「野田聖子・総務相 8000万円父親献金に贈与税逃れ疑惑」って
「野田聖子・総務相 8000万円父親献金に贈与税逃れ疑惑」って
政治的思想の色がついた、浦野教授の発言だというのがミソです。
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野田聖子・総務相 8000万円父親献金に贈与税逃れ疑惑
NEWSポストセブン / 2017年8月7日 7時0分
(略)
野田氏の政治資金収支報告書を辿るとそのことがわかる。確認できるだけでも、稔氏は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄附し続けた。
さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄附金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。
稔氏は野田氏の3度目の入閣の晴れ姿を見ることができずに2015年7月に83歳で亡くなったが、娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた。とくに2011年は政党支部だけで上限に近い1950万円が一度に寄附された。税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。
「政治献金は寄附する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄附を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。
高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」
(略)
「野田氏のケースは表向きは父からの政治献金で、法的にも適正に処理し、法令違反はないと考えているかもしれない。しかし、税法では『法的実質主義』の原則がある。形式がどうあれ、実質的に贈与と見なされれば適正な課税を行なうべきという考え方です。政治団体は公益法人扱いで国税も介入するのは控えているが、政治献金の形式をとっていても相続税や贈与税対策の意図で行なわれたのであれば、課税されるべきだと考えます」
(略)
※週刊ポスト2017年8月18・25日号
https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_602167/?p=2
▽
つまり、浦野教授は、何を言っているかと言えば。
租税法律主義を曲げてても課税せよ、と言っているわけです。
うん、租税法学者の自殺行為ですね。
租税法学者なら、あり得ないレベル。
また、租税回避事案だ、というのであれば。
その意図が明確に立証できる必要がありますけれど。
「相続税や贈与税対策の意図で行なわれた」をどこで認定するのか。
浦野教授が、何故か、対策書類を目にしたというのなら別ですが。
火のない所に煙を立てる皆さんの流れに沿った発言ですね。
特定の色のついた人が、都合のよいソースを求めて取材する。
ちなみに、どういう色かは、「北野弘久・浦野広明」でググってね。
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