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2017/03/08

FBIアカデミーで教える心理交渉術

FBIアカデミーで教える心理交渉術


FBIアカデミーで教える心理交渉術
どこでも使える究極の技法
ハーブ・コーエン
川勝久訳
日経ビジネス人文庫
日本経済新聞社 2015年1月5日1刷発行

 1981年10月三笠書房発汗の改題を日経が2011年に発刊。
 これを文庫化したもの。

 JALの交渉代表者達である日本人の使った手法がエグい。
 2時間半説明させた上で、説明がわからなかったと。

 にっこり笑って、繰り返して下さいと。
 (P53~55)

 言葉が通じないふりなのですが。
 JALでこんな恐ろしいネゴシエーターいたとは。

 うーん、何故倒産したんでしょうね。
 というか、多分早めにゴールデンパラシュートなのか。

 著者のいう教訓は、出会ってすぐに自分の知性を証明するなと。
 たとえ回答がわかっていても、質問する側に回れと。

 観察して、自分の聞く量と話す量との割合を掴めと。
 なるほどねぇ。

 使うかどうかは別にして。
 知っておくに若くはないか。

 そして、最終提案の4要件もエグい。

1 ケーキに砂糖の衣をかけること

 最後まで逃げないように、自分以外の選択肢を与えないでおくか。
 十分に投資させて、最後に最終提案すべきで、最初に言っちゃだめ。

 うーん、要は、誠実な交渉者って。
 ビジネスでは罪だというメッセージなんだろうな。

2 やんわりと人当たりがよいこと

 これは説明を要しないだろう。

3 手出しを封じる方法

 自分の最終姿勢は、常に記録文書にしておけと。
 抵抗されても、予算や会社の方針などで切り返せと。

4 限られたものの中から選ばせる

 相手を八方ふさがりにして、他を選ぶ環境に置くなと。
 逆に、相手により望ましいものを選べるようにしろと。

 相手の選択肢を広げることを避けて。
 提示した選択肢から選ぶように誘導しろと。

 うーん「勇午」の世界ですね。

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