上村教授の「日本の会計・監査制度」その3
上村教授の「日本の会計・監査制度」その3
会計・監査ジャーナル2016年6月号より。
○日本の会計・監査制度
-資本市場の中核を担える態勢とは(Ⅰ)
上村達男(早稲田大学教授)
続きです。
ただ、会計士側の問題だけというわけではない。
今の証券行政は、本来の在り方からはっきりズレている。
東芝問題では、何故会計士処罰だけがスムーズなのか。
会社自身の処罰は遅々として進まないのは、これで良いのか。
上村教授の問題意識に、正直、なるほど、でした。
単に、行政の対応のおかしさに憤慨するだけではダメ。
どこに今回の問題の本当の根っこがあるのか。
それは、自分達が本来やるべきことが何かを全員が自覚すること。
自分以外の他人の批判ではなく。
本人を含め、当事者が皆根本の問題に立ち向かわなければダメ。
そもそも、資本市場法規制の中、会計・監査はどうあるべきなのか。
もう一度、立脚点から考え直さなければ、業界に未来はない。
関根愛子会長が、どんな判断・采配を見せるのか。
それは分かりませんが。
極論すると、この20年、業界は、基準の精緻化にあけくれた。
国際化対応と言えば聞こえは良いが、本質の問題から逃げていた。
しかし、もう一度問い直さなければならないのでしょう。
何のために会計は必要で、何のために監査が必要なのか。
それを万人が納得するように、何ができるのか。
新執行部の課題は極めて重いのでしょうね。
で、上村教授の稿は連載のようですので、次回も期待しています。
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