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2016/09/06

「人はなぜ不倫をするのか」亀山早苗 その3

「人はなぜ不倫をするのか」亀山早苗 その3


 SB新書
 「人はなぜ不倫をするのか」亀山早苗
 SBクリエイティブ株式会社 2016年8月15日初版第1刷発行

 あと、行動遺伝学(山元大輔)の話もなかなかショッキング。
 MHC遺伝子という存在についてが中心なのですが。

 なんと、このMHC遺伝子が相性を決めるのだと。
 型が自分のそれとかけ離れているほど、プラスの評価になるのだと。

 これをスイス・ベルン大学動物学教室で、Tシャツ実験をしたと。
 着ていたシャツの匂いを嗅がせて、評価実験したというのですね。

 結果は上記の通りで。
 同性でも同じだったとか。

 いや、男の汗のTシャツを嗅ぎたくないとか。
 そういうツッコミはさておいて。

 この遺伝子、もっと恐ろしい話が出てきます。
 夫婦でこのMHC遺伝子が相性遺伝子の型が似ていると何が起きるのか。

 子供ができにくくなるというのですね。
 妊娠しても、流産しやすくなってしまうと。

 MHC遺伝子は、体内侵入ウイルスなどに反応する門番の役割。
 より自然淘汰で残りやすい子が生まれるようにしているのだと。

 更に生まれても、その子は、低体重になる確率が上がるのだと。
 これ、あまりにもセンセーショナルな話という気がします。

 うーん、世の中には知らない方が良いことがあるのかもしれない。

 他に、性科学(宋美玄)・脳科学(池谷裕二)の話も出てきます。
 しかし、島田・山元の話の恐ろしさの前には……。

 いや、一読すべき本だと思います。
 恐ろしすぎますが。

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