に厳格な確認が必要とされる。
 ハイリスク取引とされ、取引実行時に統括管理者の承認が必要だと。

 で、日本人でも、親族関係で該当する可能性があるので。
 十分な注意が必要だとか。

 個人的に気になるのは、法人の実質的支配者の確認。
 実務で、どこまでを金融機関は把握しようとするのだろうか。

 金融機関ごとに足並みを揃えないと、顧客は混乱するばかりだろう。
 さて、どうなるのか。

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