「著作権百選」出版認める 教授は著作者でない 知財高裁判断
「著作権百選」出版認める 教授は著作者でない 知財高裁判断
ギャグのような裁判例ですが。
これ、次の百選では、当然に収録するのでしょうね、有斐閣さん。
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「著作権百選」出版認める 教授は著作者でない 知財高裁判断
2016.11.14 19:44更新
(略)
鶴岡稔彦裁判長は「大渕氏が著作権法で保護される著作者とはいえない」と判断した。
有斐閣は大渕氏を編者から外した改訂版を昨年11月に出版することを計画。昨年10月の地裁決定は大渕氏を旧版の著作者の一人と認めた上で、改訂版の判例と解説者の大半が旧版と一致しているとし、大渕氏の氏名を編者として表示しないことは権利の侵害だと指摘した。
だが、知財高裁決定は大渕氏はそもそも旧版の原案作成に具体的に関与しておらず、実質的にはアドバイザーの地位にとどまっていたと指摘、差し止めを求める権利はないと判断した。
http://www.sankei.com/affairs/news/161114/afr1611140023-n1.html
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俺の名前を勝手に外したのはけしからんと、こぶしを振り上げたけど。
アンタ、そもそも差し止め権限ないじゃんよ、と言われたと。
著作権関係の執筆者として、ちょっと恥ずかしいかも。
この後、当事者間がどうなるかも気になりますが。
それよりも、共著などの場合、勝手に名前を抜くのは危険ってことですね。
本件も、報道を読む限り、コミットの仕方次第では、危なかったのかも。
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