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2017/08/19

「Excelの数式入力のコツ」その5 「INDEX関数のワンパターン化」って

「Excelの数式入力のコツ」その5 「INDEX関数のワンパターン化」って


計算ミスが激減する
Excelの数式入力のコツ
-数式をワンパターン化すれば
 Excelの作業は驚くほど速くなる!
村田吉徳
技術評論社 2017年6月8日初版第1刷発行

 続きです。

 「INDEX関数のワンパターン化」って。
 これ、要するに、MATCH関数と組み合わせよと。

 INDEX関数+MATCH関数のセットって。

 著者のコンセプトである、

 コンセプトは、関数の引数をコピーフリーにする。
 そのために、引数は、算式の外に出してしまうべきだ。

 ということにまさにピッタリなわけです。

 どういう場合に使うかというと。
 順番に同じようなデータが並ぶとは限らないテーブル。

 そのテーブルの内容を、別のシートに集計かけたい。
 ビジネスでよくあるニーズですが、こういう時使う。

 もちろん、表形式が全て同じなら、簡単に串刺しできますが。
 そうじゃないのが実務なので、このパターンの有用性は高い。

 ということで、まずはINDEX関数。

 =INDEX(検索対象範囲,行(Row)番号,列(Column)番号,領域番号)
 最後の領域番号は、検索対象範囲を複数指定する場合以外省略可。

 「札幌の中央区で、北4条、西四丁目」というようなイメージ。
 アドレスを、行番号と列番号で取り出すわけです。

 ただ、A5などの表記は列・行の表記なのですね。
 行列だと、5Aというか、(5,1)、R5C1のように見ることになります。

 本書では書いてありませんが、ここでも検索対象範囲は「名前」が使えますね。
 すると、=INDEX(テーブル1,5,1)のようになります。

 この、(5,1)部分を、本書のコンセプト通り、外出しします。
 行番号の列を挿入、列番行の行を挿入するわけです。

 ただ、そのままだと、人間が目視で入れるのでミスが生じやすい。
 そこで、自動的に列番号や行番号を抽出させようと。

 このために、行ごと、列ごとにMATCH関数を使うわけです。
 =MATCH(検査値,検索対象範囲,照合型)

 照合型は、完全一致を使うので0とする。
 たぶん、これしか使わないので、=MATCH(検査値,検索対象範囲,0)が基本。

 これで、行番号、列番号が別途設けたセルで取り出せるので。
 あとは、INDEX関数の引数で使えば、万事解決。

 続きます。


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