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2017/02/10

書く力 私たちはこうして文章を磨いた その6

書く力 私たちはこうして文章を磨いた その6


「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」
 池上彰・竹内政明
 朝日新聞出版 2017年1月30日第1刷発行
 朝日新書600

 続きです。

...読者に展開を予想させないテクニック
  巧みなブリッジのかけ方②

....P42
池上 (略)
 まずは、「読者を惹きつける書き出し」。次に、「読者に予想させない展開」。最後に、「書き出しと結びつけたオチ」。これは、一般の方も、参考になる構成方法だと思います。

◆最初と最後で繋ぐ、これは基本ということですね。

...文章に必要な「部品」は探しにいくもの
  文章と文章をつなぐブリッジを見つける①

....P46
竹内 (略)
 それはまずいという、配慮と言えば聞こえはいいですが、私なりの
「保険」をかけたわけですね。15年も新聞のコラムを書いていると、「これはまずいかな」という保険の感覚だけは、少なくとも磨かれていくんです。

池上 よくわかります。「保険」をかける感覚は、何かを発信したいと考えている人にはとっては、とても大事ですよね。

◆このセンスは大事ですね。

 ただ、twitterやlineで、思いつきをそのまま発信する人には無関係。
 本書は、文章は推敲することが大前提ですから。

....P48
竹内 (略)
 書き出しの部分と締めの部分が決まったので、あとは真ん中をどうするかとなり、うまい具合に投書が探し出せたので、無事に書ききれたという具合です。語れば語るほど、身も蓋もありませんけど。

池上 ポイントは、原稿に必要な部品は自然と目の前に現れるのではなくて、自分から「探しにいく」というところだと思いますね。そうか、文章というのは、こうして作っていくものなんですね。とても参考になりました。

◆よほどの博覧強記でない限り、つなぎになるリングは、そうそう簡単出てこない。
 そんな時は、見つかりそうなところに、「散策」してみるということなのでしょう。

 続きます。

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