警察は本当に「動いてくれない」のか その5
警察は本当に「動いてくれない」のか その5
警察は本当に「動いてくれない」のか
佐々木保博 幻冬舎メディアコンサルティング
2016年6月3日第1刷発行
続きです。
○警察に悪印象を持ちがちな理由
ドラマで警察を知ったつもりになっている
警察の役割や機能を誤解して、自分の思うとおりに動いてくれないと感じる
このようなすれ違いが多いのだという
○現場の情報はキャリアに正しく伝わらない
ノルマ主義の弊害や現場の警察官の疲弊で巡回連絡すら不満足な状況。
しかし、キャリア組のエリートが、現場を正しく理解していない。
逆に、たたき上げは、ネガティブな情報を上に上げたがらない。
出世に悪影響が出ることを恐れているのだというのですね。
まさに「警察は一種の巨大企業」なのだ。
○警察の常識は一般の非常識
警察官の価値観は、体育会系で、集団行動の規律遵守が常識。
何かあれば連帯責任、風邪を引いても精神のたるみと言われてしまう。
ひょえー。
まぁ、想像通りと言えば、想像通りなのですが。
○過酷を極める警察官の日常・警察署長はもっと過酷
現実の署長は一人暮らしで、常に待機状態。
書類を読み続ける過酷な生活。
警察ドラマがあまりにも事実とかけ離れているので。
「ふざけるな」という思いで、警察署長の多くは警察ドラマが嫌い。
そうだろうなぁ……。
ということで、勉強になりました。
是非1冊購入して、お読みになることをお勧めします。
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