「Excelの数式入力のコツ」その5 「INDEX関数のワンパターン化」って
「Excelの数式入力のコツ」その5 「INDEX関数のワンパターン化」って
計算ミスが激減する
Excelの数式入力のコツ
-数式をワンパターン化すれば
Excelの作業は驚くほど速くなる!
村田吉徳
技術評論社 2017年6月8日初版第1刷発行
続きです。
「INDEX関数のワンパターン化」って。
これ、要するに、MATCH関数と組み合わせよと。
INDEX関数+MATCH関数のセットって。
著者のコンセプトである、
コンセプトは、関数の引数をコピーフリーにする。
そのために、引数は、算式の外に出してしまうべきだ。
ということにまさにピッタリなわけです。
どういう場合に使うかというと。
順番に同じようなデータが並ぶとは限らないテーブル。
そのテーブルの内容を、別のシートに集計かけたい。
ビジネスでよくあるニーズですが、こういう時使う。
もちろん、表形式が全て同じなら、簡単に串刺しできますが。
そうじゃないのが実務なので、このパターンの有用性は高い。
ということで、まずはINDEX関数。
=INDEX(検索対象範囲,行(Row)番号,列(Column)番号,領域番号)
最後の領域番号は、検索対象範囲を複数指定する場合以外省略可。
「札幌の中央区で、北4条、西四丁目」というようなイメージ。
アドレスを、行番号と列番号で取り出すわけです。
ただ、A5などの表記は列・行の表記なのですね。
行列だと、5Aというか、(5,1)、R5C1のように見ることになります。
本書では書いてありませんが、ここでも検索対象範囲は「名前」が使えますね。
すると、=INDEX(テーブル1,5,1)のようになります。
この、(5,1)部分を、本書のコンセプト通り、外出しします。
行番号の列を挿入、列番行の行を挿入するわけです。
ただ、そのままだと、人間が目視で入れるのでミスが生じやすい。
そこで、自動的に列番号や行番号を抽出させようと。
このために、行ごと、列ごとにMATCH関数を使うわけです。
=MATCH(検査値,検索対象範囲,照合型)
照合型は、完全一致を使うので0とする。
たぶん、これしか使わないので、=MATCH(検査値,検索対象範囲,0)が基本。
これで、行番号、列番号が別途設けたセルで取り出せるので。
あとは、INDEX関数の引数で使えば、万事解決。
続きます。
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