あなたの英語勉強法がガラリと変わる
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同時通訳者の頭の中
関谷英里子
祥伝社黄金文庫
祥伝社 平成28年3月20日初版第一刷発行
もはや、英語から離れて久しい私なので。
以下は、勝手な放言に過ぎないとご容赦を。
まず、第一章ですが。
著者は、イメージ力とレスポンス力が大事という。
まず、イメージ力とは、何かですが。
同時通訳者は、話されていることを、文字では捉えないのだと。
映像で捉えており、だからこそ、高速処理できるのだと。
そのためには、本質を捉える力が必要になる。
相手を理解する力が必要なのだと。
理解のため、著者は、言葉の意味に深く飛び込む。
その用語の本質的意味を探求していく。
英英辞典で語源を確認するのも、そのため。
その深い理解が、各状況に適う言葉を選ばせる。
意味を深く理解し、情景や雰囲気を思い浮かべる。
それができることが、著者のいうイメージ力。
そうですね、できないと、瞬時の情報処理はできない。
発言の背後の世界観を理解する。
何故、その人がその言葉を使っているのか。
理解のための羅針盤を持てというのでしょうね。
で、逐語的に全ての言葉を訳すのではなく。
日本人が普通に会話で話すように訳すと。
そうですね。
これは、故中村保夫先生の教え通りです。
著者は、映画吹き替えの声優が理想だと。
全てを調和させて、世界観に寄り添うのでしょうね。
納得です。
次に、レスポンス力とは何かですが。
そのまんま、即座に反応する力だと。
では、そのためには何が必要か。
著者は、文法を理解し、英語の構造を押さえることだと。
そうですね。
予測のためには、次に来るのが先読みできる必要がある。
文法が分かっていれば、ifが来ると、thenが来るかもと。
かるた取りのように、予測ができるようになる。
当たり前のようですが、パターンを知る。
パターン認識という、基本こそが王道なのですね。
更に納得は、語彙力の重要性を語っている点。
ピタリ来る表現を選び採るのですから。
第二章、第三章の学習法は、人によるでしょうね。
学習レベルによって、ピンとくるこないが分かれそう。
ただ、著者の実例であり、参考にはしていいでしょう。
全部やろうと思わないことが、多分大事ですが。
第四章は、英英辞典やネット利用の話が。
これはこれで、なのですが。
私としては、ここにない画像検索を勧めたい。
百聞は一見に如かずですから。
第五章は、ライトな会話の心構え。
気楽に役立つでしょうね。
どんな人でも、第一章だけはお勧め。
それが感想です、うん。
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