あなたのために1万円分の書籍を選びます
あなたのために1万円分の書籍を選びます
なるほど。
これはアイディアですね。
目利きであることを商売に活かす方法を見つける。
これは、地域の中小企業に大きなヒントになりそう。
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行列のできる本屋さんの秘密
北海道砂川市に「いわた書店」という本屋がある。このお店が提供するサービスは「1万円選書」だ。顧客に詳細なアンケートを行い、「あなたのために1万円分の書籍を選びます」という内容だ。
書籍は大量生産の商品しかなく、書店に「あなたのためだけに書かれた本」はない。しかし、アンケートを基に「あなたのためだけに選んだ1万円分の本」は世界に一つの組み合わせだ。一冊一冊はアマゾンでも買える「モノ」だが、選ばれた本の組み合わせは唯一無二の「サービス」だ。
つまり、モノとサービスを組み合わせたセミオーダーとなる。いわた書店がこうしたサービスで話題となったのはもう何年も前だが、現在も申し込みは抽選となっている。地方の小さな書店としては異例の人気ぶりだ。立地と品ぞろえ以外で個性の出しようがない書店にとって、オリジナリティーを発揮できる余地はこういった選択、つまり「サービス」にしかない。
(「ライザップはなぜ平凡なビジネスで大儲けできるのか?」ファイナンシャル・プランナー 中嶋よしふみ 2017年02月12日 05時55分)
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170209-OYT8T50072.html?page_no=3
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キーワードは、文中でそのものが出てきませんが。
要するに「パーソナライズ」なんでしょうね。
で、この記事の後段では、ライザップの悩みが出てきますが。
これはある意味、マスプロ化した部分を持つがための悩み。
高付加価値を売りにしても、規模を拡大すれば、手足がついていかない。
細かい対応ができる人間が、今のご時世、どれだけいるか、である。
仮に増やせても、ノウハウを与えた従業員独立されてしまうジレンマがある。
つまり、業種は違うが、かつてのクイーンズウェイの二の舞になるわけだ。
その意味で、地域の中小企業は、規模を拡大する必要がないことが強みになる。
適正規模で、「……なら……に任せろ」を実現すればよい。
もちろん、その目利きである強みを持っていなければ、そもそも論外。
しかし、誠実に商売をしていれば、何かがあるはずだと思う。
もしそうでなければ、それは誠実さの意味を間違えてしまったのだろうとも。
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