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2017/10/23

「ポニョ」舞台、町並み保存本格化へ 鞆の浦、重伝建に(朝日新聞)

「ポニョ」舞台、町並み保存本格化へ 鞆の浦、重伝建に(朝日新聞)

 もはや殆ど子供のいない町を今後どうするのか。
 生活者の視点がない話が、ずっと続いていくのでしょうね。


「ポニョ」舞台、町並み保存本格化へ 鞆の浦、重伝建に
広津興一、天野剛志 朝日新聞 2017年10月20日17時10分

 (略)

 答申されたのは、江戸時代の「常夜灯」や町家などがあり、観光地となっている港街周辺の約8・6ヘクタール。寺社、港湾施設なども良好な状態で残るが、そのために中心部を通る道が狭く、交通が不便という課題を抱えてきた。重伝建の制度ができた1975年に国と県の補助を受けた市教委による調査が始まる一方、県は83年に港沖を埋め立てて、架橋する計画を策定した。

 これに対し住民グループが景観保護の観点から反発。2007年、県と市の埋め立て免許交付の差し止めを求めて広島地裁に提訴した。一審は鞆の浦の風景を「国民の財産」と述べ、住民側勝訴の判決を言い渡した。その後就任した湯崎英彦知事が12年に計画撤回を表明。広島高裁で昨年、住民側の訴え、県側の免許申請が同時に取り下げられ、訴訟が終結した経緯がある。
 (略)

http://www.asahi.com/articles/ASKBL65Y2KBLPITB00Q.html?iref=comtop_8_01

 鞆生まれの祖父母世代は、鞆に住み、鞆に働く。
 しかし、父母世代は、鞆を離れ、市街地に近い水呑町などに住む。

 それでも、芦田川は渡らない。
 精神的な距離の線なのだろうと思う。

 これが、その次の世代になると、子供の教育を考えて。
 福山の市街地・神辺あたりに住むようになる。

 鞆に住むと、通学だけでどれだけの時間が掛かるのか。
 塾に行くどころではなくなると分かっているからだ。

 祭りがあっても、子供達の数がほとんどない。

 では、どうしたら、子育て世代が鞆に住んでくれるのか。
 文化遺産を残せという人たちは、その答えは出してくれない。

 まぁ、鞆に住まない限り、鞆の道路状況の悪さは分からないでしょうね。
 なにせ観光バスが立ち往生して、引き返すのすら見たことがあるのです。

 時々、観光客が離合で動けなくなって、渋滞を起こしている。
 それだって、事故が起きれば、笑い事じゃないのだが。

 まぁ、いっそ年寄りばかりの町になれば。
 何も悩むことはなくなるだろうな、そういう諦めの気持ちかもしれない。

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